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2013年
1月:1,2,3
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11月:1,2

2012年
1-1,1-2,1-3,1-4
2-1,2-2,2-3,2-4
3-1,3-2, 3-3
5月:1,2,3,4
6月:1,2,3,4
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10月:1,2,3,4
11月:1
2012.03.04(日) メキシコ・カンクン
アメリカのイミグレで別室へ!ケース1

 メキシコへはアメリカ合衆国経由で入ってくる旅人も多い。テロ対策ということでアメリカ合衆国でのトランジットは警備が厳しく、それ故に様々なエピソードを生んでいる。ここの所、立て続けに2人、別室送りになった女性一人旅の旅人に出会ってエピソードを聞いた。その第一弾は・・・。

 彼女は日本からカリブ海の島に行き、そこからアメリカ経由でカンクンにやってきたのだが、マイアミのオフィサーは最初から不機嫌モードで対応にあたっていたという。ふてくされたように質問し、彼女の回答に対しても見下すような態度を取る。その対応にかちんと来ていた彼女は、最後にオフィサーがパスポートを投げ返してきたのに堪忍袋の緒が切れて、去り際に「f*** you」と言ってしまった。

 そしてイミグレを後にして歩いていたら、担当したオフィサーがブースから出て走り寄ってきて彼女を止め、再度パスポートの提示をさせてそこに何か記号を書き込んで同僚を呼び、彼女を別室に連れていくように指示したのだった。不審な点があるというよりも態度が悪かったためにこってりと質問されたようだ。

 「生れて初めて生身の人間に向かって”f*** you”と言ってみたら酷い目にあった。もう2度とこの言葉は使わないようにしよう」と彼女は心に誓ったのだが、メキシコに到着して荷物を受け取って確認したら、カリブ海の島で見つけた貴重なお土産品がそっくりなくなっていて、即刻「f*** you」とつぶやく羽目になったのだった。


2012.03.03(土) メキシコ・カンクン
週末のお楽しみは食事!

週中はウォーキングと食事制限しているが、週末だけはビールも食事も解禁。今週末はラザニアを食べたかったのだが、2人分のラザニアは作りにくい。とういうことでちょいと女子大生を誘ったら我も我もと参加希望者が出て、結局、宿泊者全員でのシェア飯となった。

 メニューはワカモレ(アボガド)、フライドポテト、トルィーヤチップス、サラダ、ラザニア。皆で手分けして作ったら1時間くらいで完成した。


 ラザニアに使うチーズは昼間のうちに宿のスタッフのメッチェが知っている民家でチーズを販売している家から買ってきたオアハカチーズ。

 スーパーで売っている物は大きなオアハカチーズをプラスチック容器に小分けにして売っているのだが、容器の溶剤が溶けてチーズに臭いも味もつく最悪な物だったので、こうして別のチーズを求めたのだった。

 1kgあたり80ペソ(約500円)というのは安くないがとても上質でおいしいチーズが手に入った。やはり地元民はよく知っている。

 今日のメニューは大学生好みだったので、皆から大絶賛を受けて気分は揚げ揚げで楽しかった。最近は少食な自分達に合わせた量で、女子大生諸君には不足気味だったのだがアイちゃんという子がデザートを大量に買ってきてくれて、最後に皆一気に満腹になった。さーて、来週は何で楽しもうかな。


2012.03.02(金) メキシコ・カンクン
週末になると天気が悪くなる

 歩き始めて、初めて途中で大雨が降る事態となった。幸いにもホテルの観光案内ブース(使われていない)があって丁度雨宿りすることができたからよかった。

 ここの所、2週間続けて週末になると天気が崩れている。月曜日から金曜日はウォーキングにあてているので、そろそろ週末にでも海に入ってみたいという季節になってきたというのに、なかなか入れないなぁ。





2012.03.01(木) メキシコ・カンクン
最近、カンクンの空港から市内への交通が厳しい

 世界中どこでも言えることだが、先進国からお客さんが集まる国際空港から市内に入る交通機関は先進国並みのお金を取る。ドミニカ共和国、キューバ、モーリシャスなどがそうだ。国としての物価は高くないがリゾートを売りにしている国では、入口ではきっちりお金をいただきたいという所が多い。

 ここカンクンは先にあげた国に比べたら、ちゃんと市バスが走っていて良心的な値段で空港から市内まで行く事ができる(片道48ペソ、約300円強)ようになっている。しかし、最近、アメリカ及びヨーロッパの不況の余波を受けてかタクシーの客引き合戦がとてもし烈になっていて、ともするとバスの出る場所を聞いても勝手にタクシーに誘導されたり、「今日はバスはない」とか「バスだと市内まで2時間もかかる(混んでも40分くらいでノンストップで行くのに)」とかまるでインドのデリーのような事を言われたという旅行者が増えてきている。

 私達も今回到着した時に、いつもとは違うターミナルに着いてしまったようで市バスの出る場所がよくわからなかった。そこで、その辺にいる旅行代理店の人に尋ねたら、周囲にいるタクシー客引の反応を恐れてか思いっきり無視された。確かこちらだと思って歩き始めると、右から左からタクシーの客引きが寄ってきて、昨年よりも激しくなっている気がした。ま、全部無視したらか問題なかったけどね。

 一番いいのは市バスの会社ADO(スペイン語読みでアー・デー・オーという)のカウンターを探してチケットを買ってバス乗り場を教えてもらう事だ。寄ってくるタクシー運転手にはこのチケットを見せたら誰もが引きさがる。

