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11月:1
2012.05.13(日) フィレンツェ(イタリア)
サン・スピリト公園

 ここの所の初夏を思わせる陽気から一転して曇り空になった今日は、スカーフとダウンコートが必要なほど寒くなった。ヨーロッパは日ざしがないと本当に緯度が高い事を思い出させてくれる地域だ。

 今日は月に一度、第二日曜日のみにサン・スピリト公園で蚤の市が開かれているようなので、天気は悪いけど行ってみた。

 サン・スピリト教会前の公園であるサン・スピリト広場はアルノ川の南側にある。橋を渡る時に左手に2つの橋が見えた。向こう側の橋が有名なベッキオ橋。天気が悪くても観光客であふれているのが、ここからでも見てとれた。

 教会前の蚤の市には30-40店くらいが出店していただろうか。アンティークの家具や食器、書籍、絵画に混じって、中古の洋服も出ている。積み上げられた洋服をひっくり返してみていたら、フィレンツェ在住の2人の日本人女性と出会う事ができた。一人は服飾の勉強できているそうで、この市のお店では掘り出し物がいつも出ているんだそうだ。彼女にかかったら「ああ、これも素敵、あれも素敵」の対象になっている。目が肥えている人には楽しい市のようだ。

 連れの女性はイタリア人男性と結婚してプチホテルをやっているそうで、ホテルの名前と場所を聞いて、今度遊びに行くことにした。

 この公園では、来週は月に一度の食材市が開かれる。私には、そちらの方が待ち遠しいかもしれない。来週に期待だ。

 とうとう雨が降り出す中、中央市場周辺のショップ巡りをしていたらベネトンで素敵な半袖シャツが見つかって購入。白地に薄いブルーベージュで草花の模様が描かれている。袖口がデフォルト折り返しになっていて、細身で花柄で、かなり「可愛い」シャツだと思うのだが、意外にも似合っていて、ついつい買ってしまった。着るかなぁ?

 ベネトンは日本ではかなり昔に流行していたが、今はどうなんだろうか?

 ここイタリアでは相変わらず安定した人気らしく、店舗数も多いし、商品も流行を取り入れつつ様々なシーンのバリエーションで展開している。久しぶりにじっくりと見ていると、私も欲しくなってきてしまったので慌てて店を出た。

 宿ではカメルーン人のドリスが調理中。「フフ」を作っているそうだ。フフは何かしらの粉をお湯に溶かして練り上げた物で、とうもろこしの粉、キャッサバの粉を使うのが通常だそうだ。とうもろこしの粉を使ったこの料理は、ケニアでは「ウガリ」、ザンビアでは「シマ」と呼ばれているものだ。

 ドリスは適当な粉がみつからなかったので、セモリナ(小麦)で挑戦してみていると言った。練り上がったものを試食させてもらったら、もちもちしてほんのりと麦の甘味が感じられて、事の他おいしかった。ドリスも大成功だと満足。イタリア版「フフ」はドリスのオリジナルだねぇと言うと、「オーッフォッフォ、その通りね」とものすごく嬉しそうに笑っていた。可愛いなぁ、ドリス。


2012.05.12(土) フィレンツェ(イタリア)
週末の午後の町

 今日は土曜日。午前中は室内で作業、自炊でランチして、午後の町に繰り出してみた。

 からっと晴れて日ざしも強く、初夏を思わせる陽気に誰もが浮かれた雰囲気になっている。目に着く洋服のショップに片っ端から入っては試着。夫はThe Endというブランドでかなり気になるシャツを見つけてしまったようだ。60ユーロ。今までタイのバンコクやメキシコの洋服値段(Tシャツ300-600円)を見慣れていた目には、かなり高価な代物なので、とりあえず保留にしている。

 ENERGIE(男性商品)とKillah(女性商品)という2つのブランドが入った店はどちらも面白い洋服を売っていた。男性用は繊細な色使いとかなりフィットしたラインからゲイっぽい感じ。女性用はショッキングピンクのジャケットに黒と白のぶち模様のミニフレアワンピースと60年代のツイストのイメージ。いずれもイタリアのブランドだという。ポップな作風だけど、お値段はデザイナーズ価格で紳士夏物ジャケットが300ユーロ近くしている。他ではあまり類を見ない洋服だから高いのね。



 因みに今日の私は、先日OVSというイタリアのユニクロみたいなお店で買った10ユーロのスカーフ、バンコクのプラティナムの地下で買った600円のロングTシャツ、同じくバンコクの週末市場のチャットチャックで買った1000円くらいの少数民族風布バッグ、メキシコ・シティのテピート地区で買った350円のレギンス。

