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2013年
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2012年
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5月:1,2,3,4
6月:1,2,3,4
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10月:1,2,3,4
11月:1
2012.10.29(月) バンコク(タイ)
作業、夜は「沈まぬ太陽」

 朝は月曜日なのでレセプションに依頼して部屋の掃除とシーツ交換。午前中の残りの時間は写真整理など。

 お昼ご飯は宿の隣のカオマンガイ屋さんへ。ここは去年は香港風汁麺屋だった。一度入ってみたのだが、麺がにちゃにちゃと気持悪い感じでスープもおいしくなかった。ダメだなぁと思っていたら今年の初めにこの店に変わっていた。目新しくてもおいしくなきゃタイ人にも許されない。

 新しくなったカオマンガイ屋さんは昼時となると近所の会社員がランチをしにきて、どうやら安定した人気を得ているみたいだった。実際、屋台と同じ値段でちゃんとした椅子とテーブルに着席して食べられて、容器も清潔感があり、何よりもお米が屋台よりもずっとおいしい。これならやっていけるね。

 午後からも写真整理。途中マックに行ってお茶して夜は山崎豊子さん原作の「沈まぬ太陽」という映画を見た。小説としては古い作品だが映画化されたのは2009年で、やはりかつての国営企業JALを題材にした小説を映画にするのには色んな軋轢があったんだろうと思われた。労働組合委員長だった男性が主人公。かつて一緒に組合活動を行った同期の男性は経営者側に寝返って出世していく中、彼一人組合員のために左遷も辞さず出世もせずに会社員として生きていく様を描いている。

 ここ数年のJALが紙面を賑わせてきた経営状況を考えると、フィクションとはいえドキュメンタリーのように思える描き方がさすが大作家の作品だと思わせる見応えのある作品になっていて面白かった。

 それはそれとして、現代ではもう通用しない会社員としての在り方が作品の時代を感じさせた。今は、会社にあんなに冷遇されても会社を辞めることなく組合活動を続ける事に意味が感じられない。一度怠惰になってしまった組織をクリーンに再編するなんてエネルギーの無駄だというのが今の風潮じゃないだろうか。航空業界でいったら新しいLCCが日本にもできつつあるようにスピンアウトして自分で起業する方がすっきりと理想的な組織作りができる。この小説の時代には規制などもあってとてもできなかった事が今はできるようになっている。現代にあの主人公が生きていたら、一体どんな物語になっただろうか。

 日本人はあの頃よりも自由に発想できるようになっているだろうか。

 少なくとも世界一周バックパッカー経験者だったら、主人公がカラチ、テヘラン、ナイロビに立て続けに10年間僻地勤務を命じられた下りで「何ておいしい話だ!」と思うだろう。そう考えられる若者を私が知っているというだけでも、日本人は国際化したというかお気楽になったというか。いずれにせよ私たちは変化しているのだと感じられる。


2012.10.30(火) バンコク(タイ)
インド人街のカレー屋ランチは大成功!

 たまにはカレーも食べたいがバンコクでは一体どこに行けばいいのだろうか?

 希望は「在住のインド人による在住インド人のためのカレー」。つまり安くておいしい本物カレー。

 マレーシアのKLにはたくさんのインド人が住んでいるのでそこら中に安くておいしい本物カレー店がたくさんあるのだが、バンコクにくるとぱったりとなくなる。カオサンで洋服のオーダーメイドの客引きをしているインド人などは、タイ風ラーメン屋で会ったりするのでカレーを食べないのか?彼らはインドの心を忘れてしまったのか?

 宿の近くにあるカレー屋に一度行った事がある。とてもタイ人に人気で夕方ともなると行列ができる店なのだが、砂糖が入ったような甘いカレーでとても私の趣味ではなかった。しかも、タイ料理など一人60バーツ(154円)もあればお腹いっぱいになれるのに、この甘いカレー屋もカオサン通り近くのカレー屋も最低価格の定食(2種のカレーとご飯とナン)で一人130バーツとか言っている。高い。高すぎる。

 そこでインターネットで調べてみたら、バンコクにインド人街があることが判明。その中のあるレストランに行ったという日本人女性のブログの記事が見つかってお値段もなかなかリーズナブル。よし、ここに行ってみよう。

