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《ハッジャイ》 Hat Yai
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2011.01.20 夕香さん、守さん
タイのサムイ島からマレーシアのランカウイ島に向かう途中のハッジャイで一泊した宿に宿泊していた日本人ご夫婦。
「インドネシアから一気に3日でここまで移動しよう!」と長期移動へのチャレンジを提案した張本人の旦那さんが、キツイ冷房と体力消耗により風邪をひいてしまってダウン。お会いした時には熱も引いて回復に向かっている所だったが、まだちょっと辛そうだった。
守さんのこうと決めてたらやり抜く意志の強さと夕香さんの明るいホスピタリティーというコンビネーションを持つこの夫婦は、ここ4年石垣島でゲストハウスを営んでいたそうだ。4年間休みなしにやってきたそうだが、この辺りでちょっと休憩したいと他の人に譲り渡して長期旅行に出たばかり。計画はこれからということなので、これからが楽しみだ。また、どこかでバッタリ会うかもしれない。
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《リペ島》 Koh Lipe
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2011.01.26 洋平さん
昨日もビーチで見かけた青年を今日もカフェで見かけたので、思い切って「日本人ですか?」と声をかけてみたら、やっぱり日本人だった。
中国で日本語学校の先生をしている洋平さんは、冬休みを利用してこのリペ島にやってきたのだった。
旅人ではなく現地の中国人と深く交わっている洋平さんの話はなかなか面白かった。
例えば、湖北省の人びとの味の好みの話。湖北省の食事は唐辛子を多く使い、甘い要素がない。洋平さんが日本から送ってきてもらった虎子の「おでんの素」を使って作ったおでんは「味が薄い、甘い」と敬遠されたり、2日間かけて作った自慢の味噌ラーメンも「甘い」と不評。人気メニューはコロッケ、日本のルーを使ったカレーライス、天ぷらなんだそうだ。肉を好むということで、お寿司を作る時に手巻きずしにしたらソーセージばかりがなくなってキュウリが余る。そこで各自が具を選べない巻き寿司にして問題を解決したなど、中国人とのやりとりが目に浮かぶようなエピソードで楽しませてもらった。
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2011.01.27 DAVIDさんとSAUSANさん
リペ島から本土のパクバラに向かうスピードボートで一緒になったカップルはフランス人男性とスペイン人女性だった。彼女がフランス語ができるので、二人の会話はフランス語ないし英語なんだそうだ。
この夏、フランスに行こうと計画中の私はノルマンディー地方の見所についてちょっと聞きたいことがあったので、ガイドブックを取りだしてDAVIDに聞くと、ばっちりの回答を与えてくれた。
昨年の11月から旅をして、アメリカ合衆国、日本、香港、そして現在地タイと回ってきた二人は、初めて見る日本を大変に気に入ってくれているようで、日本での体験を目を輝かせてあれやこれやと話してくれた。中でも二人が気に行ったのは東京の谷中とお台場のパレットタウンと京都の先斗町の街並みだそうだ。クラシックな日本とモダンな日本を満喫していたみたい。日本に来て初めてお寺に行った時にまるでヒトラーのナチス時代と同じマークを発見した時には息がとまるほど驚いたのだが、どうしてあのマークがここにあるのかと聞かれた。厳密に言うと卍とナチのマークは左右逆で異なるものだというととてもホッとしていた。また、日本人の歩行者は車が来なくても赤信号を守っているのに驚いたというのはラテンっぽい発想で笑える。そして、おいしい物がたくさんある日本だが特にお米のおいしさに感動したそうだ。そこで質問。「あのおいしさはやっぱり炊飯器のせいなんだろうか、それとも特別な調味料でもあるのだろうか?」。ブブー。答えは「お米自体がおいしい」のだ。最近、中国からの旅行者が同様の感想を持って軒並み炊飯器を買って帰るのだが、自国でコメを炊いても同じようにならずに失望するという話を紹介したら、彼は「香港行きの飛行機で炊飯器を抱えた中国人をたくさん見た」そうだ。だから、お米なんだって。
そして、話はフランスのおいしい物の話へと。国を離れて3ヵ月、丁度フランス食が恋しい彼はこれまた夢中でおいしい話をしてくれたので大変に盛り上がった。
お陰でもの凄い揺れのスピードボートにも酔わずに無事に到着。いやー、楽しかった。
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