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2011.04.16
すばらしくノリのいいCDショップ
キューバ:トリニダ

 トリニダ滞在も3日目ともなると、夜のライブまで暇をもてあますようになった。そうだ、こんな時はサルサレッスンでも受けたらいいんじゃないだろうか?

 いつも夜、ライブミュージックを聞かせてくれるCasa de la Musica前のカフェに「サルサレッスン、太鼓レッスンやってます」という看板がでていたので、早速カフェに聞くとCasa de la Musicaでやっているという。そこでCasa de la Musica付属のCDショップにいくと、店員の女性が早速、サルサの先生に電話連絡してくれた。どうやらここには先生のリストがあって、要望があったら先生にコンタクトして直接値段やら交渉して個人レッスンを受けるというシステムになっているらしかった。

 ところが電話の先の先生は今日はトリニダの隣町に用事があって帰って来られないとのこと。せっかくレッスンを受ける気で来たのに、いきなり出鼻をくじかれてしまった。それではCDでも買うかと、お店の女性に私達のガイドブックに勧められていた「チャランガ」というグループがあるかと聞くと、「あるもないも、それって大人気のグループよ、いい曲よぉ」と大音量でCDをかけてくれた。当然、彼女の体はもうムズムズしてきてステップを踏み始めている。さすがキューバ人だ。レッスンを受けられなかった私達に同情して、彼女がちょっとステップを教えてくれることになったのだった。まぁ、そういう理由で勤務中に好きな曲で踊る事ができて、彼女としても望むところというノリだ。

 曲の選択なんて、もう完全に彼女のペースで「ああ、この曲。これもいいのよねぇ」とバンバンと新しい曲をかけていく。同時に単純なステップから右回り、左回り、はい、もっと腰ふってぇーと生徒の私の技量も関係なく難易度があがっていくのだった。

 そんなCDショップの音につられてやってきたのが、キューバ人の団体観光客だった。この大音量、そして何やら楽しそうに踊る店員を黙って見ているわけがない。私も、私もと二人の女性が加わって4人ダンス大会になってきた。

 同じグループのキューバ人はこの光景を面白そうにCDショップの入り口で見守っていた。

 こうしてたっぷり30分も踊り、思わぬ汗をかいてからCD購入。店員さんは、まだまだ踊ってもいいのよ、という雰囲気を出していたが、こちらの体力がついていけなくなりそうだったので、ここで打ち切った。本来買おうと思っていたCDに加えて、彼女のお勧めのチャランガのサルサとレゲトンミックスというCDも購入。こんなにノリのいい店員さんのいる店で買えたのはとてもいい思い出になった。商売っ気というよりは、純粋に自分が踊りたいという気持ちでやってくれているのが、更に嬉しかった。


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