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2012.08.20(月) ガルダ湖ペスキエラ・デル・ガルダ(イタリア)
タイヤ探し、不発のショッピングモールと当たりのアウトレット

 週末にタイヤをパンクさせられたという事件があり、週明けの今日はプジョーの代理店契約をしている修理工場にスペアタイヤを探しに行くことになった。ネットで調べるとヴェローナ近郊には数軒の契約修理工場があるので、とりあえず市内に近い場所から訪ねることにした。

 最初に訪れた修理工場は若い夫婦が経営している小規模のところだった。カウンターの中で幼い子供が遊んでいるような所で、お父さんは英語が話せないのでお母さんが出てきて対応してくれた。

 お母さんによれば、タイヤというのは左右同じメーカーでないといけないらしい。私達のタイヤはミシュランのだったが、この修理工場には横浜タイヤとイタリアの何とかというメーカーのしかないということで、スペアタイヤは入手できず。

 この修理工場から一番近い別の工場を教えてもらって、ここを去った。

 次に訪れたのはフィアットなど他のメーカーの車とも提携しているディーラーに併設の工場だった。規模も大きくて期待できそうだったのだが、タイヤの在庫を調べてもらったらやはり手持ちがないということでスペアタイヤが入手できなかった。近くにミシュランのタイヤ屋さんがあるから買えると言われたのだが、契約修理工場での修理と違って無料では手に入らないだろう。

 私達が車をリースしているのは「外国人に新車をリースする」というプロジェクトだから、シェンゲン条約の都合で通常は3ヵ月未満の貸し出しが多く、しかも新車なのでパンクすることは稀だろう。だからだろうか、今回のような事態には対応できていない。この分ではタイヤは手に入らなさそうだ。ま、これからは危険な場所に駐車しないようにして、パンクしないようにそろそろと走るっていうことで、スペアタイヤなしで残りの期間をやり過ごす。万が一パンクしたらその時に考えようと現状の問題はこれ以上追及するのは諦めることにした。

 私達が滞在しているガルダ湖からヴェローナまでの20kmの間にはアウトレットのショップ、スーパーマーケット、そしてショッピングモールなどがいくつもある。今日は残りの時間でショッピングモールに行ってみよう。

 ショッピングモールは映画館、フードコート、聞いた事がない地元スーパーを含む2階建てで面積もまぁまぁ広い、中級のファッションブランドがいくつも入ったモールだった。

 正直、ショップもスーパーもそんなに魅力的なラインナップじゃないけど、ガルダ湖のキャンプ場の暑さを逃れるバカンス客らしき人でどこも混雑していた。

 ここのスーパーでパンを調達して、モールのベンチで手作りサンドイッチの昼食を摂り、モールのショップを冷やかしてみたが、そんなに面白くもないので、もう少しヴェローナ寄りにある大型スーパーのAuchanで買い物して帰ることにした。

 Auchanの隣の敷地にもいくつか店が並んでいるので見てみようと立ち寄ってみたら、その中の一軒が図らずもデザイナーズブランドのアウトレットだった。売り場面積も広くてブランドも聞いた事のある物が多いのが50%オフなどになっている。メンズの夏用ショートパンツ、レディースの冬用コートでそれぞれ気に入った商品が見つかった。私はアルマーニのコートがいたく気になってもう少しで購入かという気分まで高まった。後日、再度訪れてもう一度試着したら熱は冷めたのだが、まったく興奮させられる予期せぬアウトレットの出現で、愉快な午後になった。

 このアウトレットの並びには中華食材店があって、お気に入りの辛い油の買い足しと「月餅」があったので思わず購入。久しぶりのアジアンスィート、旨し。

 それにしても、中国人というのは世界中のあらゆる場所で商売しているから驚かされる。お陰で出前一丁や醤油や味噌が手に入るから感謝している。







2012.08.21(火) ガルダ湖ペスキエラ・デル・ガルダ(イタリア)
ついにミシュラン二つ星のレストランへ

 最近、知り合った日本人のイタリアン・パティシエーレが先々週、ガルダ湖の近くにあるレストランに行って大変においしかったという情報を得た。

 レストランの名前はMiramonti L'Altro。調べてみたらブレーシアの北部にあるレストランでミシュラン二つ星を取得している。二つ星の割にはリーズナブルでとてもCPがいいというので、キャンプ場から今日の12時半に予約を入れてもらった。

 ブレーシアから北上してレストランのある町まで来たのだが、道に迷ってしまって近所のバールで道を訪ねたら、レストランに何かを納品しているという女性があらわれて車で案内してあげるからついていらっしゃいということになった。