 ま、気に入ったコーディネートだけど、さすが高級ブランドショップに入れる格好じゃなかった。例えばmiu miuなんて店員さんやショーウィンドーのマネキンが身につけている洋服は全て私の服の10倍いや20倍の値段がしていて、遠目からもピカピカと威力をレーザー光線のように感じる。

 そういえば、これと同じような光線力をヨーロッパを訪れている日本人の団体観光客から感じる事がある。彼らはよほどいい物を着ているんだろうなぁ。

 町歩きして喉が渇いたので、老舗のジェラテリア「ペルケ・ノ」(why not?)で休憩。近くには日本にも進出しているグロムもオープンしていたが、2種類で3.5ユーロのグロムよりも2ユーロのペルケ・ノに人が集まっているようだ。ここのピスタチオは本当にピスタチオの味がするし、フルーツも生の果物のような味。他の国じゃぁなかなか食べられない。


2012.05.11(金) フィレンツェ(イタリア)
フィレンツェ5月音楽祭でオペラ「バラの騎士」を見る

 今夜はフィレンツェ5月音楽祭の会場、Teatro Comunaleで行われているオペラに行ってきた。

 演目はリヒャルト・シュトラウスの「バラの騎士」Der Rosenkavalier(ドイツ語オペラ)だ。チケットは最上階の舞台向かって右側だが、ここの会場はこんな席でもステージを全て見渡せるのが素晴らしい。しかも、ステージの上部に英語とイタリア語字幕が大きな文字で表示されるので、とてもわかりやすかった。

 出演者を全くチェックしていなかったのだが、出てきた指揮者をみたらズビン・メータじゃないか!たった22ユーロのチケットでズビン・メータが聞けるなんてすごい!彼が指揮するドヴォルザークは安い席が全部売り切れて80ユーロのしか残っていなくて断念した経緯があったから、尚更、嬉しかったね。

 さて、演目の「バラの騎士」だが、モーツァルト風をめざしたという解説だったが、台詞が多くて曲が複雑で音楽的に耳に残ったのは2ヶ所だけ。下世話なオックス男爵が好むウィーン風ワルツとバラの騎士であるオクタヴィアンとゾフィーの愛の二重唱。モーツァルトの方が何も知らずに聞いても面白く感じられた。R.シュトラウスは19世紀の人でより現代音楽に近いから聞きづらいのだろうか。ただし、台詞の内容は19世紀ゆえに現代にも共感できる部分ややや哲学的に語る部分もあって、面白かった。

 それにしても、午後7時に始まって終わったのが午後11時20分。長い。ほとんどの部分を主役級の4人ばかりが歌うのでメインの歌手は大変だったろうな。この演目は今日が千秋楽だったせいか、カーテンコールが何度も繰り返されて、皆リラックスして楽しそうな最後の雰囲気もとてもよかった。


2012.05.10(木) フィレンツェ(イタリア)
再びウォーキング

 午前中はこれからのコンサートについて検討していたら終了してしまった。

 検討した結果、行くのを見合わせたのは

・ジョージ・バランシン振り付けのダンス。曲はシェーンベルク。youtubeで見た結果、ネーダーランド・タンツ・テアターほど愉快ではなく、やや古びた感じだったので見合わせた。20世紀前半は画期的な動きだったんだろうなぁ。

・カフカの「変身」をオペラにした作品。新進気鋭のイタリア人女性作曲家による。面白そうだったが、安いチケットが売り切れてしまっていたので断念。ただし無料でリハーサルが見られるみたいなので、そっちに行くことにする。

・バルトークのダンスとオペラ。「中国の不思議な役人」と「青髭公の城」。こちらもyoutubeで音楽だけ聞いてみたのだが、バルトークってどうにも聞きにくくて苦手だ。去年、ブダペストで聞いたバルトークも難しすぎてダメだったので、ちょっとバルトークは休憩。

・聞いた事のない作曲家の曲ばかりを集めたカルテットだったので却下。しかし、どういう人たちなのかあらためてネットで調べたらブラジルの作曲家たちだった。このカルテットはアメリゴ・ヴェスプッチの没後500年記念というテーマで行われていたのだった。アメリゴ・ヴェスプッチの名前が「アメリカ」という大陸名の語源になったこと、彼がフィレンツェ生まれの商人でロレンツォ・メディチとその息子ジョヴァンニに使えて、スペインのセビリアのメディチ銀行の支店に出向になっていたことなどを知っただけで満足。ここにこなきゃ、こんな事も知りたいとも思わなかったから収穫だ。

