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2010.10.14
ティオマン島
マレーシア:ティオマン島

 カパス島から更に南下してメルシン沖に浮かぶ島々に遊ぼうと思ってきたのに、メルシンから近い島々は既に水が汚れて珊瑚礁も死んでしまったようでツアーも出ていないということだった。そこで、ティオマン島だけに絞って滞在することになった。

行き方 メルシンからフェリー。島の数か所に停泊するので宿泊先に近い場所で下船する。私たちはバックパッカー宿が多いABCで下船した。詳しくは「移動の記録」を参照ください。
宿 ティオマン島のABC(アイル・バタンAir Batang)にはMYR35〜の安いシャレーが並んでいる。フェリーの終点になるサランSalangはもう少しレンジが高いようだがレジャー関係の仕事で来るローカルが食事できる小さなフードコートがあり、食費と宿泊費を併せて考えるとサランはやや割高だが食事が充実すると思われた。宿については「宿情報」を参照ください。
天候 11月から2月はモンスーンでほとんどの宿がクローズするらしい。訪れたのが10月の前半から14日までで、すでにモンスーンが始まっているような曇りと雨が4分の3。平日は観光客が少ないが週末は割合人が来ていて週末ならスノーケリングツアーも人がぎりぎり集まる(最低4人必要)感じだった。
ABCはかなり長いビーチだが海に向かって左端が一番きれいで魚も少し見られる。ABCから1時間山中を歩いていくモンキー・ベイは宿泊施設がなくサンゴは荒らされて死んでいるが海はまぁまぁきれい、更に1時間先のサランはもうあまりきれいではない。スノーケリングツアーで連れて行かれるコーラル・アイランドは夢のように真っ白な砂浜とブルーの海があって、ここは来る価値ありという場所だった。魚も珊瑚もあってスノーケリング(MYR90)も楽しかった。
食事 ABCだけで7-8ヶ所食事ができるレストランがあるが、メニューや値段から行く店は2軒に絞られた。朝食だけ出す屋台風の店があって、ナシレマなどが安かったが栄養を考える果物と牛乳などを摂取した方がいいみたい。レストランでは二人で一食MYR20近く出さないとだんだん健康を害してくる。ティオマン島は免税なのでバーがあって350mlの缶ビール3本でMYR10(US$3.2)というのをやっている。サランには酒専門の免税店があってカリフォルニアワインのCarlo Rossi 3Lを買ってみたのだが温度管理に失敗しているのか酸っぱくてあまりおいしくなかった。

 それでは、滞在中のスナップからティオマン島を紹介したい。

 ティオマン島の名前は10年以上も前から聞いていて、日本からもツアーが出ているような場所なので、どんなにリゾートアイランドかと思いきや特にABCは車も走らないような牧歌的な場所でイメージとは全く違っていてもっと自然に近い生活だった。

 庭には大トカゲが散歩し、珍しい鳥が美しい声や美しくない声で鳴いたりしている。村の生ごみ収集所には猿一家がいつもやってきて何かしらを食べているが、食べているのを見ていて目が合うと「何見とんじゃぁ、こりゃぁ」と威嚇してきて誠にワイルドな体験ができた。


ABCの左側のビーチ。

足が届かないくらい沖に泳ぐと魚も見える。

ABCはこんな道が海沿いにずーっと続いている。車は走っていなくてバイクのみ。

島には1mを超える大トカゲや生ごみ置き場をあさる猿一家がいつもいる。が、この2匹の大トカゲが抱き合う様子はかなり珍しかった。

ある日の夕焼け。

夕方になると島民が干上がった浜で貝を取る姿が見られた。
いいなぁ、私もその貝、食べたい。

ほぼ毎日通っていたレストラン

朝7時くらいからお昼頃まで軽食を販売するお店。

 スノーケリングツアーはもう人がいなくて行けないかなぁと思っていたら、ぎりぎりチェコ人カップルが見つかって4人で行く事になった。

 最初に連れて行かれたのがコーラル・アイランドで真っ白な砂浜とアクアブルーの本当に美しい島だった。ここはビーチからエントリーしてスノーケリングが楽しめる場所で、ここで1時間を過した。

 その後、コーラル・アイランドの別の場所でもう1時間程スノーケリングして、ティオマン島のサランに上陸して1時間のランチタイムを過した。

 サランはABCよりもダイブショップが多く、週末とあってライセンスを取りにきている白人や中華系の観光客の姿が多く見られた。レストランの値段はABCと同じくらいだったが、村の端にあるローカルフードのフードコートはがくっと安い。これいいなぁ。ランチが終わってからリカーショップを見ているうちにワインが欲しくなってスノーケリングツアーの途中だけど3L入り箱ワインを買ってしまった。このカルロ・ロッシというカリフォルニアワインはマレーシアやタイやラオスなどに普及しているブランドで値段の割にまぁまぁおいしい。ところが今回買ったものは酸化しかかって酸味が強い妙な味になっている。温度管理が全然なってないんだろうなぁ。失敗だった。
 

 ランチの後はモンキー・ベイで1時間くらいスノーケリング。ここの珊瑚礁はだいぶ損傷してしまっているのだが、原因は温暖化だとガイドは話していた。しかし、フィンで珊瑚礁の上に立ってしまう観光客を見ていると温暖化だけが原因ではないことがわかる。マレーシアでのスノーケリングでは去年も感じたことだが、お客さんのリテラシーが低くそれに対する事前の教育がないのが問題だ。せっかくの資源、マレーシアにとっては観光資源にもなる珊瑚礁をもっと保護するようにしないとこのままじゃぁまずいよね。

 ということで、朝10時から始まったツアーは3ヶ所のスノーケリングを行って午後3時に戻るという内容だった。3ヶ所とも異なる特徴があったし、様々な魚にめぐり会えて海も美しかったので満足だがプルフンティアンの倍額以上というのはちょっと高いね。


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