 彼女のお陰で、わかりにくい裏通りにある一軒家のレストランにたどり着くことができたのだった。






 家の門の呼び鈴を押すと、フロア係の女性が出てきて門扉を開けてくれて家の中に招いてくれる。このアプローチからして単なるレストランとは違うなぁ。

 庭に面した窓から柔らかな昼の光が入ってくるダイニングルームにいくつかのテーブルがセッティングされている。お客さんは私達だけで、広々とした空間と全てのスタッフを一人占めする事になった。

 女性の私に渡されたメニューには値段が書かれていないのは、一流フランス料理店と同じ。女性に値段の心配をさせずに料理を選ばせるという超マッチョな文化だ。が、うちの場合はそうもいかないので旦那のメニューに書かれた値段を聞いて、内容を見て、家族会議の開始だ。一番安いビジネスランチメニューが50ユーロ、伝統的なセットメニューが80ユーロ、それに創造的なメニューを加えたのが95ユーロ、ボリューム満点のメニューが120ユーロ、あとはアラカルトだがアラカルトで2品注文するよりもビジネスメニューにした方が安いという価格設定だった。

 あれこれと協議していたら、厨房で働く日本人女性が出てきてアドヴァイスをしてくれた。ここのお店では日本人がちょいちょい修業に来ているようで、日本人の客さんも少なくなく日本人のフロア係も通常は置いている(夏休みで不在)というから驚いた。こんな不便な場所まで食べに来る日本人がいるのねぇ。彼女のアドヴァイスもあって120ユーロは日本人の胃袋には多過ぎるということなので80ユーロの伝統的なコースにした。これに私は料理に合わせて2種のワインが付く95ユーロのコースにさせてもらった。

 自家製と思われるとてもおいしいフォッカッチャとパンが運ばれて、ガルダ湖で作られているというロゼがグラスに注がれて、アミューゼが出てきた。アミューゼでは先の日本人女性が再び登場して、「マグロのカルパッチョ、ボッタルガのオリーブオイルクリームボールと様々なスパイスのカプチーノ仕立て添え」だと解説してくれた。このアミューゼが今日のメニューでは唯一、革新的というか想像的な一品でそういうのが好きな私達にはとても楽しい思い出に残る一品だった。

 前菜は、このレストランの伝統的な前菜盛り合わせと、フォアグラとトリュフソースをかけた牛肉のカルパッチョ。信じられないくらい柔らかい牛肉や生ハム、ポレンタとプリップリのミンチ肉など見た目は伝統的なものだが、今まで経験したことがない上質な味わいだった。

 プリモピアットは、このレストランを始めた先代のおばあちゃんの時代からの人気メニューだという、数種のチーズとポルチーニのリゾットと、鳥レバーのファルファッレ。リゾットはリゾットというよりチーズにお米が入っているといった方が近いほどチーズが濃厚だった。しかも、本当は2人から注文できるところを一人なのに作ってくれて旦那にも試食用に半人前注いでくれるという気前の良さ。チーズフォンデューのお米みたいなリゾットをおいしい、おいしいと食べているうちに胃にがっつりと刺激がやってきたのだった。鳥レバーのファルファッレはフィレンツェのマガツィーニという内蔵専門トラットリアで食べたカンゾウのパスタよりはさっぱりしてはいるが、それでも濃厚な味わいだった。

 メインはうずらかなぁ?小さな鳥の炭火焼ともう一品はミラノ風カツレツ。鳥の炭火焼はにんにくの効いたビネグレットとバルサミコのソースがどうにも魅力的だった。ミラノ風カツレツは従来の薄く伸ばした物ではなく、棒状になっているのだが中まで均等に火が入っているのが高等技術と言う感じの一品。しかし、見た目はボリュームが少なく見えるので夫はやや不満なようだった。

 そしてデザート。1つのお皿に4種類、他に個別に盛った2種類、そしてホームメイドのヴァニラジェラートにイチゴの熱いファッジをかけたものがついて、計7種類。これには本当に満足した。4種のデザートは左からフルーツの甘酸っぱい羊羹みたいなお菓子、ココナッツの入った焼き菓子、チョコレート、メレンゲの間にクリームをはさんだお菓子。別に盛った2種はカリッと焼いたパイ生地に冷たいカスタードクリームが入ったものと砂糖衣のピーナツ。

 ワイン2種類ははっきり言って飲み放題状態だった。少しグラスが空くとすぐに継ぎ足されてどんどん飲んでしまう。お料理は確かに伝統的ながら今までで味わった中では最高の品質の物ばかり。アミューゼからたっぷりしたデザートまで食べたたら下を向けないほどお腹一杯、かつ私はワインでグラグラに酔った。

 この日は8月のバカンス時期の平日の昼間。12時半にレストランに入ってから2時半に出るまでお客は終始、私達だけだった。それ故に、ものすごい贅沢な気分で食事ができたのだった。