 昼食後は本格的に散歩。約10kmを想定したルートはフィレンツェ外周をぐるりと回るコースにした。プラート門からロマーナ門、ニコッロ・マキアヴェッリ通りをのぼって、同じ道がガリレオ通り、ミケランジェロ通りを名前を変えてミケランジェロ広場に到着。広場を左手にそのままミケランジェロ通りを下って、アルノ川を渡ってまっすぐクローチェ門。そこからドナテッロ広場を通過してリベルタ広場の東側にあるエッセルンガというスーパーまで約2時間かかった。これで10kmくらいだろう。

 ここで1時間もスーパーであーだーこーだと食料の検討をして、各自約5kgの買物荷物を背負って更に2.5kmくらい歩いて宿に到着。

 昔の城壁の途中に作られた門を伝って、フィレンツェ外周道路を歩くというのは思ったよりも面白いコースだった。特にミケランジェロ広場両脇の道は並木道で木陰が気持よい。この辺りをぐるぐると巡る他のコースも歩いてみようっと。

 今日の散歩でお腹が少しへっこんだ気はするが、山のようにおいしい物を売っているスーパーでダイエットを考えるのは非常に苦痛だ。うーむ。この葛藤をどうしようか。


2012.05.09(水) フィレンツェ(イタリア)
ファッション見学

 今日は朝10時に宿を出て午後5時近くまでドゥオーモ周辺の洋服店を歩き回ってファッションチェック。

 メキシコで会ったサリナちゃん達が目をつけて買いまくっていたレース柄の洋服は、ここフィレンツェにあるザラなどの世界的アパレルチェーン店で軒並み流行アイテムとして並んでいた。ここで40ユーロやら60ユーロするのと似ている製品を、メキシコで500円〜1000円くらいで買っていたサリナちゃんの凄腕に、ここであらためて驚かされた。さすが、ファッション好きを自認するだけある。

 フィレンツェで特徴的なのは、メンズファッションの充実ぶりだろう。とかくレディースに比べると売り場面積が少なくなりがちなメンズだが、ここフィレンツェではどうどうとメンズ専門ブティックが軒を連ね、しかも他の国じゃあり得ない色が形のアイテムがたくさんある。「ちょい悪オヤジ」的な中年店員のコーディネートのレベルの高さを見るだけでも、博物館入場くらいの面白さがあった。

 途中、お昼ご飯には、2年前にピッティ宮の目の前の小道を入った所でみつけたGustapizzaへ。相変わらず大人気で店内はほぼ満席だった。ナポリ(モッツァレラとアンチョビ)6ユーロ(写真)と本日のおすすめの1つ(リコッタとほうれん草とモッツァレラ)7ユーロはブクブクと沸騰する音が聞こえそうな状態でできあがってきて、期待を裏切らないおいしさだ。2回目に訪れてもこれだけ満足できる店っていうのはそうそうない。相席したドイツ人カップルも「うーむ、うーむ」と終始うなりながら食べていた。あはは、わかる、その気持。

 フィレンツェに来て、運動しないでワインとおいしい物を食べていたら、すでに腹のあたりに異物感を感じ始めてきた。やばい。明日は運動するとしよう。


2012.05.08(火) フィレンツェ(イタリア)
アパートの住人たち

 午前11時に来ると約束したシンシアが来たのは正午近くだった。ま、昨日の私たちも遅刻したからお互い様だ。

 パスポートのコピーを渡して家賃500ユーロを支払い、手続き終了。光熱費が含まれているかどうかはアパートを決める前からずーっと問い合わせているのだが、いまだに回答が得られていない。この日も「光熱費は?」という意味で「スペーザは?」と尋ねたら、スーパーマーケットの場所を教えてくれた。スペーザは辞書的には「出費」という意味だが、実生活では場面によって「光熱費」にも「日用雑貨」にもなるらしい。ということで、今日も光熱費については不明のまま。まぁ、退出時に使用分を支払う事になるのかもしれないなぁ。

 昼食は昨日スーパーで買っていたジェノベーゼを茹でたパスタに絡めたもの。フレッシュなジェノベーゼは既製品の瓶詰とは全く違って香りが高かった。ま、お値段もそこそこ高かったけどね。しかし、こんな物がひょいと近所のスーパーに売られているのはさすがにお国柄。

 午後からはフィレンツェのクラシック音楽の祭典「5月祭」の行われている劇場に行って、とりあえず滞在中に行われるコンサートやオペラを検討して6公演分のチケットを購入した。これだけで午後のかなりの時間をくってしまったので、あとはブラブラと町を散策してスーパーで買い物して帰宅。

