> 詳細内容
2014年
1月:1,
2月:1,2
3月:1,2,3,4
4月:1,2,3,4
5月:1,2,3,4,5
6月:1,2,3,4


2013年
1月:1,2,3
2月:1,2,3,4
3月:1,2,3,4
4月:1,2,3,4
5月:1,2,3,4,5
6月:1,2,3,4
7月:1,2,3,4
8月:1,2,3,4,5
9月:1,2,3,4
10月:1,2,3,4
11月:1,2

2012年
1-1,1-2,1-3,1-4
2-1,2-2,2-3,2-4
3-1,3-2, 3-3
5月:1,2,3,4
6月:1,2,3,4
7月:1,2,3,4
8月:1,2,3,4
9月:1,2,3,4,5
10月:1,2,3,4
11月:1
2014.6.23(月) 日本(沖縄)
Jackoちゃんのピザ

 今日は作業休日。私達は写真の整理をしたり日記を書いたりしていたが、もう一人のウーファー、香港からのJackoちゃんはピザを作るんだと、昨日スーパーでお母さんに買い揃えてもらった材料で午後4時からピザ作りを開始。香港も沖縄も気温が高いので常温で発酵できてしまうようだ。そういえばイタリア人ウーファーも時間をかければ室内の温度が低くてもそれなりに発酵すると言っていた。母が通っていたベターホーム協会という所ではやけに厳しく発酵の温度管理を教えていたようだが、世界各国ではゆるーい感じでパンを作って楽しんでいるようだ。

香港のレシピは容積はガロン、焼き型の大きさはインチ表示なので、日本のグラムとセンチメートルに換算して計算していた。

Aは温水120g、ドライイースト4g、はちみつ15g、Bは強力粉(あるいはピザなら中力粉もいけるはず)250g、塩2.5g。

台の上にドーナツ状にした小麦粉。中にAのイースト菌汁を入れて優しく円周を取り崩すように中に入れて混ぜていっていた。

2時間発酵。やや気温が低くてあまり膨らまなかった。やっぱり湯せんした方がよかったみたい。

 生地を薄めにしたせいか、計画したよりも多くできたピザ。様々な具でバリエーションを楽しみつつ赤ワインもあって、お腹一杯になるまでピザを満喫した夜だった。

ミックスシーフードのトマトソースピザ

奮発してモッツァレラチーズでマルゲリータ

グヮカモレと玉ねぎ

ナスと赤ピーマンのトマトソース

 最後に今日のおまけの写真は、「猫は頭上から降ってくる納豆をたべるのか」という実験。納豆のだし汁に魚だしが入っているので、一匹を除いて皆、もりもりと納豆を食べ始めた。

 途中から怪訝な表情となり食べるスピードはかなり落ちたものの、微妙な表情のまま全てを食べきって終了。健康になることは間違いない。







2014.6.24(火) 日本(沖縄)
オクラアート

 再び豪雨の中で女性はオクラの収穫、夫はうっちんの草取り。上下ウォータープルーフで作業していると豪雨の中でも意外に普通に働けてしまう。人間って何にでも慣れるもんなんですねぇ。

 雨が多いのとカメムシが多いのでオクラの状態はあまり芳しいとは言えない。オクラは虫に食われると食われた場所の成長が止まって、結果、曲がったオクラができあがる。普通に茹でて食べる分にはまっすぐなオクラとそん色のない味なのに、曲がったオクラは出荷できずに不具合品扱いになってしまう。「味さえ変わらなければ虫食いでも買います!」という人、実は結構多いのだと思うんだけど生産者にその声は全然届かない。

 っつーことで不具合品の曲がりを使って名前を作ったりしてみた。

 夕飯は近海のマグロ、白身魚とイカのお刺身、それにカボチャの煮つけとご飯。沖縄では近海でマグロが獲れるので冷凍されていないマグロを手軽に楽しめる。脂ののりは東北と比べると全くないが、それでも冷凍されていないマグロの味は素晴らしい。









2014.6.25(水) 日本(沖縄)
スーマンボースーとは?

 午前中は今までの土砂降りが少しおさまった曇り空の下で、ゴーヤのネット吊り下げ作業。面白いくらいに泥だらけになったので記念撮影。

 昼食を食べ終わった頃から滝のような雨になってきた。沖縄では梅雨の終わりにはいつも、こうした物凄い豪雨になるんだそうだ。

 「梅雨明け直前のこの豪雨をスーマンボースーと言うんですよ」と農園を訪れていたお客さんに言われた。調べたら「小満芒種と書く。立夏と夏至の間にある小満、芒種という二つの節気のことで、沖縄ではこのころが梅雨の時期にあたる。つまりスーマンボースーは梅雨のこと。」(weblio辞書)とあった。でも、ここじゃぁ特に豪雨を指して言っている。



濡れない家の中から見ている分には面白く感じられるが、この中に足を踏み入れて農作業すると思うとかなり勇気がいる。そんなお天気だった。


2014.6.26(木) 日本(沖縄)
梅雨明け

 今朝、Jackoちゃんが香港に向けて帰国。といっても大阪経由なので今日は関空まで。

 帰ってきたら店長に昇格が約束されているスタバーには戻らず、できれば大学に行きたいと言っていた。日本と同じくやはり香港でも学歴が就職に優位に働くようだ。EQがとても高いJackoちゃん。高卒で社会に入ったものの、学歴で人に差違を付けられるくらいなら学歴を付けた方がいいという判断をしたようだ。

