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11月:1,2

2012年
1-1,1-2,1-3,1-4
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5月:1,2,3,4
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10月:1,2,3,4
11月:1
2012.01.22(日) タイ・バンコク
神様からの警告

混雑する週末市場のチャトチャックで盗難にあった。

 バッグの中に入れていたハンカチを取り出そうとしたら、バラバラと中身が床に落ちていき、初めてバッグがナイフのようなものでざっくりと切られていることに気付いたのだった。

 「うわー、大変だ!」

 久しぶりの盗難だ。すぐにバッグの中身を確かめたらカメラケースが盗まれていた。幸いにも今日は撮影することが多かったので、カメラは手に持って歩いていてケースは空だった。盗んだ輩はがっかりしていることだろう。しかし、こっちだって1時間前に買ったばかりの150バーツ(225円)のケースと1年間使い倒した100バーツ(当時300円)のバッグがパーになって頭に来る。それにしても、手帳やメガネケースではなくてカメラケース一直線に狙っているあたりがプロの手口を感じさせた。

 今日は、今年バージョンの新しいバッグも買っていたので、さっそく使う事になった。それにしても、敵はいつから私を付け狙っていたのだろうか?何を根拠に私をターゲットにしたのだろうか?浮かれていたからだろうか?そして私は何に夢中になってバッグを切られた事に気付かなかったのだろうか?

 思えば最近は気が緩んでいて、斜めがけにしていたバッグを後ろ側にしていることが多かった。ファッションの買物をするという行為が、これまでの旅の中であまりに少なかったで、わたしはとーっても嬉しいと感じていた。その気持ちの高揚が気の緩みにつながっていたんだろうと思う。

 それにしてもおかしい。

 いくら気が緩んでいたとしても、こんなにザックリやられるなんてここ数年なかったことだった。こうなってくると別に原因を求めたくなる。思いついたのが、10日ほど前から始めたセラム美容液と買ったばかりのノースリーブシャツ。以前よりもセラミドが増えてやや輝くお肌になり、バックパッカーらしからぬファッションをした私が「小奇麗な短期旅行者」に見えたために盗難にあったとしたら、美容液の効果が出てるってことになる。

 こう考えたら、少しは気も晴れてきたっが、あああ、とにかく深く反省。これからは、しっかりと荷物を前に抱えて歩いていきます。

 今回、カメラを外に出していたのは奇跡的な幸運だった。チャイニーズ・ニューイヤーの今日、神様から頂いた警告として、しかと受け止めたのだった。


2012.01.21(土) タイ・バンコク
バーゲン探索

今、旧正月を前にして、バンコクでは多くの店がバーゲンを行っている。

 伊勢丹前のBig Cというスーパーが入っているビルの1階に入っているx?actというブランドの店(?部分は出せないのでご勘弁)が面白そうだったので、今日じっくりと見てみることにした。

 男性物も女性物も最高70%オフまでのバーゲンをしていた。ターゲット年齢層は20代というところだろうか?しかし女性物などは私でも着られそうなものがあったので、片っ端から試着してきた。因みにバーゲン中は試着室は使えないので、上から着て試した。

 70%オフになっているTシャツは265バーツになっている。他にも300バーツ代も多くあり、ほとんどのアイテムが1000バーツ以下だった。昨年の流行を取り入れていて、素材よりはデザイン重視の傾向はフォーエヴァー21に似た物がある。着ては試すこと20分。だんだんと熱が冷めてくると、さして欲しいと思わなくなってしまった。女性の顔のイラストのTシャツはどこかオタクっぽいし、鋲内のあるTシャツは鋲の所から破れてきそうだし、むむむ。何かがしっくりこなかった。

 次に向かったのは向かいのセントラル・ワールド。ユニクロは日本よりも少しだけ値段高めだし、特に欲しいものがない。GAPはバーゲンを行っておらず男性用シャツで1600バーツとタイなのに高級値段。

 最後に訪れたのがフランス系女性物量販店のPromodだった。ここは最高70%オフまで激しく値下げしてTシャツ類は500バーツ代後半からとなっていた。値段はx?actの倍以上となるが、ディテールのデザインやプリントのクオリティーが全く違う。例えば昨年流行ったドルマンスリーブの変形のような袖の片口がとても大きいTシャツも、ウエストが絞り込まれたデザインになって、タイのローカルブランドのようにだぶついていない。シャツも前開きのボタン上から3つくらいはVネックを形成して飾りボタンになっていたり、ウエスト部分が背中でつままれていてボディーラインに沿ったデザインになっている。フランスでよく見るお店はやっぱりレベルが違うなぁ。とはいえ、ファストファッションの流れを組んでいて、そんなに高級素材を使っているわけではなく、バーゲン前の値段の日本円で4000円、6000円くらいでは買いたい製品ではない。でも、バーゲンならオッケー。

 昨日見てきたターミナル21に入っていたエスプリも半額になっている製品があって、クオリティーから考えたら買ってもいいと思えるものがあった。

 結論としては、バンコクのバーゲン時期にはヨーロッパやアメリカなどの先進国ブランドの商品を狙うのがお得といえそうだ。


2012.01.20(金) タイ・バンコク
大丈夫かなぁ?

