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2014年
1月:1,
2月:1,2
3月:1,2,3,4
4月:1,2,3,4
5月:1,2,3,4,5
6月:1,2,3,4


2013年
1月:1,2,3
2月:1,2,3,4
3月:1,2,3,4
4月:1,2,3,4
5月:1,2,3,4,5
6月:1,2,3,4
7月:1,2,3,4
8月:1,2,3,4,5
9月:1,2,3,4
10月:1,2,3,4
11月:1,2

2012年
1-1,1-2,1-3,1-4
2-1,2-2,2-3,2-4
3-1,3-2, 3-3
5月:1,2,3,4
6月:1,2,3,4
7月:1,2,3,4
8月:1,2,3,4
9月:1,2,3,4,5
10月:1,2,3,4
11月:1
2013.5.21(火) メキシコ(カンクン)
ゆるキャラ流行り

 この宿でNHKを見ている限り、日本全国津々浦々「ゆるキャラ」流行りである。

 色んな地方のキャラクターの中でも群を抜いて人気なのが熊本出身の「くまもん」であると、私達の旅仲間の一人が興奮して教えてくれたのは昨年12月のことだった。

 そして新宿の紀伊国屋をのぞけば「くまもん」本が並んでいて、人気を実感したのが年末。

 そして、ここカンクンでついに「くまもん」を持って旅するご夫妻にまで出会ったというわけだ。

 この世界一周中のご夫妻は出会った人に「くまもん」を持ってもらって写真を撮るというのを行っているんだそうだ。こうして晴れて我々もくまもん一族になった、今日が記念すべき日なのである。

 これとは別にNHKの特集で「きゃりーぱみゅぱみゅ」がアメリカ合衆国の主要都市でライブを行った時のドキュメンタリーを放映していた。無意味な歌詞、電子的な音楽、荒唐無稽な派手グロ可愛いファッション、顔は無表情なのにめちゃくちゃ踊る本人とバックダンサー。全てがある意味「日本」な感じで、付きぬけていて面白かった。いけいけ、ぱみゅぱみゅ。英語なんて話す事ないぞ!そのまま、貫け、ぱみゅぱみゅ。と画面に向かって声援を送った。


2013.5.22(水) メキシコ(カンクン)
素敵なプレゼント

 去年知り合ったTさんはカンクンの旅行代理店で働いている。この一年間で素敵な彼氏ができて、先日の食事会にも彼氏と来てくれた。メキシコではお友達とのお食事会にはパートナー同伴が普通だそうで、そういう文化はとってもいいなぁ。

 その食事会で私達がサルサのレッスンDVDを買った事を覚えていて、今日はそのDVDを見ながら皆でサルサを踊ろうと遊びに来てくれたのだった。

 Tさんもその彼氏もサルサが大好きでDVDを見ながらすでに体が動き始めている。レッスンDVDには音楽が入っていないので、TさんのiPodでサルサミュージックをかけて二人はサルサを踊り始めた。もう誰にもついていけないレベル。ものすごい上手い。

 ひとしきり二人で踊った後は、彼氏は私のお相手をしてくれた。セミプロ並みの彼はリードもうまいので初歩のステップながらも気持よく踊れた。毎週日曜日に1時間ずつ、公園でサルサレッスンをしてきたので多少は踊れるようになっていて楽しかった。

 明日はいよいよカンクンを離れるという日に素敵なプレゼントをもたらしてくれて、Tさん、ありがとう!


2013.5.23(木) メキシコ(カンクン)
アディオス、カンクン

 今日でカンクンともお別れた。

 朝のうちにオーナーとお別れをしてから最後にサッポロ一番で自炊の昼食。12時半の空港行きのバスに乗って1時に空港に到着した。

 フライトは午後5時15分なのだが、3ヵ月前にミラノから来る時にこのNeosという航空会社は直前に飛行時間を3時間前倒ししてくれた為に、私達は飛行機に乗り遅れてかつチケット買い直しという苦い経験をしている。

 まさかとは思うが前回の失敗を踏まえて4時間前に空港に到着したのだった。はやすぎて出発掲示板にまだ表示されていなかったので空港のインフォメーションに聞いたら該当の便は予定通り午後5時15分発ということで一安心したのだった。

 3時間半前から人が並び始めて3時間前にチェックイン開始する頃には長蛇の列となっていた。ここの航空会社は航空チケットに出国税を含んでいないのでチェックインカウンター手前で税金を徴収するために時間がかかるのだ。一人450ペソ、あるいはUS$35あるいは27ユーロという高額はインターネットでチケットを購入する際には一切説明がないので、中にはごねるお客さんもいた。私もなーんか釈然としないけど払った。

 まぁ、そんな事もありつつも無事に出国手続きも終えて待ち合いロビーで待つ事2時間。喉が渇いたけど600mlの水350円をどうしても出す気がしなくて我慢してしまった。だって町じゃぁ60円くらいだったからね。こういう時には本当にテロリストを恨みたくなる。

 飛行機はやや曇り空ながらも美しいカリブ海のホテルゾーンを一望のもとに見せてくれてからキューバなどを通りながら北東へと進んでいった。

 機内での映画上映もあったが、食事のスプマンテでほろ酔い加減になってほとんど寝て過してしまった。格安航空ながら真空パックのパルミジャーノ・レッジャーノがついていたり、食後にグラッパがふるまわれるなど心憎いサービスがイタリア的だった。明日になったらイタリアだ。では、おやすみなさい。


