> 詳細内容
2014年
1月:1,
2月:1,2
3月:1,2,3,4
4月:1,2,3,4
5月:1,2,3,4,5
6月:1,2,3,4


2013年
1月:1,2,3
2月:1,2,3,4
3月:1,2,3,4
4月:1,2,3,4
5月:1,2,3,4,5
6月:1,2,3,4
7月:1,2,3,4
8月:1,2,3,4,5
9月:1,2,3,4
10月:1,2,3,4
11月:1,2

2012年
1-1,1-2,1-3,1-4
2-1,2-2,2-3,2-4
3-1,3-2, 3-3
5月:1,2,3,4
6月:1,2,3,4
7月:1,2,3,4
8月:1,2,3,4
9月:1,2,3,4,5
10月:1,2,3,4
11月:1
2012.09.24(月) ブダペスト(ハンガリー)
規則正しい日

 午前中はサイト更新作業、昼食自炊、午後2時間半のウォーキング、食材買物、夕飯自炊、映画観賞、就寝と計画通りの規則正しい一日を送った。って日記に書くとつまらない日だったみたいに思えるがそうでもなかった。

 お昼ご飯は今年の夏からチャンスがあったら食べようとしばしば話しあってきた「生ハム卵かけご飯と海苔」というヨーロッパと日本の合体B級グルメ。予想通りのおいしさに大満足。午後のウォーキングでは謎の子供の彫刻が正面向きに戻っていてますます謎を深める。就寝前の映画はイタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニ監督による「女の都Citta del donna」、主演は若きマルチェロ・マストリヤンニ。フェリーニの天才的芸術才能がソフトエロティックかつコメディタッチに開花している作品で、しかも全編イタリア語でイタリア語字幕なので全くわけがわからない。ウォーキングで体を使い、夜の映画で頭がぐったり疲れて快適な就寝への運びとなった。

温泉卵を使った生ハム卵かけご飯。このために醤油も買った。

正面向きに戻っている!こわい。

焼きナス入り簡単カルボナーラ風。これもなかなかいける。

ジャケットからしてふざけている。


2012.09.25(火) ブダペスト(ハンガリー)
友人との再会

 今年5月初旬にローマのバックパッカー宿に数泊した時のこと。初日の夜、部屋でグラッパを飲んでいたら同じ部屋の中国人旅行者の女性二人組が観光から戻ってきておしゃべりとなった。まぁまぁ一杯とグラッパを勧め、私もいい加減に酔っ払っていたし非常に上機嫌で話がはずむ中、二人組の一人が現在ブダペストでインターンシップとして働いていることが判明。

 9月の下旬にブダペストに行くと話したら、是非会いましょうと言ってくれて今日の再会となったのだった。

 ジーナちゃんという年の頃は20代前半のこの中国人女性は、英語もよく話せるし、色んな世界の事に関心が高いから質問が多くて話がはずむ。現在働いている会社が日本人が所長をしている会社なので親日感情も強い。人懐っこい上に表情が豊か。

 そんなわけで、夫なんて「いやー、可愛い、可愛い」と目を丸くするやら細めるやら、ドギマギして会話に入る事もできないほど胸をときめかせているようだった。

 彼女がセッティングしてくれたお店はブダペストによくある中華料理のテイクアウトのお店なのだが、こうしたテイクアウトのお店では実は中国人あるいは中国語ができる人には今日の材料を教えてくれて、できる料理を相談して可能な限り作ってくれるということになっているのを初めて知った。まぁ、さもありなんだが。お陰で作り置きではない麻婆豆腐、牛肉の炒め、餃子、炒飯をアツアツで出してもらえることになりジーナ様様。

 お料理もまずまずおいしく、何よりも会話が楽しくて有意義な夕べになった。


2012.09.26(水) ブダペスト(ハンガリー)
中州をウォーキング

 昨日の夜、中華料理をたっぷり食べてしまったので、今日は午後からウォーキング。昨日、ジーナちゃんからドナウ川に浮かぶ中州を周遊するランニングコースが素敵だと勧められたのだ。

 この中州は外周が6kmあり、最近、島を4周する24kmマラソン大会をadidasが主催したばかりだったそうだ。行ってみると外周にはランニングコースが設けられていて、しかも道にはずっと薄くクッションが敷いてあって膝が痛みにくい配慮がされていた。川沿いの並木道は素敵な雰囲気で、ランニングのみならず散歩する人、ベンチで寛ぐ人、デートしている人など平日の昼間だというのに思った以上に多くのがいる島だった。