 本当はこの後、ブレーシアの町を観光するはずだったのだが飲み過ぎた私が半分意識を失った状態なのでちょっと買い物だけして帰宅。生れて初めてのミシュラン二つ星レストラン体験inイタリーは素晴らしい経験だった。料理のレシピやプレゼンをも差し置いて、これだけ上質の素材を集められるという事こそが、イタリアン・レストランの真骨頂だという気がした。


2012.08.22(水) ガルダ湖ペスキエラ・デル・ガルダ(イタリア)
午前中のメルカートは失敗、夜のオペラは成功

 今日は忙しい一日となる予定だった。まず、自分達のキャンプ場があるペスキエラ・デル・ガルダからガルダ湖沿いに西へ15kmほどいったデセンツァーノで毎週水曜日に行われているメルカートに行く。そこではディオール、プラダ、アルマーニなどのアウトレットを売る店が出ているというのが私達の主眼だった。

 そこでたっぷり昼まで過ごした後は、一度キャンプ場に戻り夕方までゆっくりしてから、20km東のヴェローナに行って夜9時から始まるオペラを観る。

 これが今日の予定だったのだが、朝早くはりきってデセンツァーノに行ったらメルカートは昨日の火曜日に行われてしまったという事を知った。この情報を教えてくれた男性は「むしろ、昨日よりも今日の方が人が少なくて静かに素敵な町並みを堪能できる」と言ってくれたが、目的のメルカートを逃してしまった私達は妙に静かなデセンツァーノ、しかも朝早すぎてバール以外の店はまだ開いていないデセンツァーノを素早く歩きまわって帰ってくることになった。確かに、ちょっとしたハーバーがあり、町というか村の規模の割には名の通った洋服のショップも多く、感じのいいバールやレストランが多くあって落ち着いたいい雰囲気のリゾートタウンだった。

 予定がなくなって早く帰ってきてしまったので、午前中の残りはキャンプ場のプールに入る事にした。

 ここのキャンプ場のプールの横には小さいがジャグジーがついている。これが私たちの妙にお気に入りとなった。ジャグジーって何か低周波効果みたいのがあるのだろうか、これに入っていると消化も促進されて血中の不良成分も振り落とされる気がして気分がいい。

 問題は、お子様からお年寄りまでジャグジーは人気でなかなか空かないということだ。今朝はたまたま空いていてよかった。

 ジャグジーからあがってスーパーへ食料を買いに行き、お昼ご飯を食べおわってでかけようかと思った午後2時。キャンプ場から車で出られないことに気付いた。

 ここのキャンプ場は午後1時から3時までは本気のシエスタタイムで、この時間帯はプールの使用禁止、そしてバーが閉じられてキャンプ場への車の出入ができないようになっているのをすっかり忘れていた。

 仕方なく1時間ばかりをPCでドラマなどを見ながら過ごし、午後3時過ぎにヴェローナに向けて出発。

 途中で立ち寄ったSALDI(バーゲン)の文字が前から気になっていた店は、有名ブランド品を扱っているらしかったがバーゲンはほんの1割程度であまり面白くなかったので、すぐにヴェローナへと引き続き向かった。

 午後6時前にヴェローナに到着。前回、無料で駐車できる下町っぽい所で愉快犯にパンクさせられたのを反省して、今回は観光ポイントに近い有料の路上に駐車することにした。有料といっても1時間1ユーロな上に午後8時からは無料なので2時間分支払うと明日の午前8時まで有効のチケットが出てきた。これでよしよし。

 オペラ開始まであと3時間。夕暮れに赤く染まり始めたアレーナの外壁を見ながら食事ができるレストランがずらりと並んでいるが、席の埋まり具合はまだぼちぼちという所。私たちはちょっと早いけれど繁華街からちょっと引っ込んだ所にあるピッツェリアでマルゲリータ一枚5ユーロをテイクアウトして、向かいの土産物屋でビール2缶(7ユーロ)を買って、アレーナの入り口付近の遺跡っぽい石に座って夕食とした。さすがにイタリアだけあってピザは観光地でも値段が低めで味はいい。確か4年前も同じ店でテイクアウトしたっけなぁ。しかし、ビールは高い。これは次回来た時の課題だ。

 簡単に夕飯を済ませて、デザートは前回ヴェローナを訪れた時に通りかかって興味がわいたジェラテリアでジェラート。Savoiaという古くから営業している店で、よく見たらアレーナ前のレストランはこのジェラテリアと提携してデザートを出しているらしかった。多く売れているようだからというわけではないだろうが、値段はたっぷりの2スクープで2.2ユーロとリーズナブルな上にサッパリ系でなかなかおいしい。老舗だからとか、観光客が多く来るからということに関係なく昔ながらの味を守っているような雰囲気がよかった。

