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2014年
1月:1,
2月:1,2
3月:1,2,3,4
4月:1,2,3,4
5月:1,2,3,4,5
6月:1,2,3,4


2013年
1月:1,2,3
2月:1,2,3,4
3月:1,2,3,4
4月:1,2,3,4
5月:1,2,3,4,5
6月:1,2,3,4
7月:1,2,3,4
8月:1,2,3,4,5
9月:1,2,3,4
10月:1,2,3,4
11月:1,2

2012年
1-1,1-2,1-3,1-4
2-1,2-2,2-3,2-4
3-1,3-2, 3-3
5月:1,2,3,4
6月:1,2,3,4
7月:1,2,3,4
8月:1,2,3,4
9月:1,2,3,4,5
10月:1,2,3,4
11月:1
2013.2.18(月) イタリア(ミラノ)→メキシコ(カンクン)
Neosで移動

 11日前に飛行機に乗り遅れた失敗を繰り返してはいけないと、今回は前々日から直前まで出発時間を確かめて、更に空港には4時間前に到着するようにして、万全の態勢で空孔へと出かけた。宿からタクシーで10ユーロ、バスで8ユーロかけて空港ターミナルに到着して、電光掲示板に自分達の便を見つけた時にやっとホッとしたのだった。

 さすがに4時間前のカウンターに人は一人もいないので、チェックインロビーの上の階でゆっくりとお昼ご飯を食べて3時間半前にチェックインカウンターをのぞいてみたら何と長蛇の列。

 またまた出発時刻が前倒しになったのかと驚いたが、定刻通りの出発のようだ。Neosに乗る乗客は常に緊張感を持って早目、早目にチェックインしにくるのが常識のようだ。

 イタリアのLCCであるNeosに乗るのはこれで2回目である。ハイシーズンのリゾート地に週2便くらいしか飛ばしていないし、基本的にツアー客のためのチャーター便だと思われるが、安い割に気が効いたサービスがあっていい感じだ。

 例えば機内の照明を夕方の雰囲気は紫、明け方はオレンジなどにして、時差を超えて移動する乗客に体内時間調節しやすい配慮がされている。食事はシンプルだが質のいいオリーブオイル、個別にパックされたフレッシュなパルミジャーノ・レッジャーノがついていたり、アイスクリームのサービス、食後のグラッパ、食事時に無料でアルコールが配布されるが余ったビールはその後も飛行機後部まで乗客が取りにいけばどんどん振る舞ってくれるという気前のよさなど、ポイントをついたサービスが心地よかった。

 LCCなので預け入れ荷物20kgを1kgでも超えるとチャージされること、機内では凝った食事ではなく、イタリア人対応のためか量も少なめ、CAはあまり英語がうまくない、機内で表示される到着地の現地時間が間違っているなどの点はあるが、別にそんなのは問題ない。何よりも片道450ユーロ弱で大陸を渡ってくれる航空会社の存在はありがたい。

 機内での表示が間違っていて、カンクンへの到着が午後10時15分だとすっかり思いこんでいた私達。午後11時の最終バスを逃したら「空港に宿泊か?」という思いがあって、いらいらと急ぎながら最後の税関を通過したのが自分の時計で午後11時5分前。スーツケースをひきずりながら猛ダッシュでバス停へ向かった。途中には恒例の「バスの停留所は位置が変わっているよ」とか「バスはもう終わっていると」という嘘つき客引きがいたが(カンクン)、全て無視してバス乗り場に到着するとまだ人がいる。聞けばまだバスがあるというので万歳をしながらバスにのって宿に到着したのだった。

 シャワーを浴びて一息ついて、もう寝ようかと思った頃に、仮眠をとって私達の到着を待っていてくれたオーナーが起きてきて、ようやく現在時間が11時だということが判明したのだった。つまり、カンクンに到着してから今まで1時間早い時間に時計を合わせていたのだ。そうとわかっていたら、こんなに焦らなくてもよかったのに。そう思った途端に疲れに見舞われて、そのままベッドに倒れ込むように入って寝てしまった。


2013.2.19(火)20(水) メキシコ(カンクン)
休息の日

 真冬のミラノから暖かいカンクンにやってくると、体がしびれたように疲れが放電されていくのを感じる。いやー、疲れたなぁと体を休めながら他の旅人とおしゃべりしていたりすると、あっという間に時間が流れ去っていく。