川を渡る前に島を見るとこんな感じ。

橋の真ん中から島へアクセスする

クッション付きランニング道。ああ、快適。

ミニミニ動物園もある

 島に入ってから一周するのに1時間だったので6kmはないかもしれない。が、宿からここまで40分くらいかかるので丁度いつもと同じくらい歩くことになってよかった。観光地ではないがブダペスト市民の生活の一部を垣間見られるという点では炒ってみてもいい場所だ。


2012.09.27(木) ブダペスト(ハンガリー)
ご当地風野菜スープ

 我が家の定番メニューにイタリア風野菜スープというのがある。メキシコのカンクンの宿のテレビでNHKの「今日の料理」が放送されていて知ったのだが、以来、気に入って何度も作っている。

 オリジナルは玉ねぎとセロリとニンジンを荒みじん切りにして炒めるのだが、ブダペストのスーパーでいつも目にする野菜スープセットが気になって、それを使って作ってみることにした。

 玉ねぎ、エシャロット、人参、パセリの他に日本ではあまりお目にかからないけどヨーロッパじゃよく見るセロリの球根、これまでに目にした事がない人参の形の白い根菜が入っていた。

 パセリ以外のものは細かく刻んで油で炒めていく。セロリの球根は茎以上に強くて甘い香りで、白い根菜も甘いような独特の香りを放っているが、これはおいしいスープになるという予感をさせる香りだった。もっとも、純和風の舌を持つ管理人さんに匂いをかがせたら「うへっ、何ですかこれは?」と眉をひそめたので標準的日本人感覚としては受け入れにくいかもしれない。

 他には白菜、UFO型の瓜類、トマト、いんげん豆の水煮をつぶしたものと粒そのままの物を入れて塩・胡椒で味を整えたらできあがり。全体がクタクタに煮込まれた優しい味のスープになる。本来はパルミジャーノ・レッジャーノを削りかけるが、今日はトラピストと書かれたチーズのスモークされたのを上に置いた。懸念していたよりもセロリ系の強い香りは消えてチーズも溶けて糸をひく理想的な状態でいい感じで仕上がった。


2012.09.28(金) ブダペスト(ハンガリー)
穴場の無料温泉?を発見したが入れない・・・

 午後からウォーキングの途中、ちょっとしたできごとが2つあった。

 1つは中州にかかる橋を渡り終えたところでのできごと。最初に道に迷ったという男が話しかけてきて次に偽警官っぽいのが来てパスポートを見せろという。「持ってないからホテルまで一緒に行こう」と言うと「ノープロブレムだ」と言って去って行った。おそらく、パスポートを見せたら次に財布を見せろといって中を抜き取る詐欺だろう。危なかった。話しかけてくる人は残念だが無視していくしかない。

 2つめは有名なゲッレールト温泉のそばを歩いている時だった。右手にゲッレールト温泉、左手にドナウ川を見ながら歩いていると左手の眼下、川岸に2人くらいが入れるように石を積んだお風呂がありそこに女性が入っているのが見えた。そのお風呂には明らかに右手のゲッレールト温泉からと思われる排水がドバドバとあふれんばかりに注がれている。源泉は確かだし、無料だし、しかも川の色と比べると明らかにきれいに見える。しかし、所詮排水だからねぇ。穴場的、ゲリラ的温泉発見なるも入れず。

 今日の少年は正面向きだった。














2012.09.29(土) ブダペスト(ハンガリー)
軽い気持ちのシェア飯が大食事会に!

 街を歩いていたらフーターズHootersがあった。フーターズはアメリカ料理の鶏のから揚げを出すチェーン店で味もさることながらチアガール風な巨乳のウェイトレスがいることでも有名。ブダペスト店でもかなり魅力的なウェイトレスが店内を動いているのが見え、男性客が多かった。

 ということで、久しぶりにバッファローウィングが食べたくなった。この料理は手羽先の唐揚げを揚げてすぐにタバスコなどの酸っぱ辛いソースに絡めて、食べる際にブルーチーズとサワークリームのソースにディップするという濃厚な食べ物だ。

 メキシコでも作ってみたのだが、メキシコではあらかじめ現地の赤いピリ辛ソース煮マリネした生肉が売られていて、それを揚げるだけでおいしくできた。さて、ここブダペストではどうしようか。