 午後7時半。会場に入ってみたが自由席とはいえ陽が当たる側だったせいか、陽が当たらなくなったとはいえまだ人が少なくて午後8時にきても余裕で席が確保できた。

 一日中灼熱に照らされていたローマ時代の石の席は「ほかほか」を通り越して「アツアツ」になっていて座っているとサウナに入っているような効果を感じる。「ローマ石サウナ」、これ、いけるな。そんな事を考えながら暑い暑いとオペラの開演を待った。

 因みに、私達は飛行機の機内で使うようなフリースの敷物をクッションとして持ってきていたので良かったが、そうでない人は会場で3ユーロ支払ってクッションを借りていた。

 だんだんと夕焼け空になって8時半、薄暮の中で会場席を照らす照明が灯されると、会場の埋まり具合が明らかに見えた。一番安い25ユーロの自由席は8割くらい埋まっている。それ以上の席は座席が指定されているので、午後8時45分になってから急にぞろぞろと人が入り始めてきた。アリーナ席160ユーロに入るお客さんの中には本格的なイブニングドレスをまとった人もいて、観ているだけで楽しかった。午後9時近く、辺りが暗くなると周辺で配られたろうそくに火をともし始める。小さなろうそくの光だがあちこちで点滅して会場が可愛らしく見えた。



 そしていよいよオペラ開始。今日の演目は「トスカ」。プッチーニの悲劇でマリア・カラスが十八番にしていた演目だそうだ。そんな事もあって有名アリアが散りばめられていてとても楽しい。しかし、それ以上に楽しいのは屋内とは違って野外ならではの大胆な舞台演出だろう。通常のオペラハウスではあり得ない大きな装飾が舞台を飾り、天井を気にしないでいい装置で高い場所で人を動かせるのでとても広い空間で演劇が行われている。野外という利点を存分に生かしたヴェローナのオペラは老舗を思わせる素晴らしいものだった。

 オペラが終わって会場を出たのがほぼ深夜零時。そんな時間とは思えない人通りと町の明るさにヴェローナの夏を満喫する思いだった。ここに宿泊している人は、これからバールでナイトキャップでも楽しんでホテルに帰るのかもしれないが、私達はガルダ湖まで帰らなくっちゃならない。夜中に車を走らせて夫は疲労困憊。素早くシャワーを浴びても就寝は午前1時半となったのだった。


2012.08.23(木) ガルダ湖ペスキエラ・デル・ガルダ(イタリア)
昼はBBQ、夜はオペラ第二弾

 さすがに昨日の晩が遅かったので朝はゆっくりと過した。今夜もオペラなのでばたばたと出かけることはせずにゆっくりと昼BBQして、夕方からヴェローナにでかけることにした。

 昼のBBQは野菜、ソーセージ、魚。主眼は魚でフランスのリヨンで体験した「ぎりぎり火を通した魚を使って下にムール貝と野菜のソースを敷く」というのを再現すること。ムール貝は既に蒸して瓶詰になった物を使うことにした。炭火で遠くから40分くらいもかけてじっくり焼いたサーモンは生のようで火が通ったぎりぎりの理想的な状態に仕上がって満足。ムール貝は生を使っていないのが不満だったが、それでもそこそこの味がでていたのでよしとした。

 ゆっくりと片づけをして、午後3時半過ぎにヴェローナに向かう。少し早目に到着したヴェローナでちょっと観光。面白かったのはKILO FASCIONという店。商品を計りに乗せて商品タグに書かれている番号を押すと値段が表示される。商品によって1kgあたりの単価が決まっていて重さで値段が決まるのがちょっと面白いけど、値段をいちいち計らなきゃならないのが面倒。しかし、置いてある商品の中にはたとえばメンズシャツにウンガロなど名前の通ったブランド品もありアウトレットの要素もあるので、ブランド好きの人は思わず夢中になってしまうしかけだ。

kilo Fasionという店。

広場の時計台

ポンペイ遺跡にでも見られるような絵が壁を飾る古い家。

右乳を触ると幸せな結婚ができるという言い伝えのあるジュリエット像。

 ロミオとジュリエットの「ジュリエットの家」は相変わらず大人気でジュリエットの右乳は皆に触れられてピカピカに光っていたし、フェンスは愛の誓いを書き込んだ南京錠がぎっしりとかけられていた。すぐ隣のショップで南京錠が売られているのを見て「このフェンスの南京錠をこっそりはずして再び売っているんじゃないか」などとロマンスのない事を言う枯れた私達だった。

 そうこうするうちに午後7時。今日は午後8時を目途に会場に入る事にして、その前に同じピザ屋で同じくマルゲリータをテイクアウトし、今日は1.5ユーロで缶ビールを販売している店をアレーナの裏手に見つけておいたので素早くそこでビールを調達して、アレーナ入口の遺跡の石にて夕食。デザートはSavoiaにてジェラートという安価にして美味なるディナーコースをたどった。