 問題は夜中に空港に到着してしまった場合だ。一昨日NYから深夜0時に到着した女子大生2人組はチェントロと呼ばれる市街地にあるこの宿までタクシーで一人US$20を支払わされた。その前に空港から5分のホテルを予約した女性もUS$40を要求され、その前に来た男子大学生は夜中の3時に到着して業者がもう仕事仕舞いで家に帰る乗り合い車に押し込まれてUS$20を払わされている。「夜中に到着してチェントロに行くなら一人どうしてもUS$20は取る」という暗黙のルールがあるとしか思えない。

 これから春休みで大学生達が日本から来る場合、NY経由だと夜中着になる可能性が高い。素敵なビーチリゾートだと期待に胸を膨らませてきた玄関口で横っ面を張られる思いをするのはかわいそうだ。何かいい手はないのかなぁ。


2012.02.29(水) メキシコ・カンクン
そういえば、ジャマイカに関するちょっとした情報

 数日前にジャマイカからカンクンにやってきた女性旅行者が滞在していた。元来レゲエが好きだということもあってか、彼女の初めてのジャマイカ滞在は大成功。ご飯もおいしい、人も最高に楽しくてお洒落。絶対にジャマイカに行って欲しいと、今やジャマイカ観光大使の気分でお勧めされた。

 が、しかーし。

 過去にジャマイカを訪れた旅行者からは、こんなにジャマイカをお勧めされたことがない。むしろ、首都キングストンはとても危険なので可能ならば行かない方がいいとか、勝手に町案内されてチップを取られたとか、ひったくりにあったとか、やられた話が多かった。

 そこで、ジャマイカが大好きとなったこの女性にこの辺りをヒアリングしてみると、「まぁ、ジャマイカ人というのはノリがよくてお洒落な渋谷に出入りしている若者みたいな感覚なんです」と総括してくれた。つまり、レゲエが好きでレゲエ好きな人風のファッションをしている女性には滅法愛想がよくて親切なのだが、色白でひょろひょろした東洋人男子などを見るとついつい「おい、小銭があったらお兄さんによこせよ」と肩に腕をまわして脅しちゃうような所があるらしい。しかし、彼女いわく、そういうのもシャレなので軽く「いやー、今小銭ないんだよねー」とかわすと「そうなんだー」とサーっと離れていくんだそうだ。「本当は優しくておちゃめで、いい人ばっかりなんですよ」と彼女は言う。

 ということで、ジャマイカ入りしたい色白で細身の若者日本人男子に忠告。まずは彼らに気に入られるようなファッション武装し、からまれてもヘラヘラとかわす術を身につければ、ジャマイカは夢の思い出に包まれることになるでしょう。

 って、本当か、おい。


2012.02.28(火) メキシコ・カンクン
現地で楽しむ文学作品

 昨日から病と称してゆっくりと読書を楽しんでいる。村上龍氏の「エクスタシー」と「メランコリア」という連作で宿に旅人が置いていったものだ。メランコリアの後半に舞台がカンクンになるに至って、なぜ旅人がこの本を持って来たのかがわかった。

 詳細に描かれているのはいつも私達が散歩しているホテルゾーンと呼ばれる南北15km程にも及ぶ細長い砂州にある高級ホテルの一つだ。カリブ海の液体とは思えない海、やしの木が揺れる真っ白な砂浜、水色から遠くに深い紺色へと変わる海の色のグラデーションなど見慣れた景色の表現が出てくるので、主人公がカンクンに対して吐く感想をリアルに理解することができる。

 同時に文学作品というのはリアルに感じさせる、しかしリアルではない創作なのだと強くも感じた。つまり、小説の中では、私達がここで目にする全てではなく、この小説に必要な要素だけを必要な表現を使って文章化しているので、私がここにいて見て感じるよりもずっとカンクンが官能的な灼熱の場所に描かれていることもまたわかるのだ。小説だけを読んでいると何か秘境のような言葉の通じないメキシコ人のホテルスタッフだけに囲まれているような雰囲気がするし、ギラギラ照りつける太陽の下はそよ風一つ吹かない暑さを感じさせるが、実際にはアメリカ人を中心にやたらにハイテンションのグループ観光客が闊歩し、メキシコ人スタッフはベラベラと英語を話し、実はホテルソーンは一年中ビュービュー風が吹く場所だったりする。

 そういう雑音要素を差っぴいて作品に仕上げられるのが作家の技量なんだろうなぁ。村上龍さん、すごい。


2012.02.27(月) メキシコ・カンクン
今日は運動はお休み

 昨日の食あたりから明けて今日、オーナーに体調が悪くなったという話をしたらエビじゃなくて、夕飯の牛肉だろうという結論。一緒にエビを食べたオーナーはピンピンしているからそうなのだろう。

 昨日の牛肉は一昨日のうちにローストビーフを作り、一昼夜わざわざ冷蔵庫で肉を休ませてからスライスしてフライパンで軽くあぶって食べた。この冷蔵庫で休ませている間に雑菌が繁殖してしまったようだ。同じ調理方法だがそんなに間をおかずに食べた前回は全く体調に異変がなかったから、今回「寝かせる」過程がまずかったんだと思われる。

 そういえば、メキシコ・シティーの歯科手術を受けた後でまだ傷口がよくふさがっていない時、屋台で焼きざましの肉を使ったタコスを食べて一気に体調を崩した時があった。この国では焼いた肉を放置するとすぐに雑菌が繁殖するようだ。怖い、怖い。

 夫は朝一番でトイレで何もかも出したとすっきりしていたはずなのに、夕方から発熱。アスピリンでなんとか解熱したが二人とも調子がすぐれない一日だった。


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