 ということでインド人街にあるカレー屋にお昼ご飯を食べに行ってきた。

 カオサンエリアからインド人街までは徒歩で40分。途中にはお寺さんや運河沿いののどかな住宅やせせこましい細長い路地の市場などがあって、ツーリスティックなエリアとは違った日常のタイを見る事ができて面白かった。お寺さんの前には浮浪者がごろごろと3人ほど寝転がっているのも凍え死ぬ事のないタイならではの風景だと思えば、ある意味のどかなものだ。

 やがて道沿いには軒並み商店が並ぶエリアに入ってきて、自分達が中華街に近づいているとわかる。インド人街は大きな中華街エリアの一角を占める形になるのでまず中華街的な雰囲気から始まるのだ。歩いていくとじょじょにインド人比率が高まってきてパフラット通りのパフラット市場近くになるとインド人率が最高に達する。そこから折れるチャクラペットChakra Phet road通りがインド人街だそうだ。

 目的のお店Mama Restaurantはインド人街通りの436番地にある。通りを南下すると左側が偶数番号の番地なので左側に注目して歩いていたら看板がでていた。看板に従って路地に入って15mくらいいくと左手にこの界隈にしちゃぁ、一番きれいそうなお店が目標のレストランだった。

 生真面目な青年がオーダーを取ってくれて、カレー2種類(野菜カレー60バーツ、マトンカレー130バーツ)とガーリックナン(30バーツ)とご飯(15バーツ)を注文した。

 注文してないのにやってき生野菜は(無料かと思ったらあとで10バーツ取られたのだが)カレーによく合っていて正解だった。最後にデザート1つとチャイ(濃いスパイス入りミルクティー)1つ、食事中に500mlのお水を一本注文して全部で290バーツ(745.3円)。値段だけ見るとカオサンの甘くないカレー屋のセットメニュー一人130バーツと同じくらいかかっているが、量と質を考えたら素晴らしくCPがいい。ここまで来る価値はあると思った。

 食後はインド人街のトChakra Phet roadを北上してパフラット通りに戻るちょっと手前のビルとビルの間の通路に入りこんだ。ここから2kmくらいかなぁ。建物の隙間市場が長く長く続いている。

 扱っているのはアクセサリー、髪留め、サンダル、ハンドバッグなどの雑貨が多い。生活必需品というよりはちょっとした日常のお楽しみグッズ。いらないといえばいらない物ばかりで、何に驚くかといえばこんなにいらない物を集めて市場が成り立っているということに驚く。

 しかも買っている人が多いのにも驚いた。

 アクセサリーの問屋のような店にはスペイン語を話す白人が買い付けにきていて大量に買っている。ここはそういう世界中のバイヤーも来る場所でもあるようだ。

 歩いているといらないいらないと思っていた物が「ちょっと欲しくなってくる」から人間の業はおそろしい。この市場を往復して私が欲しくなったのはエッフェル塔の形をしたボールペン20本セットと小さく折りたためる買物バッグ。買わなかったけどね。


2012.10.31(水) バンコク(タイ)
ラーメンチャンピオンズ「二代目つじ田」

 今回の滞在でラーメンチャンピオンズでのランチ2回目となる今日は、東京小川町から来た「二代目つじ田」。

 私はつけめん(270バーツ、694円)、夫は汁麺である二代目ラーメン(250バーツ、643円)を注文した。

 つけめんにはライムがついてきて汁に絞り入れると爽やかな酸味のある濃厚な豚骨魚介味になった。つけめんに酸味というのは定番なのだろうか。酸味を入れると池袋の大勝軒みたいな味になる。これが太くてぶりぶりと腰のある麺によく合う。

 今までラーメンチャンピオンズを4軒体験したが、スープといい麺といい、私はここのが一番気に入った。ただし、麺が水でしめられて冷たい状態で来たのは想定がい。熱々の麺をアツアツの汁に入れて食べたかったのに。なかなかうまくいかないものだ。

