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2014年
1月:1,
2月:1,2
3月:1,2,3,4
4月:1,2,3,4
5月:1,2,3,4,5
6月:1,2,3,4


2013年
1月:1,2,3
2月:1,2,3,4
3月:1,2,3,4
4月:1,2,3,4
5月:1,2,3,4,5
6月:1,2,3,4
7月:1,2,3,4
8月:1,2,3,4,5
9月:1,2,3,4
10月:1,2,3,4
11月:1,2

2012年
1-1,1-2,1-3,1-4
2-1,2-2,2-3,2-4
3-1,3-2, 3-3
5月:1,2,3,4
6月:1,2,3,4
7月:1,2,3,4
8月:1,2,3,4
9月:1,2,3,4,5
10月:1,2,3,4
11月:1
2013.5.27(月) イタリア(ミラノ)
ウォーキング・イン・ミラノ

 宿から往復10kmくらいの距離で丁度いいのはどこか?

 地図をにらんだ夫が出した目的地はデカスロンDecathlon。このアウトドアショッピングではまだ買い忘れた物もあるし、ウォーキングの目的地にはぴったりだ。

 宿からは繁華街のブエノス・アイレス通りを通って、壮麗なドゥオーモ前を通り、スフォルツァ城手前のデカスロンに到着。

 ここでトイレなどを拝借して折り返し同じ道をたどって宿に戻った。

 途中でスーパーに寄ってちょっとした食材を10分くらいで買ったのも含めて、全行程2時間半。おそらく10km歩いたことになるだろう。

 デカスロンで買った「ウォーキング」シューズは足先の幅が狭くて全然ウォーキングに向かなく、かなりブルーになった。しまったなぁ。買い換えすべきか?


2013.5.28(火) イタリア(ミラノ)
プチだまされたランチと満足のディナー

 ミラノにもステキなレストランがたくさんある。こんな町にいてダイエットするというのはなかなか難しい。

 今日は運動をしない日でもあるから、ちょっと贅沢にお昼ご飯はビジネス街にあるレストランでランチをすることにした。午後1時前の店は地元の会社員で混み合っていて、安くはないがおいしい店だと知れた。

 夫は「3つの快楽」と名付けられたあさりとウニとからすみのパスタ。私は店の名前を冠したシーフードの前菜セットを注文した。ランチセットだと思いこんでいた私達は、これに白ワイン、デザート、コーヒーまでつけて大満足。しかし、予想価格42ユーロに対して50ユーロ請求された。

 思惑と違った金額になってしまったのには理由がある。この店のメニューは冒頭にランチセットがあり、通常のメニューにワイン、飲み物、コーヒー、席チャージが入ってちょっとお得な料金になっている。カメリエーレ(ウェイター)にこのメニューを指さしながら注文した時には何も言わなかったのに、いざ会計カウンターでお金を支払う時になって「ランチセットは近隣で働いている人のみ、とここに書いてあるのであなたたちはアラカルトになります」と言われたのだ。そんなに大きくかけ離れた金額ではないので許容の範囲だが、最初にその事実を告げないカメリエレはいかにもイタリア人的だ。ま、この手の苦情はトリップアドヴァイザーで五万と御目にかかっているから、「やはり、そうきたか」という範疇だ。

 この対応はちょっと不愉快だったが、それを上回るおいしさだったので、おそらくリピートしてしまうだろうな。

レストラン・Ristorante L'isola del tesoro (イーゾラ・デル・テゾーロ)
住所・Via Ludovico da Viadana, 2 Milano - Italy

 で、夜は夜で同じ宿で知り合った日本人のイタリアンシェフのFさんと、彼が昨日、知人から教えてもらったというアペリティーボに行った。

 そもそも昨年フィレンツェで知り合ったRさんとミラノでアペリティーボをする約束をしていたのだが、いい場所を探していたらFさんの情報が飛び込んできて、じゃぁ一緒に行きましょうということになったのだ。

 アペリティーボとは「食前酒」の意味なのだが、ミラノでは食前酒の料金を支払うと店が用意してくれたビュッフェ形式のお料理を好きなだけ食べられるシステムを取るバールがいくつもある。

 雰囲気重視でゴージャスなシャンデリアのある店、ソファーをしつらえてリビング風にした店、寿司を出す店、トロピカルカクテルに凝っている店など店によっていろいろ特徴がある。

