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2014年
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3月:1,2,3,4
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2013年
1月:1,2,3
2月:1,2,3,4
3月:1,2,3,4
4月:1,2,3,4
5月:1,2,3,4,5
6月:1,2,3,4
7月:1,2,3,4
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9月:1,2,3,4
10月:1,2,3,4
11月:1,2

2012年
1-1,1-2,1-3,1-4
2-1,2-2,2-3,2-4
3-1,3-2, 3-3
5月:1,2,3,4
6月:1,2,3,4
7月:1,2,3,4
8月:1,2,3,4
9月:1,2,3,4,5
10月:1,2,3,4
11月:1
2013.8.12(月) イタリア(ローマ)
ファッション年齢がフュージョンしている

 ウォーキングの途中に見かけたこの女性、後ろから見ていたらせいぜい30代かなぁと思っていたのだが、表にまわったら明らかに50代の後半かもしれないと思わせるお顔立ちだった。

 日本だったらこのワンピースは50代は着ないだろうと思われるが、実はこんなファッションのイタリア人は頻繁に見かける。

 日本以外の国では腹が出ていようが体にフィットしたTシャツを着たり、足が太かろうがレギンス丸出しで歩いている人は当たり前にいて、またそれを愛おしそうに眺める伴侶もいたりする。

 他人の目や意見を気にすることなく、自分のやりたいファッションを身にまとう。強い自立した自己が確立しているという根っこがあって、年齢を超えたファッションのフュージョンは起こると思う。


2013.8.13(火) イタリア(ローマ)
「満足」に至る道

 昼からトラステヴェレの端っこにあるラ・ジェンソレというシーフードが得意なオステリアに出かけた。

 表には価格表示のない手書きの本日のお勧めメニューしかなく、メニューは店内に入ってみるしかない。先日、様子を見に来てメニューを見せてもらった時に、前菜で13-4ユーロ前後、プリモ(パスタなど)が14-20ユーロ、セコンドが20-25ユーロと結構高めだと思った。

 しかし、生うにのスパゲッティーやあんこうのソテーなど魅力的なメニューに魅かれて、今日来店することになったのだった。

 注文したのは、前菜にまぐろの肉団子、プリモがアンチョビソースのパスタと写真の生赤えびのパスタ(生うにがないと言われたので)、セコンドにあんこうのソテー。パン、水、グラスワイン2杯で93ユーロだった。

 ギョォエーーーー。高い。支払いを済ませて店を出てから、沸々と怒りのような物がわいてきた。なぜあんな店に行ってしまったのだろう。なぜメニューの中から最高額の物ばかり頼んでしまったのだろうか。道を歩きながら、ぶつぶつと文句を言う私に、夫は「いや、でもおいしかったからよかったじゃない」と言うのだが、どうしても納得がいかなかった。午後の3分の1くらいは口を開くと「うわーっ」と文句が出て来て自分でも不思議なくらい不満足だった。

 なぜだ、なぜなんだ。

 ここの所訪れていたレストランよりも全体的に2割くらい全てが高かったので、価格感覚があわなかったからか?フランスのリヨンの南にあるヴァランスでミシュランの一つ星レストラン「ラ・カシェット」で食べた一人50ユーロと比べると内容が貧弱すぎる。私はそれと比べてしまっているのかもしれない。

 落ち着け、落ち着け。あれは超田舎町でここは有数の観光地ローマだ。同じ値段で考えてはいけない。メインのあんこうはスーパーでも牛肉フィレよりも高い高級魚だと知っているし、あの量なら一皿25ユーロも仕方ないと納得できるだろう。はい、できます。しかし、前菜とパスタはどうにも納得がいかない。

 じゃぁ、なぜ納得がいかないのか?