 汁麺もなかなかスープがおいしくてよかった。「二代目つじ田」、おいしかった。ま、高いけどね。

 さ、ラーメン食べたらうぉーきんぐ。ラーメンチャンピオンズのあるトンロー10通りからスクンビット通りのBTSトンロー駅まで出たら、スクンビット通りを北西に歩いてBTSプロンポン駅まで。ここで東京堂書房に寄って日本語のフリーペーパーを入手し、カスタード中村で日本風菓子パンのデザートを食べたら1時間ほど歩いて伊勢丹まで。いつものウォーキングコースだ。

揚げたてコロッケ(左)と白あん入り桜の葉の塩漬けの乗ったパン

 今日は歩いている途中に体がだるい。ラーメンとコロッケは食べすぎだったみたいだ。しっかしなぁ。揚げたてのコロッケの魅力には勝てない。しかも、ここのコロッケはとてもおいしかったからしょうがないなぁ。

 ウォーキングを終えてからバスで宿まで戻り、夕方スーパーに行くと、突然変装したタイ人の女性群がスーパーに乱入して練り歩き始めた。な、何だ?と思えば今日はハロウィン。そう言えば伊勢丹界隈でもハロウィンの文字が躍っていた。完全に仏教国だけれどお手軽なお祭りとしてハロウィンはバンコクに定着しつつあるようだ。

 それにしてもこの人達は一体誰なのだろうか。見た所、めちゃくちゃ素人で商店街から募った販売員じゃないかと思われる。しかし、素人にしてはみんな堂にいっていてタイ人の女性たちのはじけっぷりったら見事でとても楽しかった。本当はこの写真を当日にfacebookにあげようと思ったのに、NYがハリケーンSandyに直撃されてNY在住の人から大参事の報告が上がっている中ではさすがにいあげずらくてできなかった。


2012.11.01(木) バンコク(タイ)
インドを思い出すインドカレー

 先日食べたインドカレーがあまりにおいしかったので、またまたインド人街へカレーを食べに行くことにした。カオサンエリアから大通りを南下してパフラット通りに入ったら東に向かって歩道橋の上からきったない中華街市場を見下ろしてから歩道橋を降りてインド人街に入る。

 前回はそんなに気にしなかったが、この歩道橋の上から見る中華市場のトタン屋根は本当にみすぼらしい。グアテマラのケツァルテナンゴという街は周辺の少数民族が衣装などを販売する市で有名だが、あそこの市も丘の上の教会から見ると錆びたトタン屋根や汚いビニールパラソルで覆われていて壮絶に貧乏くさかったなぁ。ここを見ているとケツァルテナンゴを思い出す。しかし、この壮絶に貧乏くさい屋根の下で陽気に色んな商品が売り買いされている。とりすました高級ブティックよりもよっぽども血の通った活き活きした場所であることを一度知ってしまうと、こういう汚い屋根を見るだけでワクワクしてきてしまうから不思議だ。

 さてランチ。前回と同じレストランに行くのも芸がないので1つ手前によりローカルな空気を出している店に入ってみることにした。店をのぞくと両側に2卓ずつ計4卓くらいのテーブルしかない小さな店で、一番奥にカレーが入っていると思われる鍋が並んでいた。その鍋の横に立っている小さな男がしかめっつらで手招きしながら「カム、カム」と言っている。おお、キター、生インド。

 小男はめちゃくちゃインド訛りの英語で一皿どれでも25バーツ、全て野菜、ベジタリアンメニューだと告げた。銀色の皿に2種類のカレーとご飯を盛ったセットメニューのような物を食べている客がいたので、夫が小男の説明の途中で「あれはいくらなんだ」と威だけ高に聞いても小男はまるで無視して最後まで説明してから黙った。なぜか両者いきなりの喧嘩腰モードだ。いやー、バラナシを思い出すねぇ。

 結局、あまり英語も通じないということでカレー4種類とご飯2つとお水を注文した。

 ここの25バーツは、先日訪れた隣の野菜カレー60バーツに比べたら随分と安いが量も具もスパイスも隣に比べたら3分の1以下しか使ってないなぁ。サラサラしているお茶漬けのようなカレーだった。

 これはこれで毎日食べ続けられそうな魅力はあるが、いかんせんあまりおいしくはない。どっかで食べた味だなぁと思ったら、インド旅行している時に食べていたカレーがこんな風だったことを思い出した。ああ、本場の味だ。