 今日行ったお店は地元客率が100%かと思われる店で、店内は本当に普通の食堂みたいに簡素だが、野菜の料理が多く、しかもちょっと手が加えてあっておいしい。単純にハムやサラミ、揚げ物などを出す店が多い中、ちゃんとした料理をしかも20皿以上も用意しているこの店は、かなり高感度が高い。飲み物は何を注文しても一律7ユーロ。午後6時から8時半までが食べ放題の時間帯だ。この日は、旬の野菜でプンタレッラにアンチョビソースをかけたものが出ていて、ものすごくおいしかった。

バーの名前:Al Tempo D'oro
住所:Via delle Leghe, 23 20127 Milano

 ということで、今日は食べる、食べるの日となった。


2013.5.29(水) イタリア(ミラノ)
絵になる町

 今日も月曜日と同じコースを歩いてきた。朝方、大雨が降っていたが歩き始めた午後からはすかり青空が広がって、歩いていたら汗ばむ陽気となった。

 頬をなでる風はまだ冷たいが、青空を見上げると入道雲が出ていて見た目はすっかり夏のようなミラノ。その青空を背景にそこここに見られる建物がまた見事なのもミラノならではの風景だろう。

 特にゴシック様式が溜息もののドゥオーモ周辺は、どこに目を移してもゴージャス。市場で2ユーロで買ったH&MのTシャツを着ている事も忘れて、貴婦人の気分になれる町だ。

 ウォーキングの最後にスーパーに寄って夕飯の食材を調達。今日の夕食はイチゴ、先日買ったすもも、そしてバナナ。イチゴは日本のよりも一回り大きなパッケージで特売品が1.8ユーロ。日本では400円くらい出して買っていた記憶があるから安い。


2013.5.30(木) イタリア(ミラノ)
結局サバティーニ

 新しいレストランに行ってみようとMoscovaという地下鉄駅から徒歩数分のLa Latteriaを訪ねた。目的はレモンのパスタ。そして季節の野菜の前菜があったら面白いなぁと思っていた。

 ところが店の前に張り出されたメニューにはレモンのパスタはなく、他のメニューもそんなに面白そうなものではない。老舗リストランテだから間違いない味なんだろうけど、クレジットカードが使えずにキャッシュオンリーという条件で手持ちの少なかった私達は断念。ま、いつかまた来るかもしれない。

 もう午後1時近くになってしまった。お腹も空いてしまったし、かといって適当に食べるのももったいない。

 ということで、もう何度も足を運んで裏切られる事がないと安心できるサバティーニに行くことにした。

 ここ数回は古参のカメリエレが相手をしてくれていて、私達がつたないイタリア語で「ランチメニューはどんな内容ですか?」と聞くと、片方の眉を吊り上げて「そんなイタリア語の能力でメニューに書かれていないランチを注文する気なのかい?」とでも言わんばかりに、超早口で内容を説明されるという目にあっていた。

 しかし今日は時間が遅いせいか、もう少し若い女性の給仕人が相手をしてくれて、時々英単語も交えて説明してくれたのでよくわかった。

 プリモピアットはポルチーニのリゾットかトマトソースのニョッキ、セコンドにはチキンのグリルかプントなんちゃらと言われて聞き取れなかったが要は豚肉料理ということだった。二人だったので全4種類を注文した。これにハウスワインはハーフボトル、750ml入りの水を1本、食後にエスプレッソを注文した。

 ここのランチはプリモがおいしい。同じく10ユーロのランチでももっと具材が少なくて味気ない場合があるのに対して、ちゃんとプリモだけで満足できる質なのがいいと思う。セコンドはもしかしたらちょっと古い素材を使っているかもしれないが、それでもコスパを考えると悪くない。

 会計は一人10.5ユーロに水2ユーロがついて全部で(席チャージもランチメニューだから含まれているので)23ユーロ。火曜日の半額にも満たないが満足度は半分以上あった。

 ランチ後は再びデカスロンで私の靴を購入。先日買った「ウォーキング」シューズがどうにも足先の幅が狭くて痛いので、今度はトレッキング用シューズを買ってみた。足が小さいので子供用の10ユーロのに挑戦。しかし後日、これも左足の小指があたって豆ができる事態が発生。ああ、ケチらずに大人用の靴を買えばよかった。とほほ。