 午後7時半のアレーナ前のレストランはどの店も席が埋まっていて、世界的な不況はどこ吹く風かというように見えた。連なるレストランのオープンテラス席には少なくとも3組の日本人カップルが認められた。皆60歳代以上という感じで、ゆっくりと食事を楽しみながらオペラの開演を待っている風だ。実際、この日はアリーナ席に日本人の団体観光客や個人観光客など多くの日本人らしき観光客を見かけた。

 午後8時前に会場に入ったが、同じ場所の席はまだ空いていて座る事ができた。昨日と同じ監視員の女性が目の前に立っている。会場を見張っているのは退屈なようで、昨日も色々な人に話しかけて暇つぶしをしていた彼女は二日連続で現れた私達に興味を持ったのか「あなたたちはどこから来たのか?ベトナムか?」と話しかけてきた。日本だと答えると、彼女のイメージの中の日本人と異なっていたらしく「ふむ」としばらく考えてから納得していた。私達の超つたないイタリア語と彼女の超つたない英語ではコミュニケーションが難しく先に進まなかったが、今日入っているお客さんは何人くらいかという質問には「まぁ、7〜8000人だろう」と答えてくれて、私達がその多さに驚く姿は彼女を満足させたらしかった。

 暇だから計算してみたら、今晩で4000万円くらいのチケット売上になるようだった。これにクッション貸し出し、飲み物販売、ストーリー解説本の売り上げが会場で発生して、外ではレストランやホテルも潤う。ヴェローナ市としては古代ローマ帝国に足向けできないってことになる。そんな町がイタリアやフランスにもいくつもある事を考えるとローマ帝国の偉大さを肌身で感じる事ができるのだった。

 さて、開演間近となり観光客による小さなろうそくの光が会場をちらちらと照らし始めてオペラの幕が開いた。今夜の演目はプッチーニのトゥーランドット。中国が舞台のお話なので東洋趣味の舞台装置だ。ヴェルディーのアイーダに次いで野外劇場で頻繁に演じられるオペラだそうだ。主たる登場人物以外の民衆の役がとても大人数だし、宮廷での舞踏の様子もあり華やかな舞台でとても楽しかった。

 昨年バリ島で伝統舞踊をいくつか観劇したのだが、このトゥーランドットに出てくるピン・ポン・パンという3人の役人のコミカルなかけあい漫才のような場面がバリ島の舞踊にもたくさん出てくる。アジアのお芝居にはこういうコミカルな脇役が出てきて演劇の緊張を緩和する場面が定番であるようなのだが、このオペラにちゃんとそういうコンセプトが踏襲されているのが興味深かった。

くしくも中国の鳳凰のような雲のもとに日が暮れていった。

ステージが始まってもしばらくは観客席のろうそくが灯されているのがロマンチックだ。

民衆が歌う町中の様子

城壁だった屏風が開いて後ろに宮殿があらわれる。
華やかな宮廷の踊りが繰り広げられた。

舞台挨拶。東洋風の華やかな衣装が異国情緒たっぷりだった。

昨日よりも15分早い午後11時45分。帰宅ラッシュアワー。

 こうして今晩も午前様。ヴェローナを堪能した二日間だった。


2012.08.24(金) ガルダ湖ペスキエラ・デル・ガルダ→ボルツァーノ(イタリア)
移動、コンサート情報収集、夜はコンサート

 二日連続の午前様の翌日。本当は今日一日ゆっくりと休憩したかったのだが、そういうわけにもいかない事態が2つ発生していた。

 1つは食料の保存の問題。ここのキャンプ場では無料で使える冷凍庫があって私たちもペットボトルに水を凍らせてクーラーボックス用に使っていたのだが、8月の最終週になってから学生の団体が入ってくるようになり人の氷を勝手に持っていくようになってしまった。仕方なく他の人のペットボトルを頂かなくてはならなくなっり、ペットボトルは天下の回りもののように共有化してしまっていた。大勢がペットボトルをつっこむために冷凍庫でもあまり凍らないし、これ以上ここにいると食料が腐ってしまいそうになっていた。

 もう1つは私達がテントを張っている隣のロッジに5日ほど前から入っているイタリア人男性グループ達が、退屈になってきたのかとうとう昨日から私達にアプローチを始めてきたのだった。先方のBBQのお肉をおすそわけしてくれて、アニスの入った強いお酒もふるまってくれ、昨日の晩は一緒に夕飯でもどうかと誘われたのだがオペラがあると断った。今日、ここでゆっくりしていたら絶対に夕飯に誘われる。ご機嫌で調子がよくかつお酒が滅法強そうなメンバーなので、一緒に一晩過ごしたら明日移動できなくなるのは簡単に予想できた。

