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2014年
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2013年
1月:1,2,3
2月:1,2,3,4
3月:1,2,3,4
4月:1,2,3,4
5月:1,2,3,4,5
6月:1,2,3,4
7月:1,2,3,4
8月:1,2,3,4,5
9月:1,2,3,4
10月:1,2,3,4
11月:1,2

2012年
1-1,1-2,1-3,1-4
2-1,2-2,2-3,2-4
3-1,3-2, 3-3
5月:1,2,3,4
6月:1,2,3,4
7月:1,2,3,4
8月:1,2,3,4
9月:1,2,3,4,5
10月:1,2,3,4
11月:1
2013.3.11(月) メキシコ(カンクン)
旅人の波がやってきた

 ここ一週間くらいはお天気もぐずついてやや薄寒い日々が続いていていた。まぁ、天気のせいというわけではないだろうが、私が宿泊している女子ドミトリーにはあまり人が入っておらず、ときには一人だけということもあって、悠々と部屋を使わせていただけたいた。

 しかし、今日からなぜかドサドサとお客様が入ってきて宿はほぼ満室状態。こういう波ってあるんですねぇ。女子ドミも全てのベッドが埋まってなかなか賑やかな雰囲気となった。

 こういう風になると、ここのオーナーは皆の交流をはかるべくチーズケーキやフルーツをふるまってくれる。お陰で年齢も経験も異なる旅人が1つのテーブルについてワイワイと盛り上がりやすくなるのだ。ま、一番楽しんでいるのがオーナーという場合も少なくないが、ここの宿はこのオーナーのキャラを楽しむのも一興なのでこれを目にした人はラッキーと言える。


2013.3.12(火) メキシコ(カンクン)
もの凄い偶然の出会い

 今日も大勢のチェックアウトがあってから大勢のチェックインがあってガラリとメンツが変わったものの相変わらずの満室御礼だ。

 今日キューバから戻ってきたご夫妻と、グアテマラのティカル遺跡から戻ってきた青年、そして女子大学生とテーブルを囲んでおしゃべりしていたら、ご夫妻と青年それぞれに共通の知り合いがいることが発覚した。

 ご夫妻との共通の知り合いとは2007年にアフリカはザンビアのリビングストーンで出会った。職業が同じで確か同じ町で働いていた事を思い出し、まさかと思って聞いたら同じ職場だという。

 そして青年との共通の知り合いとは2009年にまさにこの宿で知り合っている。こちらも特殊な職業に就いているのでまさかと思って聞いてみたら、またまた偶然にも同じ職場だというじゃないか。

 私達としてはもう大興奮で、さっそく両方の知り合いに向けてその場で写真を取って送った。すると、すぐに双方から驚きの返事が来た。インターネットのある世界って何て面白いんだろう。


2013.3.13(水) メキシコ(カンクン)
腹筋と背筋を効果的に鍛える

 宿に転がっているプラスチックの車輪状の物体。一体何に使うのかと思っていたら使っている人が宿泊者に現れてやっと使い方がわかった。

 両手でハンドルをつかんで床を転がしながら体を伸ばして、自力で尺取り虫のように足元に上体を引き寄せて立ち上がるという運動のための道具。実演してくれた人はかなりの筋肉の持ち主なのでこんな姿勢でできるが、普通の人は膝をついて同じようにしてもかなりきつい。

 この彼の場合、一日一度に10回行うんだそうだ。しかも伸ばす時は息を吸いながら、引き寄せる時に息を吐きながら。

 私は膝をついてやってみたが腹筋と背筋におそろしく負荷がかかって、とても息を吐きながら引き寄せる事ができない。しかも3回が限度だな、今のところ。それ以上やると腰の筋がおかしくなりそうだ。しかし、これはかなり効果的な運動に思える。ちょっとやってみようかな。夫に「野望」と言われている憧れの割れた腹筋に近づけるかもしれない。


