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2011.01.27
リペ島まとめ
タイ:リペ島

 マレーシアのランカウイ島の海の汚染ぶりにがっかりした私たちは、6日間の滞在を3日に切り上げ、ランカウイ島からタイのリペ島に向かうことにした。というのも、ランカウイ島でのエクスカーションとしてどの旅行代理店も一番に推薦していた先がリペ島だったからだ。

 ランカウイ島から1日ツアーというのもあるのだが、いずれタイに戻るのだから1日ツアーでランカウイ島に戻る必要のない私たちはとっとと荷物をたたんでランカウイ島をあとにし、リペ島に移動したのだった。

 結果としては正解だった。小さな島リペ島は三角形をしているのだが、その3辺のビーチは歩いて回ることができ、それぞれに特徴のあるまぁまぁ美しいビーチだったからだ。スノーケリングマスクをつけて海に入ると、さほど透明度が亡くなってきている事がわかってしまうのだが、それでもまだランカウイの海よりはずっと美しくて入って泳ぐ気にさせてくれる海だった。

行き方 ランカウイからはスピードボート(R139、約3729円)とスローボート(R99、約2656円)がある。スピードボートは途中の島に立ち寄って入出国手続きを行い所要時間1時間、スローボートはサトゥーンに立ち寄って入出国手続きを行い、別のボートでリペ島に移動。ランカウイのクアタウンからの移動所用時間は3時間15分だった。詳しくは「移動の記録」を参照ください。なお、ハッジャイから来る場合はパクバラまでバスで来て、パクバラからボートで行く方がボートの本数が多い。サトゥーンからは1日1便の12時半発しかない。ただしパクバラと島のボートは20人くらい乗りのスピードボートで天候によっては激しく波乗りするので酔う人もいる。サトゥーンとの往復の船は大型なのでほとんどの人は酔わずに到着できる。
宿 <最安値>
 パタヤビーチから内陸に入ってサンライズビーチとサンセットビーチの分岐点から更にサンセットビーチに向かって歩いた、全くの内陸にあるSouth Seaはファンの2人用部屋が350バーツ。たぶんこれが島内最安値だと思われる。近くがゴミ処理場で常に何かを燃やしてダイオキシンが出てるが、通りかかる限り、常に宿側からゴミ処理場に向かって風が吹いているようなので、大丈夫かもしれない・・・。
<次の安宿>
便利なロケーションで安いのはパタヤビーチからメインストリートを入って坂道を上り切った所にあるBonusとSereneの2人用一部屋600バーツの竹でできたバンガロー。Bonusの方が室内が広いせいか満室だった。Sereneは2人用の布団が敷いてあって、部屋の奥行きは布団の長さ、幅は布団の幅プラス80cmくらい。奥の一段下がった所にシャワー・トイレがある。寝室内は高さが低い所では140cmくらいになるのでとても窮屈に感じられる。ただし、SereneはWifiが100バーツで1日使いたい放題になるのでよい。普通は1分3バーツ、つまり1時間180バーツにもなるからだ。
<3番目に安い宿>
 次の価格帯が私達が宿泊した800バーツ。内陸でこの値段だとコンクリートの建物でTV、タオル付になる。もっともTVはタイのローカル番組4チャンネルとロシアの国際向け英語放送Rossian Timeのみだったが。

 これ以上の値段になると海が目の前や内陸だと衛星放送が入るなどの設備になるようだ。

 特徴のある宿としては、サンセットビーチの更に東側、ビラ・ビーチにある宿。ヒッピーぽい人の隠れ家風な宿のようで、狭いビーチなのにドレッドヘアーやタトゥーの人々が多くいた。

 我々が宿泊した宿については「宿情報」を参照ください。
天候 ランカウイ島とほぼ同じと考えていいのだろう。昨年11月はランカウイ島の本土対岸が洪水になるほど大雨だったが1月のこの時期はすっかり晴れてベストシーズンと思われる。
一番長くて賑やかなビーチは三角形の底辺となるパタヤビーチ。砂の肌理が細かくて色も真っ白な砂浜、穏やかに寄せて返す波、適当な影を作ってくれる樹木もある。外から来る船の乗客はここの沖まで来て、岸まではロングボートと呼ばれる木船に乗り換える。一人50バーツのこの予期せぬ船賃は多くの旅行者の怒りを買っているが、ヤクザな木船の船頭は金を手にするまでエンジンのスイッチは入れない主義なので、みんな渋々支払う事になる。