昨日、バスの中からみかけたアソーク駅前の新しいショッピングモール、ターミナル21に行ってきた。

 空港のターミナルをイメージしているらしく、エントランスは各階へのエスカレーターとは別に3階まで一気に上がれるエスカレーターをつけて未来的なイメージを出していた。

 各階は空港から旅だった先の都市をモチーフに、1階はパリ、2階は東京、3階はロンドンという風な内装にしている。2フロアあるレストラン階のうち下の階はサンフランシスコがモチーフでシーフードなどを取りそろえ、トイレも船内のようにデザインされている。

 どこに足を運んでも楽しい内装がたくさんあって、ショッピングモールというよりは何かのテーマパークに来たかのような感じを受けた。

 ただし、入っているテナントがねぇ。グランドフロアにはスポーツ系有名ブランドが数社、1階にエスプリとヨーロッパ系ブランドのPromodが入っているのはよかったが、他はプラティナムで選んできた商品のセレクトショップのような店が多いのだ。浮き浮きするような楽しいテーマパークのような中で商品を手に取って、「思わず欲しくなっちゃう」というのが狙いなのだろうか?

 でも、バンコクの気のきいた会社で働くOLさんは、会社の近くにランチタイムだけ出没する「OL市場」と呼ばれるブランド品の市場で目が肥えているだろうし、プラティナムを利用している人は雰囲気だけで値段が上がっているここにはこないでプラティナムに行くだろうし。一体誰をターゲットにしているのか、よくわからないなぁ。エアーアジアでどーっと乗り付けてくるマレーシア人観光客あたりだろうか?

 コスパを極めたいと日々思っていると、こういう雰囲気がどのくらい消費につながるかというのは自分の感覚からは遠くてよくわからなくなっているかもしれない。しかし、そこを差し引いても、今のテナントじゃぁターミナル21の将来は大丈夫か?とちらと思ってしまった。


2012.01.19(木) タイ・バンコク
「らーめんチャンピオンズ」でビジネスの熱気を食す

ということで、今日のお昼はトンローとエカマイの間にある「らーめんチャンピオンズ」という日本のラーメン店軒が集まった場所へと向かった。

 フェイスブックにも長々と説明してしまったが、ここは昨年できた場所で、3ヵ月間で人気投票をしてタイでのラーメンチャンピオンを決めるという企画として作られたようだ。

 発案者はオイシoishiという日本料理レストランをチェーン展開する中国人実業家だが、呼ばれて来ている店舗は全て日本に実在するもので、スープの味や麺はかなり日本のに肉薄していると思われる。

 現地で写真を見ているうちに、優勝した店ではなく別の店で食べたくなって食べたが、味噌ラーメンは味噌がやや甘めで好みではないものの、坦々麺はおいしく、麺もちゃんとモチモチ手打ち風でそれなりにおいしかった。

 「オイシ」の社長の経歴をウィキペディアで読んでみると、ビジネスセンスに長けた人らしい。紆余曲折の後にオイシでブレイクして、次に緑茶飲料でブレイクして、ラーメンイベント企画なども行っている。バンコクには雨後の筍のように次々に新しいビジネスにチャレンジしているアントレプレナーがたくさんいるのだろうか?私が接するのはほんの一部の飲食業や服飾業にすぎないのだが、それでも、こうして旅人としてタイにいる間に、そのビジネスの熱気に浴されるというのは味覚とは違った楽しみじゃないだろうか?


