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2014年
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4月:1,2,3,4
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2013年
1月:1,2,3
2月:1,2,3,4
3月:1,2,3,4
4月:1,2,3,4
5月:1,2,3,4,5
6月:1,2,3,4
7月:1,2,3,4
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9月:1,2,3,4
10月:1,2,3,4
11月:1,2

2012年
1-1,1-2,1-3,1-4
2-1,2-2,2-3,2-4
3-1,3-2, 3-3
5月:1,2,3,4
6月:1,2,3,4
7月:1,2,3,4
8月:1,2,3,4
9月:1,2,3,4,5
10月:1,2,3,4
11月:1
2012.02.26(日) メキシコ・カンクン
メキシコでは心して買物せよ。

 お昼前にスーパーで買い物をして、お昼ご飯はオーナーから頂いたうどんとそばつゆで天ぷらを作って食べた。その時はおいしい、おいしいと食べたのだが、夕飯時になってもちっともお腹が空かない。

 それでも軽めに夕飯を取ったのだが、今度は満腹どころかムカムカと吐気が起こって胃の物を全て吐いてしまった。それでも吐気はおさまらず、水を飲んでもすぐに吐く。胃を洗浄した形となったので、それでやっとおさまって眠ることができた。

 翌朝、夫に聞くと夫は下痢で全部下から出しておさまったという。一緒に食べたオーナーは大丈夫だったのだろうか?

 原因はエビだと思われる。買う時から妙な斑点があるエビだなぁと思っていたのだった。やられた。

 先日買ったチーズはカビが生えている上に、発泡スチロール容器の化学薬品の臭いがチーズに染みついて食べられたものではなかったし、パッケージにオリーブオイルと書かれた緑色の油は得体のしれないヴァニラのような甘い香りのオリーブオイルとは全く違うものだったし、メキシコの買物は気が抜けない。こうなったら、どんな落とし穴があるか、逆にこの緊張感をゲーム感覚に変えて楽しむしかない。これまでの経験で、一番安い商品は品質が悪いので避けようというルールがあったが、今回のエビの一件で、一番高い生鮮食品は誰も買わないので鮮度が悪いから避けようというルールを加えた方がいいようだ。


2012.02.25(土) メキシコ・カンクン
ユカタン半島庶民がシャンプーに求める事

 2週間ぶりに体重測定。

 アメリカ系大型スーパー「Wall mart」にある器械で量った。体重計にのっかって、2ペソを投入すると体重と身長を量ってくれて液晶に結果を出すとともにレシート状の紙に印刷してだしてくれる。

 前回と同じく印刷は真ん中縦2cmくらいの幅で印字されないので肝心の数値がわからない。カンクン中にこのアホアホ測定器を売りさばいたセールス手腕はたいしたものだ。

 夫は2週間で2.5kg減量。私は前回量っていないので1ヵ月半前との比較になるが5kgの減量をしていた。これでまぁ、平均的な人よりもちょっと太っているくらいまできた。スタイリッシュをめざすなら、ここから更なる減量をしないとならないようだ。

 体重というのは太っている時にはがくがくがくーと落ちたのだが、最近はなかなか減らない。これから、どう変化していくのか、減量実験は続く。


2012.02.24(金) メキシコ・カンクン
メリハリが嬉しい

 ここ数年間、曜日感覚とは無縁の生活をしていたのだが、カンクンに来てから月曜日から金曜日まではウォーキングを入れて土日は歩かないという生活を始めている。毎日10km歩いていると徐々に疲労が蓄積して木曜日と金曜日はじんわりと疲れている感覚になってくる。

 そうなると金曜日は歩きながら「ああ、明日はお休みだなぁ」としみじみと嬉しくなってくるのだ。苦痛からの解放と自由に時間が過ごせるという期待感。そして今週も5日間歩き通したという達成感。

 今までも旅の中で計画、行動、反省という過程を経て何かを実行する事は多々あったが、机上の事が多くて身体を動かす方は少なかった。今回、身体を使うルーティーンが初めて我が家の生活に入ってきたわけだけど、頭だけ働かせるよりもずっと気持がいい。