三角形の右上の辺になるサンライズビーチは海の色がとても美しい。特に海辺にあるマウンテンリゾートの階段の上から見る全貌は絵葉書としても売られている風景なので行ってみる価値あり。ただし、海からの風が強くて波が荒く泳ぎに自身のある人じゃないと流されてしまいそうでちょっと怖い。

三角形の左上の辺になるサンセットビーチは砂がやや粗いし海も濁って見える。夕方になると一応サンセットを見るためかサンセットビーチに向かう人が多いのだが、日が落ちた後、戻ってくるのに足元を照らす照明が充分かどうかは夜行っていないので不明だ。

島が出しているフリーマップにはスノーケリングポイントがマークされている。その中でパタヤビーチの西端とビラ・ビーチでスノーケリングしてみたが、透明度が低い上にかつてあっただろうサンゴはほぼ死滅しているのが見てとれて残念なことになっていた。

島発のスノーケリングツアーも近場の島を巡るのと、遠い島々を巡るのの2つがあるが、旅行代理店のプロモーション写真を見たら透明度は低いし、珊瑚礁もそんなに色が美しくないし、すっかり行く気を失ってしまった。
食事 海沿いのホテルはレストランを併設していて洋食とタイ料理と夜はBBQなどを行っている。メインストリートには洋食とタイ料理の両方を出す店、ピザなど一応イタリアンらしい店、BBQ、そしてローカル食堂(といっても料金は本土より高め)が1軒だけある。ビールは食料品店で缶ビール45〜50バーツ、瓶ビール(大)の90〜100バーツ。そうそう、メインストリート沿い、パタヤビーチから20mくらい入った左手に割とおいしいパンとドーナッツを売る店があり重宝した。

 島の中に引いた赤い線がだいたいのメインストリートだ。といっても、お店や宿が並んでいるのはパタヤビーチから内陸に入って、サンライズとサンセットビーチに分岐するあたりまでで、そこから先はぐっと
静かになり、道をはずれると普通に地元民の暮らす集落や学校などがある。


 到着時にロングテールボートから見るパタヤビーチはとても美しくて、即座に「この島に来てよかったなぁ」と思えた瞬間だった。

ロングテールボートからの風景

ロングテールボートからの上陸風景

メインストリートの様子

本土と同じくここでも様々な種類のフルーツシェーク40〜60バーツ。

 到着した日のうちに島の向こう側のサンセットビーチまで散策してみた。

船が到着するパタヤビーチは夕方もにぎやか

サンセットビーチに近づくと道の両側は草原で牧歌的な風景となる

午後5時半で既に夕暮れの雰囲気のサンセットビーチ

人が少なくて静かな感じを気に入る人もいるようだ

夜のメインストリート

夜のメインストリート

 2日目はサンライズビーチへ。北から南まで歩いたら結構な距離があって楽しめる。この日は風が強かったので特に波が荒かったが、ビーチの傾斜がきついことから普段から波が高い場所だと思われる。とにかく海の色がきれい。

 最終日はサンライズビーチの北端から少し西にずれた名もない小さなビーチへ向かい、そこからサンライズビーチへ。天候が崩れていて海の向こうから雨がやってくる景色もなかなか幻想的だった。

名もないビーチは閉まったレストランが1軒あって
既に人気がなくなった雰囲気だった。確かに水が濁っている

名もないビーチからサンライズビーチへは途中岩を超える所もあるが、何とか海沿いに行ける。

黒い岩が特徴的なサンライズビーチの始まり

マウンテンリゾートの階段の上からサンライズビーチをのぞむ。

サンライズビーチに立ちこめる雲。海の向こうで雨が降っているのがわかる。



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