 次の目的地ボルツァーノでは国際ピアノコンクールが開かれていて、関連のコンサートが開かれている。少なくとも明日には移動しないとコンサートに間に合わないという事情があって、疲れた体に鞭打って今日出発することになったのだった。

 コンサートがなければイタリア人男性達との食事会はとても魅力的だった。というのも彼らからイタリアのエッセンスを学べそうだったからだ。昨日、アニスの酒をふるまってくれた時に炒ったコーヒー豆が入っていて一緒にかじれというのだ。甘ったるいアニスの味とにがいコーヒーが絶妙のハーモニーで何も入れないでアニスの酒だけ飲む南仏よりはこの件に関してはイタリアに軍配があがった。こういう何気ないエッセンスを彼らから得られたら楽しそうだったんだけどね。

 ガルダ湖からほぼまっすぐに高速道路を北上する事2時間でボルツァーノに到着する。途中から岩肌がむき出しになった山が両側がせまってきて、再びアルプスに近づいてドロミテ山塊の始まりに行くんだという気分が高まった。

 向かうキャンプ場は2008年にも利用したMoosbauerという4つ星のキャンプ場だ。小規模ながらちょっとしたホテル並みに丁寧なレセプションと頻繁に掃除されている美しいシャワーとトイレが印象的だった。

 前回は9月に入って冷たい大雨の中テントを設置したが、今回は晴れ渡ってプールを楽しむ家族の姿があった。天気がいいと更に感じのいいキャンプ場に見える。

 ボルツァーノという町はイタリアとはいえ市民はドイツ語を通常使っている。だからというわけではないが、キャンプ場の気質もイタリアというよりもドイツ的な空気を感じた。

 例えばめちゃくちゃ清潔なトイレ・シャワーとか、テントを張る場所を指定してくるとか、クーラーボックス用に保冷剤を凍らせるのは受け付けるがペットボトルは受け付けない、しかしちゃんと管理されているとか。前のキャンプ場の自由奔放だがともすると放任主義なのとは対照的だった。



 指定されたキャンプ地はあまり日陰がなくて不満だったが、すぐ目の前の木陰たっぷりのキャンプ地からドイツ人が丁度チェックアウトするのに出くわして、そちらに変更してもらった。子供2人連れの4人家族は
11日間もここに滞在してあちこちハイキングをしていたそうだ。隣のドイツ人おじいちゃんとおばあちゃんカップルとは家族のように別れを惜しんでいた。

 テントを張ってからちょっと車の位置をずらそうと夫が車を動かしたら敷地内の花壇に車をぶつけてしまった。すると車の前方からザーザーと水分が漏れ始める。えええ?ガソリンか?臭いをかいでみるとフロントガラス用の洗浄液のようだった。やれやれ、プジョーの代理店修理工場をまたしても探さなくてはならないのか。とりあえずエンジンとか駆動にかかわる部分じゃないからよかったかと話していたら、取り巻いて様子をうかがっていたキャンパーの中から年配の女性が話しかけてきた。旦那さんが車にはちょいと詳しいので見てあげようかというのだ。車に不案内な私達は喜んでこの申し出を受け入れて旦那さんにボンネットの中を見てもらった。やはり損傷は洗浄液ケースのようで他は異常がない。親切なこのドイツ人カップルいわく、修理工場に持って行くと大金を取られるから、フロントグラスの洗浄は走りだす前に自分たちで雑巾でふけばいいのだからと、車を返却するまでこのままで過す事を勧められた。

 お金がかかると言えば・・・と女性は続けた。今回のキャンプでは新しくキャンピングカーを買ったのよ。60,000ユーロ。わかる?6とゼロが4つ。いやー、高いわよねぇ。見たい?家のキャンピングカーの中を見たい?

 実はお腹がペコペコでもうお昼ご飯を作りたかったのだが、車も診てもらったのでキャンピングカー見学をさせてもらうことにした。新しいキャンピングカーというのは後部座席にダブルベッドがあり、運転席上部から電動式で別のダブルベッドが降りてきて4人が寝泊まりできる。運転席の後ろはテーブルとソファーのダイニング・サロン、シャワールームと大きな冷蔵庫、レンジとテレビがついていた。お腹は空いていたが最新式のキャンピングカーを見せてもらえてこれはこれで楽しかった。初めてキャンピングカー内部を見て驚く私たちを嬉しそうに見て、ドイツ人女性は私たちを解放してくれた。

 昼食後は車でボルツァーノの町へ行き、コンサート情報の収集と町の見学をしてきた。予定していなかったが今夜も魅力的なコンサートが行われることがわかって早速今夜もコンサートの予定を入れた。頑張ってボルツァーノに来てよかった。ブッソーニ国際ピアノコンクールが行われているからというよりは、普通にハイキングの拠点としてこの街はドイツ系観光客に人気があるようだ。繁華街がなかなか賑わっていた。