 20ユーロも支払った赤えびのパスタが細麺で醤油を使っていたので、まるで香港で食べる焼きそばみたいだったこと。「焼きそば」に2600円というのがアジア人として本能的に受け入れられなかったこと。

 16ユーロのアンチョビのパスタ。アンチョビは溶けて具らしい具は干しブドウと松の実だけなのに2000円。これには理由がある。このメニューにはコラトゥーラというチェターラの伝統的な調味料が使われていて、おそらくこれが高価なのだ。ところが、このコラトゥーラというのはカタクチイワシに塩を振って置いておくとでてくる汁、つまり東南アジアのナンプラー、ニョクマム、しょっつると同じ事なのだ。チェターラはナポリ近くのアマルフィ海岸にある小さな漁村。そこでできた調味料がコラトゥーラなのだとNHKの番組で知った。そりゃぁ今持っているナンプラーに比べたら柔らかで塩分が少ないのに旨みが多い高級な魚醤の味がしていたが、それでもこんなに値段を支払うことはないというのが直感だった。

 だんだんとわかってきた。

 老舗のオステリアが上質な材料を使って、創作を加えて造り出した料理、それが「東南アジア」に近くなっていたことに不満足感があるのだ。そんな物はアジア人としてもっと低料金でもっと上質の材料の物を体験してきている。わざわざイタリアで高いお金を払ってまで体験する事ではない。そこに気付かずに支払ってしまった自分に腹が立っているのが原因だった。

 しかし、ここまで考えてくるとヨーロッパでもアジア食の評価が高まっているという事を「ローマの台所」のトラステヴェレで体験できたという認識になった。それでだいぶ気持ちがおさまってきた。なんにせよ、上質な材料でおいしい事は確かだったからね。

 こうして「満足」へと思考回路を切り変える事ができた。あー、自分、めんどくさっ!


2013.8.14(水) イタリア(ローマ)
2夜連続でフェデリコ・フェリーニ

 昨日買ったDVDを昨晩と今晩で見てみた。2作品ともイタリア映画監督の巨匠、フェデリコ・フェリーニの作品だ。昨晩は1954年、監督デビュー2作品目となる「青春群像」(原題:I Vitelloni)、今晩は1985年の作品で「ジンジャーとフレッド」(原題:Ginger et Fred)。

 どちらも、今までに見たこの監督の作品の中では珍しくわかりやすいというか、ストーリーがあってぶっとんだ感じが少なくて普通に見られる作品だった。しかし、「青春群像」で最後に汽車を見送る少年は後の「甘い生活」の海岸の少女を思わせ、「ジンジャーとフレッド」のテレビ番組のオープニングでの突飛なステージ衣装やダンスのシーンは監督の他の作品でしばしば目にする芸術性の高さを感じさせ、明らかに他の作品との共通点を感じて「今、自分はフェリーニの世界に触れている」という事を感じる。同じ監督の作品を立て続けに見るというのはそれなりに面白い体験だ。

 ここ2年に渡って見てきたフェリーニ監督の作品には、やはり娯楽性だけでない芸術の香りがある。それは人間に普遍の抑圧された感情や哀愁を扱いながらも、非日常的な展開を見せて驚かせるタイミングが鮮やかな所とか、無理やりに起承転結をつけない説教臭くない所などに感じられる。

 そうそう、もう一つ面白かったのは、「青春群像」に出てきた女たらしのファウスト役のフランコ・ファブリッツィという俳優さんが、「ジンジャーとフレッド」で30年の時を経て、テレビ局の司会者としてライトが当たると弁舌爽やかスマイルで話し出すが、ライトの影ではふと本音の「悪」の表情をのぞかせるという役で出て来ていた。「ジンジャーとフレッド」は30年前までダンサーとして活躍していた二人が、時を経て年末の特別テレビ番組に呼ばれるという設定だが、その司会役であるフランコ・ファブリッツィの30年前の田舎で屈折する役割を見ると、別の作品にもかかわらず自分の中で彼に対する勝手ストーリーができあがっていく。つまり、あの屈折した女たらしが苦節を経て有名司会者になったという筋書きだ。こうして、勝手に二重の楽しみを味わうこともできて、より楽しくなった。