2013.5.24(金) イタリア(ミラノ)
ちっとも気温があがっていないゾ

 飛行機はローマを経由してミラノに30分遅れで到着した。

 この便はちょっと変わっていて、カンクンからローマに到着してローマ下車(便?)の人を降ろしてからそのままミラノへと飛ぶようになっていた。

 ローマで30分の遅延をもたらした理由の一つにはローマ下車なのに到着に気付いていない女性乗客が一人いた事だった。フライトアテンダントが何度も機内の残留人数を数えて回っているのに数が合わない。3度目くらいに回った所でようやく一人の女性が気付いて降りていった。

 同じ料金だからこっそりミラノ観光をして帰ろうと思っちゃったんだろうか。ったく。

 ともかくも午後の早い時間にミラノに到着だったので30分の遅延は問題にはならなかった。空港から市内へのシャトルバス(片道10ユーロ)に乗って中央駅に到着。そこからタクシー10ユーロで3ヵ月前にも宿泊したホステル・カリフォルニアという安宿に到着。もう慣れた道のりだ。

 今日から寒波が来たということで朝から冷たい雨が降り、午後は晴れているものの冷たい風が吹いて安宿の中はシンシンと寒かった。真夏のカンクンから来た私達にとっては2月の雪のミラノからちーーーっとも気温が上がっていないように感じられて、寝る時には中綿パンツとユニクロの薄いダウンジャケットを着て寝るというフル装備になった。ヨーロッパ、寒い。


2013.5.25(土) イタリア(ミラノ)
怒涛のショッピング

 ミラノ初日はパピニャーノという通りでメルカート(青空市)が行われる土曜日にあたっていたので、朝からパピニャーノに向かった。

 冬のように鉛色の空から冷たい雨がふる一日だったが人出も多く、見ているうちに必要な物が次々とみつかって思わず色々と買ってしまった。私は夏物の帽子(6ユーロ)、Tシャツと運動用の短パン(各2ユーロ)。短パンは良く見たらspeedというメーカー。これはお値打ちだ。夫はTシャツ2枚(4ユーロ、1ユーロ)、長袖Tシャツ1枚(4ユーロ)、夏用短パン1枚(2.5ユーロ)。Tシャツはエスオリバーというブランドが1枚みつかった。なかなかいい感じの色合い。短パンはsisley。かなりピチピチなんですが、「これからもっと痩せるから」と購入。やっぱり、興奮しますね、メルカートは。

 お次はアウトドアのデカスロンDecathlon。ここでも必需品の購入。スポーツタオルもウォーキングシューズもリュックも靴下も一新だ。こうして考えるとアイテムは多く買ったが、どれも必需品。そうとうボロボロになった物たちとミラノでお別れだ。

 で、最後に向かったのがイタリア版ユニクロとも言うべきO.V.S。ここで私のジーンズを購入。2年前にメキシコ・シティで買ったジーンズは伸びてしまったのと痩せてきたのとでブカブカになってしまったからだ。嬉しい買い換えだがslimを買ってしまったのでこれから気が抜けない。年末までこの体型を保てるのか?

 イタリア、特にメルカートの開催される大都市は新中古の衣類の流通があり、その価格はフランスよりも安くハンガリーのように着古しではない。ショップでは最大70%オフにまでなる夏冬のバーゲンがあり、年間を通じてコスパのいいアウトドア製品が手に入る。しかも、全体的にセンスがいい。値段とクオリティーを総合して考えるなら、私達が最近訪れる国々の中では一番、買物をしたくなる国だ。


2013.5.26(日) イタリア(ミラノ)
Corso Comoとチャイナタウン

 ガリバルディ駅Garibaldi駅から徒歩3分にコルソ・コモという小さな通りがある。洒落たブティック、レストラン、バーが並ぶ小粋な通りだ。

 目的の「10 Corso Comooディエチ・コルソ・コモ」が日曜日も開いているということで訪れてみた。コルソ・コモ通りは最近のガリバルディ駅周辺の再開発に伴う超近代的ビルを背景に、ますますカッコいい感じになっていた。

 今日の目的は著名なシェフのレシピと盛り付け写真が分厚い一冊の本になっている物を物色しにきたのだ。うーむ、高い。そして重い。前回に見た時と同じ感想を持って本日も買わずに書店を出た。この書店はディエチ・コルソ・コモ内にある。ここは大きな庭付きの邸宅がレストラン、バー、ショップ、アート・エキシビション、書店にわかれている総合ショップで、屋上には気持のいいガーデンテラスもある。

 アート・エキシビションはピューリツァー賞などを撮った報道写真の展示だったから、社会的問題を取り上げた物がほとんどだった。コルソ通りのお客様は知的関心も高いようでエキシビションには人が多く入って、1つ1つの解説を丁寧に読みながら進む人が大勢いた。写真に写しだされている人は決してこのショップには来ないし、ここでエキシビションを見ている人は恐らく写真の場所にはいかないだろうし、そういう知り合いも身近にいないだろう。晴れ渡った日曜の午後、写真の被写体と写真を見る人の間にある深い溝もまたリアルなエキシビションに感じられた。

 実はこのスノビッシュな場所から徒歩10分もせずにチャイナタウンへと行ける。飛び交う活発な中国語、路上で筍を見せ合う男女、「四川火鍋」などの感じの看板。これほど異なる雰囲気のエリアが隣合わせというのも面白い。コルソ・コモで15ユーロもするランチや8ユーロもするパニーニを食べずに、チャイナタウンの食材店のレジ脇でまだ少し温かい肉まん0.9ユーロ。

 ここでの目的は体重計の購入。昨日、デカスロンで見た24ユーロに対して中華ショップでは13ユーロで買う事ができた。作動時の動きがあやしく(ついたり、つかなかったりする)、体重が1kg軽いのがかなり疑問だが、とりあえずヨーロッパ滞在中はこの体重計を持って歩くことにした。


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