ブッソーニピアノ国際コンクールをお知らせするオブジェ。

ピアノのオブジェの後ろの花壇も素敵だった。

キャンプ場のレセプショニストもコンサート販売窓口のお姉さんも勧めるジェラテリアeccetera。

3つ盛りで2.2ユーロという安さ。で、おいしいし。

民俗衣装がやっぱりドイツっぽい。チロルだからね。

市が立っている界隈が賑わっていた。

 一度キャンプ場に戻って夕飯を食べてからコンサートのために町まで戻って来た。忙しい、忙しい。今夜のコンサートは女性ピアニストのリリア・ジルベルシュタインLilya Zilbersteinさんとその息子達というテーマだった。

 演目はオーケストラによるモーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」の序曲、お母さんによるモーツァルトのピアノ協奏曲第9番(kv271)、後半は息子二人による連弾でモーツァルトのピアノ協奏曲第10番(kv365)、親子3人による連弾でモーツァルトのピアノ協奏曲第7番(kv242)だった。

 会場で渡された解説リーフレットをみたら、4年前にもこの人の演奏を聞いた事があるのを思い出した。若いころにブッソーニで優勝したことから、この時期になると呼ばれてコンサートを開いているようだ。一人20ユーロで彼女の演奏が間近で見られるのはとてもお得なことだ。

 前回は他の年に優勝した人とのジョイントコンサートだったが、今回は2人の息子さんを連れてのコンサート。20代前半の長男と16歳の二男。よくぞここまで立派に二人ともピアニストに仕立てたものだと感心した。最初はお母さんの演奏、続いて息子達による連弾、最後は親子3人によるモーツァルトの連弾だった。もちろんお母さんの力量と比べると息子達は大分劣るのだが、何だか微笑ましいコンサートに観客も温かい拍手を送っていた。前回もそうだったがジルベルシュタインさんはアンコールには応じない。優勝したよしみで安いギャラで弾いているんだろうなぁ。

会場前にて。さすがに短パンの男性は少ない。長いパンツが望ましかった。

前半終了。お母さんの演奏、旨い。

幕間のカフェではテーブルにポテトチップスとグリッシーニのおいしいのが置いてあって嬉しい。

左から長男、母、次男。

 ボルツァーノに到着していきなりハイレベルの演奏に出会えた。一昨日からプッチーニ、プッチーニ、モーツァルトと3夜連続のクラシックナイト。


2012.08.25(土) ボルツァーノ(イタリア)
一流のレッスンは全てに通じる!

 今日は朝10時から3時間、有名なピアニストであるアフルレッド・ブレンデルAlfred Brendel氏による公開ピアノレッスンを見学するチケットを買った。今日のチケットは一人10ユーロ。夫はブレンデル氏を知っていて「生で見られるなんて!」と感動していた。

 場所はボルツァーノのコンセルヴァトリオ(音楽学校)で古い修道院を改装している趣のある建物だった。生徒さんは3人で最初の人がヴェートーヴェン、次の人がハイドン、最後の生徒さんがシューマンをみてもらった。最後の人がドイツ語でのレッスンだったが、最初の二人は英語でのレッスンだったのでよくわかった。

 最初の女性にはテクニカルな指摘が多く、「もっと腕をあげて上の方から弾くように」という物理的な指摘や「楽譜にはディミニエンドと書いてあるがここは最後のほうだけで音を小さくしていく」とか楽譜に書いてある事を忠実に守りながら、かつ書かれている事にたいしてもっと細かい解釈を加えながら忠実に楽譜を再現していくことを要求されていた。ただ譜面を追うだけではなく、そんなに細かい指示を全部こなしながら演奏しているなんてピアニストってのは大変な事だというのをまざまざと見せられた。

 次の男性に対しては「単純だけれど意味深く」という事を言っていた。「君の年齢ではまだわかりにくいかもしれないが、シンプルにかつ意味深いということはとても重要なことなんだ」という発言はピアノだけに留まらない含蓄のある言葉でとてもよかった。

 そして最後の女性のシューマンでは「バラードでは演奏者は物語の語り手にならなければならないのだが、君の場合は物語の中に入り過ぎているのでもっと客観的に引いて弾くように」という指摘が面白かった。

 ブレンデル氏のレッスンは物理的なテクニックと演奏者の心理的なあるべき状態とを織り交ぜながら教えてくれる。人間の体の動きが精神によって無意識にも制御されているだろうから、こういう教え方は本質をついていると思う。

 こうした彼の言葉が語録となった本を休憩時間中に販売していたが飛ぶように売れていた。イタリア語ってのがネックで買わなかったが確かに彼の発言は音楽を超えて人生の役に立つ意味を含んでいる。