2013.8.15(木) イタリア(ローマ)
大陸超えの旅友と再会

 今日は今年の初旬にメキシコ・シティで会った旅友と再会する日。彼は今年一年を旅の年と決めて、まずはアメリカ大陸とアジアの一部、一度帰国して今は第二回目の旅行としてのヨーロッパ編を行っているところで、ローマに立ち寄るから一緒にご飯を食べようと連絡をくれたのだった。

 知り合った友と別の大陸で会うというのはワクワクする。

 最初に決めていたベジタリアンビュッフェのお店は、祝日の今日(聖母昇天祭)は同じ内容で倍額のおひとり様25ユーロになっていた。それだけ出すなら、もっと充実した内容の料理が普通のレストランで食べられる。

 ということで、スペイン広場近くのAl 34という、こちらも兼ねてから行こうと思っていたレストランに行先を変更した。

 12時半を過ぎたばかりでテラス席には2組しかお客さんがいない。と思ったらクーラーを効かせた店内に3組も日本人客ばかりいてびっくりした。この後も日本人客がどんどんと入ってきて、どうしたことかと思ったら「るるぶ」を抱えている人がいて理由がわかった。「地球の歩き方」に掲載されていないので日本人が来ないかと思っていたのだったが「るるぶ」に掲載されているようなのだ。

 「るるぶ」が掲載を決めたら悪い店ではないだろう。前菜1、パスタ3、メイン2、水1リットル、赤ワイン1リットル、パンで91ユーロ、チップをくれといわれて3ユーロあげた。

 今日8月15日はおそらく一年のうちで一番休む店の多い日だろう。老舗飲食店のみならず、繁華街のZARAさえも閉店。本当は面白いカフェでお茶しようと思っていた目論見がはずれて、ナヴォナ広場までさまよって行き、結局コーラと水を買って広場のベンチでおしゃべりすることにした。

 友の話は、まずは、このヨーロッパの旅でフィンランドのオスロの物価の高さにぶっとんだ話から始まった。コーラ330mlでも360円、たばこは1500円、唯一の救世主が日本と変わらない値段のマクドナルドだったそうだ。北欧と言えば海に囲まれていいる。海だ、シーフードだと思うのは日本人として当たり前だが、町に魚屋はなく寒いのでシーフード屋台もなく、レストランに行けば2千円、3千円の食事が普通だという状況で大変だったそうだ。それでも敢て北欧に行ったのは、彼の友人に「ヨーロッパに行ってきた」と日本人に言うと「北欧行った?」と常に聞かれて行っていない自分は非常に悔しい思いをしたからだそうだ。

 ああ、わかるなぁ、そういう状況。日本人宿でもよく目にする場面だ。北欧行った?」と聞いている方にあまり他意はないんだけどね、たいていの場合。

 他にはヨーロッパを拠点にいくつもの職業を同時に持つ謎の年配日本人女性に出会った話も面白かった。

 彼のように一人旅行者で、かつ好奇心に満ちた目でニコニコしている人には色んな人が色んな事を行ってくるのだろう。私たちとは違う体験談にたくさん笑わせてもらった。

 彼の旅は年末まで続く。日本で会ったらまたエピソードが増えていることだろう。再々会を喫してナヴォナ広場で別れたら、かれこれ夕刻になっていた。


2013.8.16(金) イタリア(ローマ)
本場のイタリア会話に愕然

 ウォーキングから戻ると、ヴァカンスを取っていて空き室だった部屋に持ち主のラウラという明るいイタリア人女性が戻ってきていた。私たちの部屋は常に開け放しているので、「はじめまして!」とラウラが明るく挨拶してきて、色々と話そうと思ったのだがどうやらあまり英語が得意ではないらしい。残念ながら笑顔で初対面の挨拶を済ませて、お互いに自室に戻ったのだった。

 やがて夕刻になり、隣の部屋のイタリア人のジュゼッペが戻ってきた。やぁ、ラウラ、久しぶり。ラウラの部屋とジュゼッペの部屋に挟まれている我々の部屋の近くで、久しぶりに会うルームメイトのイタリア人の会話が始まった。

 丁度いいヒアリングの練習だと耳をそばだてていたのだが、さーーーーーーーっぱりわからん。

 イタリア語テキストの3倍くらいのスピードで、知らないボキャブラリー頻出で時に大声で笑い、声を高めて低めて会話はかれこれ15分は続いただろうか?