 そこから徒歩でドゥオーモ方面に戻り、本屋でイタリア語の学習教材を検討し。イタリア語の教材って問題集になっているのに回答のない本が多い。これって一体どうなっているんだろうか?何だか疲れてきて、検討のみで買わずに終了した。

 そうこうするうちに、またもや天気が崩れて雨模様。こうなると本当にヨーロッパは寒く、今頃になってカンクンの日焼けでスネの皮がむけてきているのが、風邪気味でちょっと咳の出る現状と全くあわない。

 夜は同じ宿に宿泊している藤川さんと手持ちのデータ交換などして時間を過ごした。


2013.5.31(金) イタリア(ミラノ)
ローマ門のメルカートで豪遊気分

 金曜日はローマ門付近で大きなメルカート(青空市場)が開催されている。ちょっとのぞいてみようかなというくらいの軽い気持ちで見にいったら、まぁ、いつものことながらどっぷりとはまって二人で計15枚も衣類を買ってしまった。一枚1ユーロとか2ユーロと言われたら買っちゃいます。こんな豪遊気分が味わえるからメルカートはやめられない。

 最初に足を止めたのが「マックス・マーラ 10ユーロ」の手書きの看板を出している店。マックス・マーラだけではなかったが、それでもかなり多くの製品が出ていた。5枚ほど試着したのだが購入は1枚だけ。なかなか思うようにはいかないものだ。

 しかし、その後に2枚で5ユーロという店で気にいった洋服が見つかって、そこでとっぷりと時間を使って買ってしまったのだ。言い訳じゃないが、6月のヨーロッパがここまで寒いと想定していなかったので、それ用の衣類の購入もある。


 市の後は、ローマ門から地下鉄でミラノ中央駅に向かった。そろそろフィレンツェに移動するので、ネットで買ったチケットのプリントアウトが本チケットとして使えるかどうかの確認をしに行ったのだった。

 立派な駅の建物の中にあるチケット売り場。日本の銀行みたいに待つための番号札があるので引いたら、現在番号の150番先というとんでもない数字だった。イタリアの郵便局でもこういうのを経験したのだが、どうしてこんなに時間がかかるのか?どこか機能不全を感じるのだった。


 夫に待っていてもらう間に、プラットフォームのフロアに総合案内などはないのかと思って見に行くと「カスタマーサービス」というカウンターがあった。おお、どうにも英語が話せない雰囲気の人だ!ここ数ヵ月のイタリア語学習の成果をフル活用して聞いてみたら、通じた、通じた。印刷のチケットは本チケットとして使えることがわかった。ってなわけで、私達も無駄に待ち番号を引いてしまった一人になってしまったのだが、近くの人に自分達の番号札をあげたから許してもらいたい。

 そこから地下鉄でドゥオーモに移動。昨日、検討の途中で挫折したイタリア語の学習教材検討をした。やはり回答がないテキストはおかしいので回答付きのヒアリング中心のCD付きテキスト3冊ともう少し文法よりのやはりCD付きテキストを購入。

 今日も意外と忙しい日となった。そうそう、午前中に宿のスタッフに明日からお世話になるフィレンツェの大家さんに電話をしてもらった。明日の会う時間と場所の確認のためだ。そうしたら前回と同じく、事前に言われていた住所から別の場所に変更。大家さんとしては、より観光エリアに近い場所を手配してくれているのだが、日本の常識からすると驚く。、今回は2度目なので「あはは、またか」と笑って過ごせたけどね。


2013.6.1(土) イタリア(ミラノ)→(フィレンツェ)
時速300kmでフィレンツェにビューッ!

 今日のフィレンツェ行きの列車は午後1時10分発。フィレンツェには午後2時55分着だから1時間45分の旅だ。

 距離の割に随分と走行時間が短いなぁと思っていたらFreciarossaという時速300kmも出る新幹線のような電車だった。それでも料金は二人で50ユーロ。バスと比較しても時間も短くて料金も安いので列車となった。

 しかもイタリア国鉄のウェブサイトには色んな入口があって英語で買おうとするともっと料金が高くて、イタリア語で買おうとしたら二人で50ユーロというセットメニューが出てきた。こういう所が非常にイタリア的だと思われる。

