2014年 |
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2013年 |
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2月:1,2,3,4
3月:1,2,3,4
4月:1,2,3,4
5月:1,2,3,4,5
6月:1,2,3,4
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8月:1,2,3,4,5
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11月:1,2
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2012年 |
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2-1,2-2,2-3,2-4
3-1,3-2,
3-3
5月:1,2,3,4
6月:1,2,3,4
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9月:1,2,3,4,5
10月:1,2,3,4
11月:1
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2013.5.13(月) メキシコ(カンクン)
お役立ちのフェイスブック
夜になって滞在者の一人が2階ベランダで洗濯物を干していたら黒い皮のキーケースが見つかったとリビングに持ち帰って来た。幸いにも宿泊者が全員リビングにいたのですぐに持ち主が誰もいない事がわかり、昨晩、ペルーへと飛び立った青年の物なんじゃないかってな話になった。
彼とフェイスブックでつながっている私が、キーケースを写真に写して「忘れてない?」とメッセージを送ると果たして、1時間もたたないうちに「おおお、僕のです。気付かなかった。」と返信が帰って来たのだった。
何と偶然にも明日の朝、彼のいる町へと飛び立つ女子旅人が一人いて、彼女に託してペルーへと持って行ってもらい、持ち主が彼女の宿まで取りに行くということで話がついた。今の世の中にフェイスブックがあって、偶然にもペルーに行く人がいて、その人が旅慣れていてこういう事を引き受けてくれる寛大な人で。といくつもの条件が重なって実現したキーケースの受け渡し作戦。こんな時にもフェイスブックの便利さを感じてしまった。
2013.5.14(火) メキシコ(カンクン)
お堅いお国柄
今日はこれから行くヨーロッパでのチケットの手配などを開始した日だった。ミラノでのオペラはすでに安い席が売り切れていて断念。フィレンツェでの5月の音楽祭はまずまず思い通りのチケットが入手できた。ウィーンでは5年に一度のベートーヴェンの国際ピアノコンクールが開催されるようで、これを買おうとして問題にぶちあたった。
会場はあのニューイヤーコンサートが行われる楽友協会なのだが、そこのサイトでチケットを買おうとした所、メンバー登録してログインしないと買えないという。面倒だなぁとメンバー登録したら、既にメンバーになっているというではないか。
どうやら遥か昔に何かのために登録していたようだったのだ。そこで「パスワードを忘れた場合はこちら」という所からアクセスしたかったのだが、登録した当時に使っていたメールアドレスは既に機能しておらず埒が明かない。
ネットの世界ではこういう場合、新規に登録しなおせばいいだけなのだが、ここのサイトでは同じ名前と住所での新規登録を許さないようにしていた。
一体、何のデータを取りたくて銀行並みの厳しいユニークネスを敷いているのだろうか。お陰でチケットが買えないじゃないか。遠くラテンの国から堅いお国柄がしのばれて、ちょっと涼しくなった。
2013.5.15(水) メキシコ(カンクン)
お国柄の続報
昨日の続き。
仕方ないので、発券係にメールを送ったら「メールでも電話でも買える」というので、早速、朝、サイトで座席表を見ながら座席を選び、指定のコンサート名、日付け、座席まで指定してメールを送ったら、午後には返事が来て予約しておいたとのこと。
予約は5月22日までリザーブされているので、それまでにクレジットカード番号や必要な情報をくれれば、決裁して、あとは現地でチケットを受け取れるということだった。
対応が早い。そして指示も明確だ。さすが一流のコンサートホールだ。
昨日はこの国の硬直したシステムに冷たさを感じたが、今日は適切で素早い対応に感心した。まぁ、人の気持ちなんてのは小さな出来事でころころ変わるもんなんだなぁ。
2013.5.16(木) メキシコ(カンクン)
ヨーロッパのオペラ、すでに遅し
ヨーロッパ6月のオペラのチケットを取ろうとネットを見てみたら、ミラノもウィーンもフィレンツェも既に売り切れ、あるいは売り切れ寸前でフィレンツェのマクベスだけをようよう手に入れるだけで終わってしまった。
遅かった。
今年はヴェルディとワーグナー共に生誕200周年記念の年。この二人「ため」なんですね。
ミラノはワーグナーの「神々の黄昏」、ウィーンは「ワルキューレ」「トリスタンとイゾルデ」を用意していたがいずれも完売。ワーグナーは曲の素晴らしさもさることながらオペラの上演時間の長さでも有名だ。
