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2009.09.13 KOICHIROさん
バンコクのカオサン通りにのバイヨンビルにMPツアーという日本人がやっている旅行代理店がある。国内や近隣へのツアー手配や各地への航空券の手配、日本語ガイドブックや小説などの古本販売もやっているので、日本人旅行者が集まってくる場所だ。
情報を求めてここを訪ねたら、「おー、こんな所で、お久しぶりです」と金髪部分染めの兄さんが話しかけてきた。
だ、誰？ とよく見れば4年前にベルーのクスコの日本人宿で出会って、昨年バンコクの路上で再会したKOICHIROさんだった。
「あらー、こんなに大きくなっちゃって・・・」という親戚のおばちゃんみたいな一言が口をついてでてきた。だって本当に成長したって感じだったから。
中年の私達にとって4年なんてつい先日みたいに思えるけれど、若い彼にとってのこの4年は人生の転機を迎えた激動の4年だったに違いない。初めて出会った時の子供っぽさが抜けなかった印象から、社会人としてぐっと大人びた男性になっていた。クスコで出会った時はカナダに留学していて、それから日本に帰って音楽関係の通訳とコーディネイトの仕事をしているんだそうだ。バンコクはこういう出会いがあるから面白い。そして、旅はこんな年若い希望に満ちた人と出会えるから面白い。「また、ひょっこりとどこかで出会えたらいいですねー」と短時間ながら強烈な印象を残して彼は去っていった。次はどこで会えるかな？
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