 その間、全神経を集中して聞きとろうと思ったのだが、全く歯が立たなかった。あー、この家のイタリア人のみなさんに告げたい。どんなにヤマシイ話をしても大丈夫です。私にはぜーんっっぜん、伝わりませんから。

 語学の道はけわしい。


2013.8.17(土) イタリア(ローマ)
大陸越えの旅友との再会、その2

 一昨日に引き続きメキシコのカンクンで知り合った旅友のNちゃんと再会することになった。

 トラステヴェレの有名な教会前に12時半集合。土曜日でバスの本数が少なくなって10分遅刻してしまった私たち。教会前で心配そうにNちゃんが待っていてくれた。すまん、遅れて。

 Nちゃんは世界一周中の20代の女性だ。メキシコのカンクンの日本人宿で出会ってから、アメリカ合衆国で国立公園のウェーブを見て、NYを経て、そしてヨーロッパ入りしている。世界一周という大それた代名詞から想像もつかない柔和で穏やかな大和撫子的雰囲気のNちゃんの世界一周体験は、30代バリキャリの「世界を斬る」的な勇敢な女子世界一周とはまた一味違う体験が多くて、そのエピソードにはメキシコにいる時からいつも楽しませてもらっていたものだ。

 今日はかねてから調査をしているローマのレストランから「安くて旨くて量が多い」と評判のアイ・スパゲッターリAi Spaghettariでご飯を食べた。カルボナーラは確かに量が多かったが、海の幸のスパゲッティーと子羊のグリルとサラダはまぁまぁの量だった。値段は皆がいうようにリーズナブルで味もいいのでグッドだ。

 ランチの後はトラステヴェレのこのレストランからアルゼンチン広場まで歩いて、先日見つけた素敵なジェラテリアで食後のデザート。そこからパンテオン経由でスペイン広場界隈のコルソ通りのZARAまで歩いてZARAで洋服チェックして別れた。

 食事をするにも、観光するにも、まったく一人というのは良しにつけ悪しきにつけ感想が言えなくてフラストレーションがたまるとNちゃんが言う。中南米では日本人宿があって、たとえ一人旅でもその都度一緒に行動できる日本人の旅友ができやすい。ところがヨーロッパは、なかなかそういう人がいなくて辛いと言っていた。加えて中南米や中東や東欧にくらべて物価が高いヨーロッパにいると、物価と自分の予算の間でバランス感覚を取るのが難しく、Nちゃんのように気づいたら「どれだけ節約できるか」にまい進するだけでヨーロッパを楽しむという感覚ではなくなっていた、という話もよく聞く。Nちゃんの場合は、そう考える自分に気づいて、もっとヨーロッパを楽しむために自分はきたはずなのに、と考え方をシフトする事ができたみたいだ。

 1年間で世界一周というのが航空会社から発売される「世界一周チケット」のお陰で流行しているようだ。私はたった1年間で世界一周なんて何か見た事になるのだろうか?とかなり懐疑的ではあったのだが、今回のNちゃんの体験談を聞くと、一周券による世界一周というのは世界の見どころを効率的に観光するという目的を達成するためには、短時間に移動して移動先の物価、文化に自分を短時間で適応させる、あるいは孤独に耐えるという訓練も必須だという事がわかった。そういう意味では決して悪くないな、世界一周券。やっぱり、色んな人と出会って話すというのは勉強になる。Nちゃん、ありがとね!