 車内は従来の列車のようなコンパートメントではなくて4人一組で向きあうような座席で真ん中にテーブルがあった。各車両の片端には大きなスーツケースを置ける荷物置き場もあるので、コンパートメントの時みたいに置き場に困ることもなかった。Wi-fi機能もあるので目の前に座っているブラジル人とやってみようってなことになったのだがつながらない。切符検査に来た駅員に聞いたら、ネット上でクレジットカード登録して1セント払えば24時間つながると言われた。しかし、ブラジル人も私達も直観的に本当に1セントで済むのか信用できないというモードにスイッチが入り、すぐにあきらめたのだった。

 ミラノからはボローニャ、そしてフィレンツェと2つめ。この後、ローマ、そしてナポリで終点。ナポリには午後6時前に到着するようだ。うーむ、早い。

 午後2時55分、ほぼ定刻に到着した私達は、すぐにタクシーを拾って昨日の電話で知らされた住所に向かった。1kmに満たない距離だがタクシー代金は8ユーロちょっと。列車代金は安いと思ったけどタクシーは高かったな。

 アパートの前に午後3時半に待ち合わせ。待っていたら定刻にアパート内から大家さんのアシスタントの男性があらわれて無事にアパート内に連れて行ってくれた。

 去年もお世話になった大家さんと1年ぶりの挨拶を交わし、事務処理と家賃については明日にしましょうということで、とりあえず鍵をもらってこの日の手続きは終了した。

 家具付き、Wi-fi付き、共同キッチン、シャワー・トイレ付きのアパートは4部屋で、他にイタリア人女性、中国人留学生女子2名、ルーマニア人の路上バイオリンパフォーマーとその妻というメンツだ。これで月500ユーロは悪くない。

 去年借りたアパートのすぐそばなので、近隣の事情はわかっている。早速、スーパーに買い物に行って、今日は週末ということもあり料理をして大いに飲んで、初日からキッチンに居座って次々と帰ってくる住民とお話したりして過した。強烈な日本人夫婦だと思われたかもしれないが、まぁ、ピアチェーレ(初めまして)ということで。酔っ払うのは土日だけだから勘弁してください。


2013.6.2(日) イタリア(フィレンツェ)
旦那のショッピングデー

 今日は昨日一ヵ月分の家賃を支払おうとしたら、大家さんから「ここん所、ガスも水道も電気も何もかも値上がりして、それはまぁ驚くばかりですわ。一度電気を止められるととてもやっかいな事になるんですよ。そうならない為にも二カ月分を一括でお支払い頂くと本当に助かるんですけれど」と言われた。何だかNHKのテキストで勉強したままのフレーズが出てきて、笑ってしまいそうになった。「何もかも値上がりしてるのよ」というフレーズを入れたNHKのテキストは秀逸だ。大家さんに今年は少しイタリア語を勉強してきたと言ったらもう、容赦なくイタリア語を浴びせ倒してくる。手加減っちゅうものがないなぁ、イタリアは。

 それで一ヵ月分しかお金を用意していなかったので、とりあえず支払いはまた明日となり、今朝は市役所に提出するという書類だけ記入して終了した。

 お昼前に用事が終了したので、正午前からフィレンツェの町中をぶらついた。今日の目的は夫のジーンズ探し。お目当てにしていたOVSでは気に入った物がみつからなくて、ZARAに丁度いい物があった。

 晴れた日の午後のフィレンツェはミラノよりも確実に3-4度は気温が高いように感じられた。

 汗ばむ陽気だし、小腹も減ったし。




 ということで、お昼ご飯代わりにVenchi(ヴェンキ)でジェラートを食べた。生チョコを固めただけのようにカカオが濃いアステカというチョコレートがお気に入りだ。昨年は5月のジェラートフェスティバルの直前にこのフィレンツェ支店がオープンしたらしくものすごい行列だったのが、今日は嘘のように誰も店内にいない。味は変わらずおいしいのだが、こういう商売っていうのは難しいんだなぁと感じながらジェラートを食べた。

 さて、ジェラート後も引き続きZARA探索。私はついに、今年の2月にミラノで見てから気になっていたヤンキージャケットを試着。一度着てみたかった。買わないけどね。

 女性物を冷やかして頭をクールダウンしてから、本番の夫のお買いもの。

 ジーンズ、パーカー、帽子。見ているうちに欲しい物が増えてくるのは男性も女性も一緒だ。ZARAのメンズフロアー試着室にいると色んな男性があらわれて面白い。センスのいい男性はたいがいゲイカップルなんだけどね。


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