2013.3.14(木) メキシコ(カンクン)
コミュニケーション筋トレ

 またテレビ番組の話になるのだが、「終電バイバイ」という30分番組がある。前回の放送の内容がなかなか興味深かった。

 両親を早くになくした主人公を4歳年上の姉が親のように面倒みてくれたというエピソードから始まる。ところが二人とも大人になると姉は弟である主人公に、仕事中であろうと構わず電話をかけてきて弟にとってはどうでもいい話を延々とするようになった。そんなある日、姉が上京するというので待ち合わせていたら姉はフィアンセを連れてきたのだが、そのフィアンセと一緒に来た友人達、そして姉もある1つの「会」に所属していたのだった。その「会」とは、話したいのに誰も聞いてくれない人が集まって、誰も聞いてくれていなくてもいいじゃないかと開き直って各自が勝手に話をするという会だった・・・。

 なんともシュールな話だが、お互いに空間と時間を共有していても本当は話がかみ合っていないという事がしばしばあるのを私も最近強く感じているので、このエピソードは本当に心憎いと思った。

 ここに登場するお姉さんのように、相手の都合や興味を考えずにオチも情報性もない話をする人は日本だけでなく他国の映画やドラマにも登場する。つまり、恐らく誰でも陥ってしまう現象だと言える。私は、自分が今現在そうなっていないだろうか、将来、そんな風になってしまうんじゃないだろうかと思うとものすごーーーく不安になる時があるのだ。

 人はどうして一方的に話をするのか?

 うちの夫は「心の中に満たされない物、事があるから」と言う。これには私も賛成する。しかし、その他に「人は楽な方に流れたいから」という理由もあると思う。相手の興味、感心、反応をさぐりながら話題を探していくのは時にとてもエネルギーのいる作業だ。ついつい自分の内にある話題をテレビのように流してしまいがちになるのかもしれない。

 ここの宿で旅人と会話するのはコミュニケーションという筋肉のトレーニングという意味もある。年齢も体験も考え方も異なる初対面の人がどんどん向こうから来てくれるというチャンスは普通ない。コミュニケーションがうまくいくと、思わぬ笑い話や情報が入ってくるというおまけつきだからやる気が出る。

 もっとも、このコミュニケーション訓練、アルコールの助けがあるともっと楽に楽しめるのだが、月から金は禁酒を自らに課しているのでできないってのが、ややネックだ。肉体と精神の双方の健康を保つにはバランスが必要なのだ。


2013.3.16(土) メキシコ(カンクン)
こういうの好きらしい

 メキシコのスーパーマーケットや薬局の前で、着ぐるみを来た宣伝マンがグネグネ踊っているのをよく目にする。

 同時に売りたい商品にそのまま顔をつけて擬人化したポスターもよくみかける。

 いずれも、日本のそれと比べるとどこか素朴で手作り感があふれているのがメキシコの特徴だ。まぁ、日本のようにバッチリとキャラクター化できない、あるいはそうしたい過程にあるということなのかもしれないが、その中途半端な感じが私の心をキャッチしてくる場合がある。

 今日の、この、あざといピンクのキャンディーに顔がついたのもレジ脇で見かけてぐっときた。平常時は丸い目をしているこのキャラが、ここぞという時にこういう顔になるという設定らしいのだが、この顔。たまらん。


2013.3.17(日) メキシコ(カンクン)
夫、しゃべりまくりの日

 週末はお酒を飲んでもいいとしているために、土日は夫がどうにもtalkativeになる。まぁ、話したい内容にちゃんと付き合ってくれる相手がいればこそなのだが。

 今夜のお相手をしてくれたのは割合と大人な年齢かつ柔軟な脳みその方たちだった。

 ということで、夫、しゃべりまくり。

 話題は多岐に渡ったが、特に宗教の話では仏教に明るい人もいて夫の舌は留まるところを知らないかのごとくだった。異論もありましょうが、仏教にも明るい面々は柔軟に対応してくれたので夫は至極満足の夜だったことだろう。皆さん、ありがとうございました。


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