 予定通りに午後1終了して皆三々五々に散って行った。ボルツァーノ町中からは遥か彼方にのこぎりのようになった山が見えて、ここでもドロミテ山塊に近い事を感じる事ができた。

 町の規模の割には観光客が多いせいか繁華街に入っているお店が名前の通った中級以上が多く思ったよりもじっくりと見学してしまった。

 イタリアでよく見るチェーン展開しているブランド以外に、高級でまるでドイツという風情の店もあるし、民俗衣装を扱う店もあり、やはり南チロルはちょっと違うという感じ。

 ついでに感じのいいビヤホールを見つけたので地元ビールを一杯飲んで(2ユーロ)みた。生だからとても新鮮な味わいでフルーティーな甘味があるビールだった。こういう店に小さい子供も連れてきてファミレスのように家族で食事をしている光景もちょっと珍しくて面白かった。

 ということで、本日は3日ぶりに夜早く就寝できた日。


2012.08.26(日) ボルツァーノ(イタリア)
午前中コンサート、午後からコンクール見物

 今日の午前中のコンサートは、有名ピアニスト「グレン・グールドへのオマージュ」と題してアイスランド人の青年ピアニストがグレン・グールドが言及している曲をグレン・グールドの音声を流した後に弾くというコンサートだった。

 フィレンツェでも体験したが単純に音楽を奏でるコンサートから、テーマ性のあるコンセプトを具現化するコンサートへの実験が始まっているようで面白い。グレン・グールドは英国人なのか?英語で早口でしゃべるセリフは英語とイタリア語の文字におこして会場の全員に配られていたのでどうにか何をしゃべっているのかはわかったが、意味の汲み取りとなるとちょっと難しかった。でも、何を言わんとしているのかを考えながら1つの曲を聴くというのも新しい体験で、こういうのは絵画の鑑賞でも応用できるなぁと思ったりした。

 アイスランド人の青年はよく動く大きくて繊細な指の手を持っていて、バッハ、ブラームス、シベリウスと着々とこなしてコンサートを終えた。昨日のブレンデル氏の公開レッスンで2番目の生徒として華麗にハイドンを弾いていた青年が見に来ていて、どうやら知り合いらしかった。

 コンサート会場の前庭は犬の散歩をする人が多く集まっている緑の芝生の公園だった。公園を見ながらピクニックできるベンチがあったので、そこでサンドイッチの昼ご飯。

 あいにくの曇り空だが、突き出した岩山がこの地方特有の感じを出していたし、何よりも芝生の青さが気持いい場所だった。ボルツァーノという町は規模の割にはしっとりとして洗練された洒落た町だというイメージはかねてから持っていたが、今日の新しいコンサートホールとこの前庭でその思いが強まったのだった。


 午後は3時から昨日のブレンデル氏の公開レッスンが行われたのと同じ音楽学校の講堂にて、ブッソーニ国際ピアノコンクールの予選が行われるのを見に行く。お昼ご飯を食べた後は開いているお店をひやかしたり、昨日のビアホールでもう一度ビールを飲んだりして時間を過ごした。

 会場に行くと今日のコンクールの参加者リストが渡された。午後3時から日本人男性一人を含む8名が演奏した。

 年齢は最高齢者が28歳、最年少者は18歳。アジアからは他にインドネシア人が参加してきていた。今日のコンクールは超絶技巧がテーマなのかリストが多く他の曲もとにかく指回しの早い曲ばかりだった。

 みんな若いのにすごい。よく弾けるなぁと感心する。しかし、聴き続けていると早い指回しの中にも情感が込められた弾き方をする人、打楽器のように鍵盤をたたいているが聴き手の耳に痛くない音の人がいることがわかった。ロシア人2名の演奏がよかったなぁ。

 8名の演奏が終わって結果発表があるなら見てみたかったのだが、午後8時から更に8人のコンテストがあるそうで、それが終わらないと発表はないようだった。真夜中になってしまうのは困るので、私達はこれにて退散。夜の部に中国人、韓国人の顔ぶれもあった。

 帰ろうとして町を歩いていたら遠くの山が晴れていて姿をあらわしていた。やっぱり魅力的な形だ。ドロミテは日本人にもじょじょに人気になっているようで、数年前に訪れた時にもOLさんが夏休みに個人旅行で来ていた。さて、今夜の夕飯のメニューは最近みていたドラマ「おいしいプロポーズ」でイタリアンシェフ扮する長谷川京子さんがドラマ内で小出恵介氏に作ってあげた簡単カルボナーラを作ってみた。ポイントは温泉卵を使う所。これは大成功。トリュフをからめたキノコソースを持っているのでそれもつけてみた。



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