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2011.01.23
バックパッカー滞在としてのランカウイ島
マレーシア:ランカウイ島

 思いっきりハイシーズンのランカウイ島。滞在は、一番長いビーチがあり安宿も食事の選択肢も多いとガイドブックに書かれていたパンタイ・チェナンにした。天気は快晴、午後2時過ぎに到着したらバックパッカー宿はのきなみ満室で宿探しに苦労するくらいに人はきている。・・・そのはずなのに、パンタイ・チェナンのビーチはサムイ島のチャウエンビーチに比べると人もまばらで海に入っている人が少なかった。

 そのわけはパンタイ・チェナンビーチにはクラゲが発生していて刺される可能性があるのと、海が美しくないという理由からだと思われた。

 本当はランカウイ島の南30kmくらいにあるパヤール島Plau Payarへのスノーケリングツアーに行こうと思っていたのだが、ランカウイ島のこの海の汚れ、そしてどの旅行代理店も200リンギット(やく6000円)と表示しているツアーをのきなみ135や130と大幅値下げをしている点、そしてどちらかというとタイのリペ島へのツアーを推してくるくる事から考えて、おそらくパヤール島も汚れていると思われた。実際、ツアーの写真を見せてもらったが透明度があまりない。そこでパヤール島へは行かないことに決めた。

 それでは島内観光でもしようかとも思ったが、ランカウイ島はかなり広い上に公共の交通機関がないのでタクシーを使うか、レンタカーやレンタバイクしないと動けない。見所といっても水族館、クロコダイルファーム、バードファーム、ちょっとした滝、ケーブルカーで展望台に行くなどであまり興味もわかずどこにも行かずじまいだった。

 ランカウイ島は高級ホテルに宿泊してホテルがちゃんと管理した美しいプライベートビーチ(もはや美しいかどうかは不明だが)で泳ぎ、島内ツアーで島を巡ったり、デューティーフリーでお買いものしたり、ショーを見ながら高級シーフードに舌鼓を打つなど、豪勢にパーっと楽しむ人が来るべき島のようだった。しみじみした予算でとにかく美しい海で泳いで、安価でスノーケリングしたい人には向かないなぁというのが正直な感想。パンタイ・チェナンを見る限り、観光客は減少傾向にあるんじゃないだろうか。人が来なくなれば海も回復してくるだろう。20年後くらいにまた美しくなっていたら訪れてもいい。そうなるまでは、もう行かない。

行き方 南タイのハジャイの旅行代理店で、ランカウイ島のクアタウンまでの通しチケットを購入(600バーツ)。詳しくは「移動の記録」を参照ください。島内に公共交通がなく全てタクシーでの移動になる。
宿 パンタイ・チェナンは北端と南端に高級リゾートがあるが、中心部は中級と安宿がある。バックパッカー宿が集まっている一角(Gekko、Sweet Inn、Palm、Rainbowなど)は思ったよりも安くなく一番安いRainbowで55リンギット。それよりもメインストリート沿いに35リンギットのシャレーや60リンギットでも設備の良さそうなAB Motelなどがあってそちらが好ましく見えた。全て満室で入れなかったが。この時期は予約していった方がいいみたいだ。宿については「宿情報」を参照ください。
天候 昨年11月はランカウイ島の本土対岸が洪水になるほど大雨だったが1月のこの時期はすっかり晴れてベストシーズンと思われる。
北部の高級リゾートエリアに行っていないのでわからないが、パブリックビーチのパンタイ・チェナンの海はもう入りたくないくらい汚れている。クラゲ発生もあって今回は海に入らなかった。
食事 TOMATOというインドカレーの店はご飯に好きなカレーを好きな量かけられる他、インド人による炒飯、焼きそば、オムライスなどもやっていて思わず通ってしまった。他にもマレーシア系ぶっかけ飯屋が数軒、安いけどどんな肉なんだろうというチェーン展開しているハンバーガー店が数軒ある。高級な店としては、氷の上に魚を乗せて展示しているシーフード店、メキシカン、和食、中華などの選択肢があるようだ。

 結局、パンタイ・チェナンビーチとその南にあって歩いて行けるパンタイ・テンガービーチにしか行っていないが、パンタイ・チェナンビーチの細かくてあくまでも白い砂浜は完ぺきに素敵で、パンタイ・テンガーの少しベージュがかった荒い砂も面白い。どちらのビーチもヤシの木に縁取られた波の静かな湾で気持ちいい風が吹いていた。ああ、これでメインディッシュの海が美しかったら高級リゾートと言えるのに、なぜ、どうしてこんなに汚染を許してしまったのだろうか。これで台無しになってしまうことに、どうして気付かないのだろうか。一度も海に入ることなくランカウイ島を去ることになった。

パンタイ・チェナンビーチ

夕刻のパンタイ・チェナンビーチは夕日が遠浅で広がった砂浜に反射してとても素敵だった。

海以外の舞台装置は完ぺき。

左に同じ

パンタイ・テンガーはより汚れていてがっかり。

パンタイ・テンガーからの帰りは勝手に岬を歩いて冒険して帰ってきた。こうでもしないと面白くない。


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