2013.8.18(日) イタリア(ローマ)
Nちゃんと今日も一緒

 昨日の別れ際にNちゃんにポルタ・ポルテーゼの日曜市の話をしたら一緒に見たいというので、今日も朝からNちゃんと待ち合わせて一緒に過ごした。

 きらめく観光遺産の町ローマで安物の中古服を漁るのは時間の無駄じゃないかとも思ったのだが、一人旅を続けているとあまりに続く歴史的遺産の連続に、脳みそが飽和することがある。Nちゃんも今、そんな気持ちらしいので、ここは一つぐっと日常的に時間を過ごしてリラックスしようじゃないかという事になった。

 朝9時半にポルテーゼ門に集合!Nちゃんはやや遅れて汗だくになって反対方向からやってきた。一緒にバスに乗り合わせたおじちゃんに教えてもらった停留所は、3kmくらい続くマーケットの反対側の端だった。朝から競歩なみに3km歩いて待ち合わせ場所に来たというわけだ。御苦労さま。

 汗をふきふき、早速、洋服探しが始まった。狙うのはロングパンツ(薄手、ゆったり、速乾性、軽い、ダークカラー)と長袖Tシャツ(真夏に着る日よけ用なので、超薄手、スポーツ系)。

 いつもは何かいい物があったら買うという感じなのだが、こうして目標設定して探すとなるとなかなかみつからなくて、いつも以上に白熱してきた。

 はい次、はい次。と1ユーロの店ばかりどんどん渡り歩く中で0.5ユーロ均一の店にも立ち寄ることにした。そして2時間後。0.5ユーロのお店で条件に合うパンツが見つかった。昨日ZARAで「これかなぁ」と見ていたのは25ユーロ。アウトドア系の全く違う路線のパンツになったが、50の1の値段で買えたのはすごい。いやー、来た甲斐があったなぁ。

 12時半までマーケットで過ごし、そこから歩いて向かったのはカンポ・デ・フィオーリ。今日は日本にも支店があるらしい「オビカobika」というモッツァレラ・バーでチーズを食べようと思っていたのでNちゃんにも付きあってもらうことにした。

 水牛のモッツァレラの普通のとスモークしたのの2点盛りで13.5ユーロ、ピザ1枚11.5ユーロ。グラスワインは5ユーロからで赤と白数種類から選べた。ピザの値段が通常のピッツェリアに比べるとかなり高いが、のってきたモッツァレラのレベルが高い。

 もちろん、前菜で取ったモッツァレラチーズも市場で買った水牛のモッツァレラよりもさらにミルキーでおいしかった。いやしかし、おいしい。

 イタリアという国はチーズやハムなどで本当においしい加工品を得るには特別ルートが必要な気がする。市場やスーパーで入手できる製品には限りがあり、それなりのレストランで食べるレベルの物は安々とは買えないようだ。だからこそ、レストランでお金を出す意味がでてくると思う。逆にツーリスティックなレストランではスーパーで買えるレベルを4-5倍の値段で平気で出してくることも少なくない。本当においしい物にリーズナブルにたどり着くのは簡単ではない。そういう意味ではオビカはまずまず良心的だと思えた。

 GROMでデザートにジェラートを食べてから、ヴィトーリオ・エマニュエル2世の記念堂、その裏手のカンピドーリオの丘でミケランジェロ設計のカピトリーニ広場見て、その裏手のフォロ・ロマーノを見下ろし、真実の口まで歩いて口に手を入れるのに1時間待ちと聞いて断念し、ナヴォーナ広場見学、老舗のジェラテリア「ジョリッティ―」でジェラート休憩してからコルソ通りのZARAを梯子見学して、午後5時半に解散となった。

 一つ一つの見どころに時間を割いたら何日もかかるが、見どころにたどりついてパチパチと撮影するだけなら2日でこなせるな、ローマ。ま、それじゃもったいないんだけどね。

 ZARAで夫が洋服選びに夢中になっている間、私たちは最近Nちゃんの気になる人について共通の知り合いの意見も交えて真剣討論をしていた。観光して、美味しい物食べて、恋バナにも参加して、バックパッカー気分満喫。

 夜は自室でワイン飲み比べ。市場でかってきた水牛のモッツァレラはやっぱりオビカの方がおいしいと思うが、部屋ではアンチョビ、トマト、バジルと自由にたくさん食べられるから、またこれもよし。

 今夜はマルヴァズィーアMalvasiaというぶどうを使った白1本と赤2本。イタリアにはいろんなぶどうがあって面白い。












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