2012.01.18(水) タイ・バンコク
新たなる挑戦


 我が家の懸案事項の一つに「肥満からの脱却」という課題がある。昨年、フランスという美食の国で夏を過している時からこうなる事はわかっていたが、あの国で、あのワインを、あのチーズを、あのパンを、肉を、フォアグラを食べずに過すのはフランスに対する冒とくであり、滞在時間の無駄とさえ言えると真剣に思っているから後悔はない。一緒にウーファーで働いていたアメリカ人の女性も、国じゃぁビーガンという最高に厳格なベジタリアンだが、チーズも生ハムもソーセージも食べていた。「だって、イレジスタブル(抵抗できない)なんだもの」。私は彼女の話を聞いて、深ーくうなずいたものだった。こういう文脈の中で覚える英単語はしっかりと頭に入るもんだ、イレジスタブル。

 しかし、つけは確実に体に反映されている。そして今年もおいしそうな夏が待っている。ということで、日本を出てからタイでは控えめな食事を心がけていた。

 そして昨日、知り合ったご夫妻から耳寄りな情報を入手したのだ。スリムなこのご夫妻は朝は果物だけ、昼と夜は食事前に腹半分をキャベツで満たしてから食事に臨むのだそうだ。この食生活で旦那さんは特に運動したわけでもないのに10kgも体重が減った(どのくらいの期間でそうなったかは聞きそびれました)という。そして二人とも快調な腸生活を送っておられるのだそうだ。私が注目したのは奥さまのお肌。そりゃぁもう、つるりんとシミもなく美しい。夜は顔を洗うだけで化粧水も付けないというから驚きだった。

 ということで早速、我が家も今夜からキャベツを取り入れることにした。今夜は気合いを入れてキャベツだけ。一人4分の1で茎も入れて250gくらいだろう。甘味のある味で案外お腹が満たされた。でもねぇ、すでに明日の昼、ラーメンを食べたいって言ってる人がいるんですけど。


2012.01.17(火) タイ・バンコク
人との出会い


写真はパッチワーク風にしてみました。
 私達の旅のホームページをかなり以前から見ていてくれているというご夫婦から連絡を頂き、今日、お昼から会う事になった。同年代で数年前に仕事をやめて、半年は日本、半年は海外という生活をされているのだそうだ。

 お二人は中南米への旅に興味を持っていて、実際に行ってきた私達から話を聞いてみたいということもあり、まずは旅の話となった。

 自由に旅の話をしてみると、最近自分が面白かった旅先が、案外、東京だったということが判明した。今回の東京滞在で見たり聞いたりした事は現代日本の世相を反映して、面白くもあり奇妙でもあるエピソードになる。東京には短期間しか滞在しておらず、しかも自分達がかつて住んでいてまったく未知でもないのに、これだけ新しい発見ができる。あらためて「東京」というのは面白いパワフルな町だと再認識したのだった。

 話しながらまた、東京に住んでいたらこういう認識は持ちにくかったろうという思いも起こった。離れているからこそ俯瞰できる。属していないからどこにでも入れる。旅をして変わったことは何ですか?と彼らに聞かれた時に言いそびれたが、どこに行ってもその共同体にはまることなく俯瞰しているので、内部にいる人よりも変化をビビッドに感じられるようになったかもしれない、ということがある。

 新しい人との出会いは、出会った人から情報を得るだけでなく、自身の内部を覗くきっかけにもなる。そういう意味では、今日も発見があった日だった。


2012.01.16(月) タイ・バンコク
月曜日は真剣勝負


 いつも利用しているバス停付近は宝くじ売りの露店が軒を連ねているのだが、今日ほど白熱した空気に包まれている日を見た事がなかった。

 いつもはぼんやりと空を見上げて、時々みかんの皮をむいて口に放り込んだりしている店のおっちゃんやおばちゃんが、立ち並ぶお客の要望に応えて「はい、この番号を3枚、あちらを5枚ね」とテキパキと売りさばいている。いや、まさに別人のようだった。

 お客もお客でしかめつらでどこかに電話したり、手元に何やら数字を書き込んだメモをじっと睨んだり、こそこそ友人同士で話し合ったり、普段見られないタイ人の表情がそこにあっる。昨年の洪水のニュースのテレビ画面の中でさえ、膝まで水につかりながらテレビカメラに向かって笑顔で歩いていたタイ人が今日はどうしたということだろうか。

 宝くじ販売屋台の続く端には建物の軒下に椅子が並んでいて皆が一方向を向いてモニターを凝視している場所があった。モニターにはテーブルとガラガラのような物が映し出されている。ああ、そうか。皆、発表を待っているのか。ひどく緊迫した空気がムッとするバンコクの気温の中にあるのは、とても不思議な光景に思えるのだった。

 今日は月曜日。月曜日はいつもこんな風なのだろうか?そういえば、今日はカオサン通りから屋台の姿がばっさりなくなっていた。店が休みだから、宝くじ販売を月曜日にしているのかもね。


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