立ち見の可能性を探ったら、「トリスタンとイゾルデ」は上演時間4時間45分とあり、もし立ち見券を入手したいなら3時間ないし4時間前から並ぶ必要があって・・・。パタゴニアのトレッキングなら7時間歩くのは楽しいだろうけど、ワーグナーで7時間立ちっぱなしは厳しい。もうちょっと短い上演時間の「ロメオとジュリエット」があるので、そちらを立ち見する可能性を探ろうということで本日の調査は終了。
2013.5.17(金) メキシコ(カンクン)
理系女子との夕べ
今夜のリビングには珍しく理系の女性2人が席についていた。一人は物理博士、一人は化学の学部出身。そこに工学部の夫と文学部の私。私だけ文系という中で夜話が始まった。
テーマは学生時代の専門分野から始まったのだが、いきなり文系の私にはついていけない発言が続出。いわく学生時代の実験の話では取得したデータの縦軸の横軸のパラメータは何だったのか?に始まり、人間の感情は結局はホルモンの働きで全て説明つくのではないか?、アインシュタインの相対性理論に対してミクロの世界ではそれに反する事実が出てきている今、両方をつなぐ理論はどんな形になるのか?、認識されている4次元以降5次元から11次元までにはどんな可能性が含まれているのか?などなど。そして生物学は突き詰めると化学、そして化学を突き詰めると物理学。では物理を突き詰めるとそれは哲学になり、究極は宗教になるのではないかという話から、4人とも世界一周しているので各地域で経験した宗教観などを交えての宗教とはという話など。
こういう話をバックパッカーとしたのは初めてだと思うが、旅人という要素と絡まって私にも参加できるとても面白い語らいになった。
夜も更けてきたので各々の部屋へと戻ってからも、女子ドミでは「どんな原子が好き?」という話で私以外の二人は大盛り上がり。化学出身者が「c(炭素)だ」といえば、物理出身は「それっていかにも地球人的発想だわね。私は水素かしら」と切り返す。原子の嗜好性についてなんて考えた事もない私にとっては新鮮で面白い会話だった。
こんな夜もある。
2013.5.18(土) メキシコ(カンクン)
ローカルビーチのトルトゥーガ、夜はシェア飯
先週に続いてホテルゾーンにありながらローカル色の強いビーチを訪ねた。
今日訪れたのはイスラ・ムヘーレスという島へのフェリーも出ているプラヤ・トルゥーガ。先週のプラヤ・ランゴスタに比べるとガンガンと大きな音での音楽がかかり、ビーチベッドとパラソルが並ぶ後ろのレストランからカクテルや食事を運んできてもらえるし、時々アメリカ人がバンジージャンプするのを海の中から見物できる。
というわけで、より賑やかに楽しみたいメキシコ人家族がおしかけているビーチだった。
外海に近くなるせいか波があって砂を巻き上げているので、海は澄んだきれいな水には見えない。が、海の中でMCが盛り上げる拍手の合図などに合わせてバンジーを見上げるのは、何だか週末な雰囲気で楽しかった。
ビーチベッドを借りようかなとも思ったが1時間くらいしか滞在できないのに二人分で150ペソ(1300円くらい)といわれたのでやめて、ビーチにタオルを敷いて寝転がっていた。
ビーチで1時間寝転がってから向かった先はウォールマートというアメリカ系の大きなスーパー。ここで食材を買いこんで、今日はオーナーと女性宿泊客3名とでシェア飯なのだ。
皆、各々の観光場所から帰ってきて午後6時くらいから調理開始。皆で作れば早いし、楽しい。
メニューは海老とソラマメのジェノベーゼ和え、コールスローサラダ、ワカモレの前菜3点とトスターダス(カリッとローストしてあるトルティーヤ)。で、メインはホワイトソースとエビとほうれん草のラザニアとイワシと野菜のトマトソースのラザニアの2種。どちらも基本のラザニアではないので受け入れられるかな?という不安もあったが、売れ行き上々、会話もはずむシェア飯となり、よかった、よかった。今日のメンバーは物理博士、海外日本人学校教員、重役秘書。女性もこうなってくると、かなり話題がバラエティーに富んで面白い。
2013.5.19(日) メキシコ(カンクン)
ココボンゴ前のビーチ
そろそろカンクンともお別れの日が近づいてきた。週末だけアルコールを飲んでもいいと思っている私達にとっては、今日はビーチでビールを飲める最後のチャンス。
そう思ったら、やはり基本に立ち返ってホテルゾーンのココボンゴというクラブの左手から入るビーチに言ってカリブ海の水色の海を拝もうじゃないかという気持ちが高まってきた。
実は8年前に初めてカンクンに来たビーチがここだった。このネオンブルーにはいたく感動したなぁ。
久しぶりに見るココボンゴ前の海はやはりネオンブルーの発光色を見せながら美しく輝いていた。やっぱり来てよかった。
18km地点にあるビーチではビーチでの飲酒が禁止されているのだが、ここでは何人かが飲んでいた。お店で飲まなきゃいけないかと思っていただけに、これは嬉しい。一番近い売店で聞いたらビーチで飲酒しても違法じゃないって。ということで、ビーチでビール(とポテトチップス)。
夜は午後7時から公園でサルサレッスンをうけた。今日はいつもにも増して盛りだくさんな内容。肩と腰をグネグネさせるセニョールがたくさんいて夏も本番になってきたムンムンのラテン気分を味わった。
で、帰ってからは鶏肉と豚ミンチの鍋。白菜をオーナーに買ってきてもらえたので鍋らしくなって大満足。雑炊でフィニッシュのあとはオーナー手作りのようかんで終了した。日本人に連れてこられて宿泊しているフィンランド人に野菜を茹でて食べる鍋、リゾットのようなスープのような雑炊、そしてようかんとめくるめく異文化の玉を投げ続けてあげた。
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