 一度社会に出てから復学して、再チャンスに挑む人を受け入れる度量は日本より香港の方が広いみたい。

 スーマンボースーが過ぎ去ってテレビでは沖縄の梅雨明けが宣言された。久しぶりに見る青空は本当にすがすがしくて気持ちがいい。

 畑ではオクラがどんどん成長してやがて自分の背丈を追い越すのではないかという高さになってきていた。こうなると体が葉の下に隠れるから涼しく収穫ができて都合がいい。もっと高くなったら顔も隠れて尚いいなぁ。






2014.6.27(金) 日本(沖縄)
新しい作業は・・・

 午前中はうっちんの草刈り。絶え間なく草を刈る作業は有酸素運動になるようで体重の減少がいつも楽しみだ。

 午後からは新しい仕事。

 うっちんの畑に「鶏のうんち」をまく作業だ。鶏糞は近所の養鶏所から無料で頂いている。養鶏所では穀物などを混ぜて発酵させた「発酵鶏糞」は有料で販売しているが、発酵前のフレッシュ鶏糞は養鶏所としては経費をかけて捨てなければならない。だからフレッシュうんちを引き取ってくれる人がいたらウェルカムだということで、ここの農園に運んできてくれるのだ。

 農園では、本当はそれを天日で乾燥させて裁断したススキなどを混ぜて発酵させて自家製発酵鶏糞として使いたいところなのだが、今年は雨続きで乾く暇がない。ススキを混入しても発酵があまり進まない。結果、畑にまく鶏糞は本当に生々しい臭いを放ちまくりの代物で、軍手を通して指にしみついた臭いは石鹸でも落ちないという頑固さ。ビニール手袋をして、その上から軍手をすることにした。

 お父さんがトラクターを改造した荷台に積んできた鶏糞を、皆でしゃべるや馬鍬ですくって畑にまく作業は、上腕筋、胸筋など主に上半身にくる。これを続けたら逆三角形の体になりそうな作業だった。


2014.6.28(土) 日本(沖縄)
オクラの新しい食べ方

 午前中はオクラの収穫。午後からはうっちん畑の草刈りだった。うっちん畑の草は当のうっちんよりも雑草の丈が高くなっていて豪快にばっさり、ばっさりと草を刈ってうっちんを発掘するような感じにさえなっている。

 草取りは鎌を使って行うが、指の筋肉を著しく使うようで、深夜2時に突然両腕の肘から指先までが痺れてとにかく痛む現象が起こっていた。お父さんとお母さんに聞いたら急激に筋肉と筋を使いすぎるとなるのだという。ウーファーの中でスポーツをしていた人がいて、彼から腕と指のストレッチを行ったらとアドバイスを受けてからは大分よくなってきた。ストレッチするだけでもかなり痛むのだが、伸ばしていると徐々に痛みがイタキモに変わってくる。ここまでストレッチをしておくと夜中にいきなり痺れて痛む事はなくった。

オクラの畑

うっちんの畑

 さて、今夜はお母さんが外出してしまったので夕飯は私が担当となった。お父さんがテレビで見たというオクラのパンケーキ風の食べ方をやってみるチャンスだ。

 まず、オクラとろろを作る。オクラは塩で揉んで表面の固い産毛を取り、熱湯に入れて4分ほど茹る。茹ったら美しい緑色が退色しないように水にさらしてさましてから、ヘタを取って適当な大きさに切ってミキサーに入れる。別にかつおや昆布などのだし汁に醤油、砂糖、みりんを加えたいわゆるしょうゆだしを用意しておき、これもミキサーに入れてオクラと一緒にミキサーにかけると、やがてもってりとしたオクラとろろができあがる。だし汁を少なめにするかあるいは白だしを使うと美し色が楽しめるようだ。

 このとろろに島豆腐、卵、おから、塩・こしょうを加えてパンケーキ風に焼いてみたのだが予想ほどおいしくなかった。単純に島豆腐にとろろをかけて食べた方がよかったみたい。


2014.6.29(日) 日本(沖縄)
メイクマンでものすごい夕日、そしてラーメン

 作業休日でシーツを洗濯したり、部屋を掃除したりしてあっという間に一日が過ぎようとしていた夕方、お父さんとお母さんが名護のショッピングエリアまで買い物にでかけるというので、私達も一緒に連れて行ってもらうことにした。

 名護の中心部には古くからの商店街や市場もあるが、少し郊外のバイパス沿いにイーオン初め様々な店が立ち並ぶショッピングエリアがあり、どうしたって活気はそちらに移って市街地が空洞化している。

 今日向かったメイクマンもそんなショッピングエリアにあり、DIYに必要な工具から農作業で女性がかぶる帽子、果てはノートなどの文具からシャンプーに至るまでホームセンターとドラッグストアーのジャンルをカバーしているお店だった。

 メイクマンでお父さんは鎌、お母さんは猫の餌、私達は私用の麦わら帽子とイタリア語学習用のノートを買って外に出ると燃えるような夕日に彩られた大きな空が広がっていた。その夕日を見てなぜかお父さんが「そうだ、皆でラーメンを食べて帰ろう!」と言いだし、同じ敷地内にある札幌ラーメン屋さんでなぜか皆で豚骨醤油ラーメンを食べて帰ったのだった。沖縄で生き残るためには札幌ラーメン屋とて豚骨を出さなければならないという事実、店名が「さんぱち」でもラーメンは全然380円ではないという事実を噛みしめながらも、久しぶりのラーメンを大変おいしく頂いたのだった。



Copyright (C) 2008 World Mover All rights reserved