 今日はジュゼッペ君以外の住人全員と会う事ができた。カメルーンから来た6ヵ月の赤ちゃんのいるカメルーン人カップルは家の清掃作業をすることで家賃を抑えるという契約らしい。彼らがいるから私達は掃除をしなくていいので助かる。独身男性のガブリエッレは某有名ブランド会社の経理エンジニアということで、日本では通勤着とは思えない、手首に洒落た昆虫デザインの入ったワイシャツ(エトロだって!)を着こなしていた。帰宅後には彼女らしき女性を招いてキッチンでお食事。エリートサラリーマンでもサービス残業なしで、平日デートが自宅でできるのが優雅だ。

 そんなキッチンの様子を見ながら、朝食スペースに行くと、中国人留学生のガガちゃんが目を泣き腫らしながら「チャオ」と挨拶してきた。19歳のガガちゃんはイタリアに来て10日目。色々と理不尽な思いをさせられて、さっきスカイプで家族に電話して思いっきり泣いていたようだ。

 「今日ね、バスで罰金50ユーロ取られたの。」とガガちゃんは英語で語りだした。市内バスは最初に乗車した時に車内でチケットに時刻を刻印してから90分間は乗り継ぎ自由。ガガちゃんは90分を超えて乗車していたので罰金を支払わされたという当然の成り行きなのだが、「若くて、外国人で、初めての海外で、まだイタリア語も話せない」ガガちゃんに情状酌量の措置がないのはアンフェア―だというのだ。他にも、両替商で手数料20%も支払わされたり、1ヵ月契約のホームステイ先を10日で出てきてしまったのだが1銭も返金がないとか、彼女にとっては理不尽だと思われる事が満載だったらしい。聞けば、全然理不尽じゃなくて、世の中ってそんな物だということばかりだったけどね。

 そんなガガちゃんの話を聞いていたら、夜11時だというのにいきなりジュゼッペの部屋の男性客がギターを弾き始めた。しかもかなりロマンティコなメロディーで上手だった。イタリア語の単語から察するに和音や旋律など音楽の話をしているようで、一体、夜中近くに男性二人が白熱して話す内容にしては日本ではあまりお目にかかれない様子だった。時折かきならす旋律の中に、イタリアン・マフィア映画の代表作「ゴッド・ファーザー」のテーマがあった時には思わず笑ってしまった。

 ということで、今日は何だかとても家が騒がしい夜だった。


2012.05.07(月) フィレンツェ(イタリア)
アパートに到着

 5月に入ってますます強烈な日ざしになったカンクンを離れ、イタリアの格安航空会社NEOSでローマに到着して3日間を過ごし、今日、電車で3時間かけてローマからフィレンツェに移動してきた。

 3月下旬に手配していたアパートのオーナー、シンシアに、昨日ホステルのスタッフからイタリア語で電話確認してもらったら、彼女が持っている別のアパートに来てくれと言われた。突然の行き先変更。こういうのがイタリアっていう感じだなぁ。

 行き先が変更になっちゃったから、約束の時間より30分遅れで到着となってしまった。アパートの入り口前で待っていてくれたシンシアは自分の腕時計を指さして「ちょっと、遅いんじゃないの?」というそぶりを見せている。

 携帯電話時代となって、時々刻々と変化する待ち合わせ状況を連絡しあうのは日本もイタリアも同じようで、そんな中にモバイルを持たない私達が飛びこむとしばしば皆さまに不愉快な思いをさせることになる。イタリアといえども、最早「イタリア時間」に甘い顔を見せてくれる人は少なくなっているということだろうか?

 でもね。んなこと言ったって、そちらの都合によって当初のアパートの最寄り駅からバスで移動してくる羽目になったんだから仕方ないじゃないか。と思ったのだがシンシアはほとんどイタリア語しか通じず、我々はほとんどイタリア語が話せない。ま、あいまいに笑顔で遅刻をわびてアパート入場となった。

 アパートのドアを開けると広い廊下。突き当たりに朝食スペースがあり(写真)、その手前両側に各部屋と2つのバスルームとキッチンなどが並ぶ。間取りとしては5Kの1室を借りることになった。丁度、向かいの部屋の住人ジュゼッペ君が出てきてご挨拶。英語がそこそこ話せるイタリア人の独身男性だ。

 シンシアと書類をかわして、翌日にパスポートのコピーと家賃の支払いを約束して終了。ネットで部屋探しの広告を出して、シンシアから連絡が来て、電話やメールでやりとりして。色々と大変だったような気もするが、こうして実際に部屋に入ってしまったら実に簡単だったように思えてきた。こんなに簡単によその国の人様のアパートに間借りできるなんて。しかも仲介業者なしで。今更ながら、インターネットですごい時代になってきたものだと実感した。


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