 当分は、このメリハリのある生活を楽しみたい。


2012.02.23(木) メキシコ・カンクン
ユカタン半島庶民がシャンプーに求める事

 シャンプーの補充を買おうとした。欲しいのは地肌へのダメージが少ないナチュラル系なのだが、パッケージに書かれていることがさっぱりわからない。そこで、パッケージを撮影して持ち帰り辞書を引きながら検討することにした。


frizzは縮れ毛だから「縮れ毛防止」、esponjadoは英語のスポンジ状になるってことだから「ふわふわ防止」。

「乱暴な髪のために」→くせ毛の方に、かなぁ。

光輝く髪のために

髪を滑らかにする成分入り

縮れ毛のウェーブのための

 今まで各国でシャンプーを見てきたが、大手メーカーは「輝く髪質」にこだわっている場合が多いのに、ここユカタンでは「縮れ毛」に関するケアーが多いのだった。ちゃんと縮れ毛が正しく美しく縮れている事が、ユカタン庶民のヘアーにおける理想なのだろうか。

 宿のスタッフのメッチェが教えてくれたのだが、メキシコ人は沿岸部に住む人はカーリーヘアーが多く内陸は直毛が多い傾向にあるそうだ。確かに、カンクンの男性は頭髪にジェルをたっぷり塗ってウネウネとしたウェーブを強いひざしに照りかえらせている。だからシャンプーにもそういう事を求めるようだ。

 そして私達が欲しかった「地肌ケア」物は一つも見つからなかった。先進国では男女共に今、頭の地肌をケアするシャンプーコーナーが出始めているがメキシコにその波は来ていなかった。メキシコよりも経済力は劣ると思われるタイのバンコクの庶民派スーパーでさえ、「抜け毛防止」シャンプーなど地肌ケア―シャンプーがあったことを考えると、経済力の問題というよりはメキシコ人は薄毛に対して危機感がないってことになる。前髪の付け根がものすごく額の下まで来て、額が狭い人をしばしば見かけるし、髪量が他国の男性よりも多い気もするから、問題視されないんだね、きっと。

 あー、どうしようか、私達のシャンプー。


2012.02.22(水) メキシコ・カンクン
須藤元気さん

 旅人と話をしていて須藤元気さんという人の存在を知った。元格闘家という経歴を持ちながら、現在は俳優、作家、ミュージシャンとして多岐にわたる活躍をしている人で、話してくれた旅人は須藤さんらと日本の政治家によって日本に大きな変動を起こる事を期待しているというのだった。

 最初にマヤカレンダーの話と絡めて紹介されたので、ちょっと胡散臭いなぁと思っていたのだがネットで須藤さんの事を調べてみるとなかなか興味深い人物に思えてきた。趣味の項目に「精神世界の勉強」とあるようにスピリチュアルな分野や心理的な分野にも関心を持っている人らしい。

 そもそも話してくれた旅人も高校時代にアメリカに留学して日本に帰ってきてから日本社会との軋轢に悩み、心の病を患い、そこから脱却する過程で自分の潜在意識に働きかけることを独自に学んだという経験を持っている人だったので、須藤さんのそういう部分に魅かれたのではないかと思った。

 この旅人とは私達が昨年フランスで知り合ったイギリス人女性から聞いたキネシオロジーの話や、現在、世界中で同時多発的に起きている顕在意識と潜在意識を通わせる研究についてなどで予想以上に面白い会話になったのだった。彼はこれから社会に出ていこうとしているのだが、留学の経緯もあって他の人以上に日本の閉塞感を問題として強く感じ、どうにかしたいと思っているようだった。日本の閉塞感については、それが解決できる問題かどうかについて書き始めると長くなっちゃうから書かないけど、日本の若い人が何かの問題について真剣に考えて取り組もうとしているエネルギッシュな発言にはとてもフレッシュな魅力を感じ、自分達が経験した中から何か助言になる事がないかと考えながら話す会話自体も面白い体験だった。