 カジュラホという街を歩いていたら広場の大きな樹の下で露店のカレー屋を出している店があった。おままごとみたいな高さ50cmくらいのテーブルとお風呂屋のケロヨンのおけをひっくり返したような椅子に座って待っていたら、店のお母さんが地面におこした炭の上にじかに乗せて焼いたチャパティ―を灰をはらいながら出してくれたっけ。あの時のカレーもこの薄い味噌汁みたいなカレーだったような気がする。ああ、インドがよみがえる。

 この店では途中でお母さんがラッシー飲むか?とか野菜食べるか?とか珍しい外国人客である私達に色々セールスしてくる一幕の後は、小男のお父さんが私達のテーブルの正面、入り口側の椅子に座って他の客と談笑し始めた。もしかして、私達の食い逃げ防止?

 私達も戦々恐々の思いで食べているが、相手もかなりとまどっている風なのが面白かった。

 こうして微妙に本場なカレーライスを食べて、やっぱり隣の普通のカレー屋でチャイとデザートを食べて帰ってきた。今日の店は、おそらくもう行かないだろうが行っておいてよかった。

 帰りは大通りから運河沿いの小路に入って住宅街の中を歩いてみた。

 商店街の喧騒もここまでは届かず、決して美しいとは思えない運河の水だがそれなりに涼しい風をもたらして、静かでのどかな空気が漂っている。

 ある家が2階を工事していて1階から見上げている家主と思われる女性が、私達が家の前を通りかかる時に「早く、早く、さっさと通っちゃってね」と手招きしながらほほ笑みかけてきた。自分がここに幼い時から住んでいて近所のおばちゃんに出会ったような、ふと懐かしい気持に襲われた。

 こんな場所で郷愁のような物を感じるとは思ってもいなかった。不思議な場所だった。


2012.11.02(金) バンコク(タイ)
スクンビット3、4、5通りナナ地区に潜入

 おいしいインド料理店を探してネットを見ていたらスクンビットの3から5通り界隈にもインド料理店が数多くあり、ぼったくりでだまされたという人の記事がいくつか出てきた。手口は早口の英語でまくしたてて注文数を増やすという事らしい。だまされた人は一人1万円くらい支払う羽目になったそうだ。

 ウォーキングで近辺を通りかかる度に、このインド料理屋かななどと思いあたるような店がいくつかある。

 スクンビット3から5通りは基本的にはアラブ人街だそうだ。ぼったくりインド料理屋の他には中東料理を出す店などもありエキゾチックな雰囲気になっているらしい。さらにスクンビット3通りとスクンビット通りを隔てて南下する道、スクンビット4通りにあるナナプラザは夜は男たちの歓楽街になっているそうで、そこに出るハンバーガー屋台がバンコクで一番おいしいハンバーガーを出すというのもネット情報で見つかり、ついでにそこも見てみたい。

 ということで、本日はBTSナナ駅周辺を散策。

 バスを降りてまずスクンビット通り南側のスクンビット4通りに入ってみた。すぐ右手にナナホテルがありその目の前がナナプラザ。ナナプラザというのは入口から奥に向かって馬蹄形になった3階建ての建物で中庭部分には食べ物の屋台のような店があり、馬蹄形の建物は全て夜になるとゴーゴーバーとしてオープンしそうな感じだった。昼間は明りを消して閉店状態なので静かな場所だった。この時間で開いていたのは1階のカフェだけ。ここには60歳代の白人男性が数人とそれぞれにまとわりつくタイ人の若い女性が20人くらいもいるだろうか。白人男性がふざけた事をいい、タイ人女性が本当に楽しそうに大笑いし、白人男性はうけたことで男子高校生のように心から嬉しそうな表情をしている。

 パッポンストリートが日本人男性の楽園ならナナは白人男性の楽園なのだろうか。話にだけ聞くとこういう光景というのは何か後ろ暗い裏社会のイメージなのだが、実際に目にすると本当に両者とも嬉しそうに見える。この国ばかりではなく発展途上国に行くと先進国に育った人間の理解を超えた愛の形が存在することを目にする。結婚への道を夢見て真剣に体を売るタイ人女性と人生のパートナーを探してここまで来た白人男性との間に芽生える感情はあながちワンナイトスタンドで終わるとも限らないのだ。