2013.2.21(木) メキシコ(カンクン)
ウォーキング開始

 体の疲れも取れてきた。さて、ここでの生活の始まりとして、まずはホテルゾーンへのウォーキングへでも行ってみよう。昨年から始めたウォーキングでは、まず宿から市バスに乗ってホテルゾーンへ行く。

 ホテルゾーンとは南北約25kmくらいに細長く伸びる砂州に高級ホテルが立ち並ぶ地域で、いわゆるカンクンへの旅行というと通常はここに宿泊する事になっている。私たちのいるようなゲストハウスはこの砂州までバスで2〜30分くらいのダウンタウンにあるので、ホテルゾーンへはバスで行くことになる。

 ホテルゾーンには北部から南部に向けてキロ数表示がされている。南に下るほど大きな数字で表示される。市バスは20km地点のウェスティンホテルで折り返し運転する場合が多いので、私たちはここをウォーキングの出発点としてそこから北方向に向けて10km、つまり10kmポイントまで歩く事にしている。

 17km地点の展望台ではホテルゾーン全体が見渡せる。今日は少し曇っているが、それでもカリブ海の海は昨年と同じく美しいネオンブルーの広がりを見せていた。

 14km地点のククルカンプラザというショッピングモールで、冷房を楽しみながら持って来た氷水を飲んでトイレ休憩。

 ここまで歩いたらあとはもう、10km地点まではすぐだ。

 久しぶりにがっつり10km以上歩いたので疲れたが、ユルイ気温と心地よい風、目にも美しい青い海を見ながらのウォーキングは爽快だ。


2013.2.22(金) メキシコ(カンクン)
ジョバンニの知恵

 ミラノの安宿で出会った自称「シチリアのマグロ仲介人」のジョバンニ。

 とにかく女性絡みの武勇伝を語りたがる大酒のみのじいさんだったが、彼が作ってくれたパスタから学んだことが2つあった。

 1つはソースを作る時にフライパンに入れるオイルの量。あの時は玉ねぎとシーチキンとトマトだったが、具がひたひたになる程にオイルを入れていた。

 2つめはソースを作る時の火加減。最初からずーっと弱火で、強火にしたのは最後にパスタを入れてあおる時だけ。

 この2点を真似してみたら、後から入れた茹で汁と乳化して全てが麺に絡みつく最高のソースとなった。

 ジョバンニの、というかシチリアのマンマの知恵に感謝。


2013.2.23(土) メキシコ(カンクン)
そんな人生もある

 今朝、同じ宿をチェックアウトしたKさんは、バイクで世界一周を始めてはや2年という長期旅行者だ。

 バイクの国籍はヨーロッパのある国。というのもKさんはもう30年近くその国に暮らしているからなのだそうだ。

 大学で建築を学んでいたKさんは卒業前の旅行でその国の建築協会を訪ねて建築事務所の見学をしたいと申し出た。協会が紹介してくれて見学をした事務所で、「それならうちで働いてみるか?」と言われて、そのままその国で建築家になたというのがいきさつ。

 苦労も多かったとは思うが、実りも多かったろうと思う。

 今、日本で就職が決まったという大学生に聞いてみると労働環境はかなり過酷で「ブラック企業」スレスレかという所に行くしかない場合も多いようだ。ヨーロッパもアメリカも世界的不況ではあるが、Kさんのように勇気を持って飛び込んでみたら活路が開ける場合もあるかもしれないって、今度、大学生に会ったら話してあげたいと思った。


2013.2.24(日) メキシコ(カンクン)
サルサレッスン

 宿から徒歩2分にある公園では毎週日曜日の夕方からサルサレッスンが行われている。

 午後6時からは上級クラス、午後7時からは初心者クラスと約1時間のレッスンが2レベルにわかれて行われる。

 以前にも参加したことがあるのだが、先生たちはキューバ人だそうで英語も話せる。今年も行ってみると、参加人数も増えて盛況だった。

 初心者クラスは30分間は全員前を向いて一人ずつでステップの練習、残り30分で男女組みになって踊る練習だ。フォークダンスみたいに各組が横並びになって、合図されたら一人ずつずれて違うパートナーと組むようになっていた。

 知らないメキシコ人のおっちゃんや、中学生みたいな少年と楽しいひと時を過ごして帰ってきた。レッスン料金は「お気持ち」(スペイン語でコーポラシオーネ)で10ペソ(80円)。半分くらいの地元民は払っていないけれど、まぁ外国人の私達は払いますよ。だって安いもんね。こりゃぁ、行かなきゃ損だ。


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