2012.02.21(火) メキシコ・カンクン
トリニダード・トバゴについて知る

 今日チェックインした女性3人組のうちの2人はトリニダード・トバゴからマイアミ経由でカンクン入りしてきた。トリニダード・トバゴ帰りの人なんて初めてだったから興味津々。

 まず、どこにある国かというと南米はベネズエラの北部に浮かぶトリニダード島とトバゴ島からなる国でスペイン、イギリス、オランダ、フランス、、ドイツと統治者が入れ替わり、最後にイギリス領となってから独立している。そのためか住民はアフリカ系とインド系となっている島のようだ。

 いわゆるカリブ海のビーチリゾート島としてはトバゴ島が有名なのだそうだが、彼女たちの目的はカーニバル見学だったのでトリニダード島を訪れたそうだ。ここのカーニバルはブラジルのリオ・デジャネイロのカーニバル、イタリアのヴェネツィアのマスカレードに並んで世界三大カーニバルの1つと言われているとは、初めて知った。一般参加も可能らしいが衣装がものすごくて参加費も6万円もかかるそうなので、彼らは見学のみ。といっても目もくらむゴージャスさは見学だけでも十分に堪能できたようだ。

 カリブ海の各島には独自の音楽が育っている。ジャマイカならレゲエ、キューバならソンやルンバやサルサ、ドミニカ共和国ならメレンゲなどなど。ここトリニダード・トバゴではソカという音楽があり、そのダンスたるや男性と女性が大胆に股間をこすり合わせるもので、彼女たち曰く「発情期の犬か!」というダンスだったそうだ。とはいえ、音楽に合わせて体を動かしているとすぐに男性が寄ってきて「ちょっと踊ってみた」と言っていた。若くて背が高い彼女達はかなりかっこいいからモテたと思うなぁ。

 そんなわけで、トリニダード・トバゴのブリーフサマリでした。行ってきたばかりの人から聞く話はとても活き活きして面白い。いつか行ってみたい場所リストにまた一つ項目が加わった。


2012.02.20(月) メキシコ・カンクン
本人以外、ドキドキの週末

 実は昨日、日曜日の朝に宿を出たきり戻ってこない大学生の男子がいた。日曜日の夜11時近くに同じ部屋に宿泊している男性旅行者からの報告で、みんなが知ることになったのだった。

 大学生は初めての海外旅行だと言っており、男子ドミでの会話から旅慣れていない様子が見て取れたというので、みんな段々と不安になってきて「誘拐されたんじゃないか」「睡眠薬強盗にあったんじゃないか」と悪い方向へと想像が膨らむ。オーナーや宿で働く女性メッチェにも事情を伝えたが、あまり大騒ぎしても仕方ないのでもう少し、様子をみることにして自室にひきあげたのだった。

 明けて今朝、心配のあまり寝不足で目を腫らしているメッチェを含め「やっぱり帰ってこなかったねぇ」とみんなで話し、もし今夜戻ってこなかったら翌日は警察に捜索願いを出した方がいいんじゃないかという話にまでなった。

 そんな心配の中、夜9時頃になって「ただいまー!」と元気いっぱいに大学生が戻ってきたのだった。聞けば旅先で森に住む原住民に誘われて「うるるん体験記」を行っていたようなのだ。晴々と楽しかったと語る彼に、一同が「どんなに心配したと思っとんじゃー!」と怒りをぶちまけたのは言うまでもない。

 実はこの話には後日談もある。月曜日の夜帰ってきた彼は今度はカンクンの夜の町にでかけて陽気に火曜日の午前4時に宿に戻ってきた。まぁ、そんな人は大勢いるから問題はない。問題は、彼が鍵を持って出なかったということだった。朝4時にピンポン、ピンポンとチャイムを鳴らされたら、こんな小さな宿のことだから全員が目をさましてしまう。迎えに出たのはメッチェ。彼のお陰で2日連続で寝不足に目を腫らしているメッチェに、私は「彼を一発殴ってよし!」と許可を出し、メッチェも「私も是非そうしたい」と叫んで溜飲を下げていた。これからは大学生の春休みシーズンになる。きっとこういう旅人がわんさか押し寄せてくることだろう。もう一泊ぐらい帰って来なくても、心配しないぞー!


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