 別世界のスクンビット4通りから戻って3と5通りの間をさまようと、そこは情報にあった通りアラブ人が行き交いアラビア語が飛び交うアラブ人街だった。真っ白な装束に身を包んだ男たちを珍しげに見ると「ドバイ、ドバイ、アラブ、アラブ」と自分を指さしながら嬉しそうに説明してくれた。ドバイでアラブがそんなに自慢できる無邪気さは嫌いではない。

 アラブ料理を出すというレストランが目白押しだが、大抵は生簀を構えたシーフードとアラブ料理とインド料理とタイ料理を出す店で、価格はめちゃくっちゃツーリスティックで一品300バーツ(771円)を超えるのがざらだった。まぁ、ご馳走にしちゃ安いのだが、私たちは何もパーティー気分なご馳走を求めてはいない。庶民的なアラブ料理が庶民的な値段で食べられたらいいなぁと思って来てみたのだったが、ここはそういう場所ではないらしかった。

 アラブ系の人々はイスラム教徒が多いので豚肉を普通に食するタイでは食事がしづらい。そこでアラブ人街ではお祈り済みの食材(ハラル)を使った料理を出す店が集まっているということで、お客様は外国から来た裕福なアラブ人ということらしかった。

 スクンビット5通りにはスーパーマーケットがあるので入ってみると、日本食材も充実し、お肉もお魚も豊富、高級ワインにいたっては29900バーツ(76843円)のシャトー・ラトゥールを売っている高級スーパーだった。3万バーツのワインって初めて見た。

 色んな意味でナナ地区は今までに見た事がないバンコクだった。






2012.11.03(土) バンコク(タイ)
安宿で部屋飲みはどこまで楽しめるか

 バンコクに来て2週目から週中はアルコールをやめて週末だけにするようになってから、体重も順調に減って体調もいい。しかも、週末だけ飲み会なのでより楽しくお酒が飲めるようになってきた。

 ということで今日は部屋でビールとウィスキーを楽しむ。

 おつまみに買ってきたのはコンビニエンスストアーからポテトチップスと魚のタラから作ったタラスティック。

 それに路上の屋台でもち米入りソーセージ。

 今日はこれがヒットだった。

 以前に同様の物を食べた時に肉100%の普通のソーセージを期待していたので、肉比率5%くらいのこの食べ物に対して「だまされた」という嫌悪感を持って以来食べてこなかった。

 でも、今回あらためて食べてみたらおいしい。ビールにもウィスキーにもよく合うこってりした脂味で備え付けのキャベツと生姜の薄切りと飛び上るほど辛い唐辛子と一緒に食べると東南アジアにいる実感がわいてくる食べ物だった。

 私達の宿はシングルベッド2つの間に小さな物置き台があるのみの、写真に写すと監獄のような部屋なのだが、それでもおいしいつまみとお酒があれば部屋で飲むのに問題はないな。


2012.11.04(日) バンコク(タイ)
安宿で部屋飲みはどこまで楽しめるか その2

 今日もつまみを探して夕方から近所を歩いていたら、串焼き屋台発見。ハツ、レバー、砂肝、鶏肉、どれでも一串10バーツ(26円)というから魅力的だ。自分で串を選んで売り子のお兄ちゃんに渡すと、炭の上に乗せた網でもう一度火を入れてくれた。

 こういう屋台は夜からビール瓶を片手に徘徊する外国人相手に営業しているようで、メニューと金額がプリントアウトされた紙がラミネートされて屋台にはりだしてあり、売り子の男の子は金額くらいなら英語が話せるので、なかなかインターナショナルな事になっている。

 ローカルな値段なのに国際的サービス。これがカオサンに外国人観光客が集まってくる要因だな。日本語のフリーペーパーにタイ政府が発表した外国人観光客による観光収入は、今年9月までの1年間で16618億バーツ弱(1兆7千億円くらい)と出ていた。この焼き鶏がカウントされているかどうかは微妙だが、ものすごく多くの観光客が来ているのは実感できる。


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