 スーパーを見て歩くとメキシコのチリソースというのが何種類かみつかった。ということで揚げた手羽先にチリソースと溶かしバターをミックスしたものを絡めることにした。また、ここではサワークリームは日常食だし、ブルーチーズもかなり普通に売られているのでディップソースの材料には事欠かない。ということで、どうやらハンガリー的バッファローウィングができそうだと踏んで、土曜日にから揚げシェア飯をしようと思うと数人に話を持ちかけたのが週中の水曜日あたりだった。

 あれから今日、当日の土曜日まで参加人数はどんどんと増えて結局18名が参加する大シェア飯大会となった。しかも宿の宿泊者は3分の1、スタッフ3分の1、その他は外部。宿のオーナーさんが快く承諾してくれたから本当に助かった。

 人数が多くなりそうだったので、一人一品買うか作るかして持ち込み、飲み物は持参、最終的に料金は割り勘で清算という方式を取った。ということで、食事が始まる午後6時にはテーブルの上に乗りきらないほどの料理が乗り、非常に華やかなパーティーにまで昇格したシェア飯になっちゃった。

 宴もたけなわ、オーナーがうまく留学生を口説いてオペラのアリアを歌ってもらえることになり食事会は最高潮に達した。

 プッチーニの「私のお父さん」を二人のソプラノ勉強中の学生さんが歌ってくれたのだが、抑えたとはいえ音量はすばらしく、のびやかな歌声が宿中を包んだ。あの歌声と背景の散乱する鍋釜というミスマッチな写真が笑える。こんな日本人宿アンダンテは世界にここしかないだろう。

 本当に楽しい夜だった。この場を与えてくれたアンダンテのオーナーに感謝、感謝。


2012.09.30(日) ブダペスト(ハンガリー)
日曜日の午後はビールなのか?

 昨日のパーティーの疲れもあって、いつもよりもすこしゆっくりと午前中を過ごしお昼ご飯を食べ、午後から好天に恵まれている街を散策してきた。

 オペラ座のある華やかなアンドラシ通りをドナウ川に向かって歩いていくとデアーク広場にあたる。ここの交差点で今年イタリアでも見かけた移動ビール自転車を発見。お客6人が座れるビア樽とテーブル付きの自転車で、こぎながら飲みながら移動する姿は何ともユーモラスだった。

 デアーク広場の近くではちょっとした手工芸品の屋台とソーセージとビールを出す屋台が出ている一角があり、炭火焼のいい香りが漂っていた。ここでもお昼ご飯と一緒にビールを楽しむ人の姿が多く見られた。

 ここからUターンしてアンドラーシ通りから2本南側を走るキラーイ通りを歩いて戻る。途中にウィーンとベルリンとミュンヘンに展開しているウォンバットというホステルをみつけ、3都市のウォンバットに宿泊した経験を持つ私達としては親しみをこめて記念撮影などしたりした。このウォンバットのキラーイ通りをはさんで反対側に住宅の間を縫うように走る小路がずっと続いている。今日は、ここにも手工芸品を出品している小さなお店が通り沿いにずらりと並んでいて面白そうだったので小路に入ってみた。

 小路はアパートとアパートの間の自動車が入れない歩行者道で、時々カフェやレストランがある。中にはイタリア人経営の生パスタを売る店もあって洒落た雰囲気を出していた。ここでもびっくりするくらい多くの人がビールを飲んでいる。ここに至って「ブダペストでは日曜の午後にカフェでビールを飲む事になっているらしい」と思い始めてきた。いくら天気がいい秋の午後だからって、いくら日曜日だからって、東京ではこんなにおおぜいの人がカフェでビールを飲んでいないよなぁ。3度目のブダペスト訪問で気付いたハンガリー人の習慣だった。

 キラーイ通りに戻って更に歩くと左手にSugarというカラフルなケーキとキャンディーのショップがある。ここのケーキがボリュームがあっておいしそうなので、滞在中に一度は食べておきたいなぁと思っていたのだが、週末の今日はダイエットお休みということもありケーキも解禁。チョコレートとオレンジのケーキとベリー系のカスタードクリームケーキを買って宿に戻った。

 宿には近所に住む日本人留学生が遊びに来ていた。日本の大学に在学中の二人で交換留学生としてここで英語で授業を受けているのだそうだ。明日は各国の留学生20名が集まって「Sushi」パーティーを行うそうで、どんな材料が必要かなどを私たちも一緒に検討したりして楽しい夕べを過ごした。


Copyright (C) 2008 World Mover All rights reserved