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2011.04.08
夜行バスの時間までハバナを散策
キューバ:ハバナ

 今日は夜7時半発の夜行バスでサンティアゴ・デ・クーバというキューバの最東まで一気に移動する日。宿に夕方まで荷物を置かせてくれるというので、朝から夕方までハバナの町を散策することにした。

 私達の宿のある界隈は観光とは関係のない居住区。昨日の夕方に到着して、いきなり住民の皆さんから熱い視線を浴びまくり、夜は夜で首都とは思えない街灯の少ない暗い道をドキドキしながら中華料理を食べに行き、観光客の姿もあまり見ずに早々と床についた。観光立国と聞いていた割には寂しいイメージの初日にかなり不安を覚えていた。

 しかし、明けて今日、繁華街のオビスポ通りに行くと山のように観光客とキューバ人が混じって歩いていて朝から非常に賑やかになっていた。

 まずは昨日換金したキューバ兌換ペソを人民ペソに換金してみよう。

 キューバでは外国人が利用する兌換ペソ(CUCという単位でCUC1=US$1.08)と人民ペソ(CUPという単位)の2種類の通貨が出回っている。CUC1がCUP24。だいたいCUC1が100円でCUP1が4円という感覚になる。街中で人民ペソで買えるカフェやレストランはCUC支払いの店に比べるとキューバ人向けということもあり、格別に安くなっている。ピザという名の溶けたチーズがのったパンがCUP5、ハンバーガーがCUP10、アイスはCUP1という具合だ。CUCからCUPへの換金はCADECAという両替屋で行っている。オビスポ通りのCADECAに行くとすでに5人くらいが並んでいて、係員の指示に従って換金する一名のみが入店を許されるというしくみになっていた。とりあえず1000円分くらい換金してみたのだが、この後ハバナでも、またその先のサンティアゴ・デ・クーバでも人民ペソ(現地ではモネダ・ナショナルと呼んでいる)支払いのレストランがたくさん見つかって、人民ペソで食費を支払うことが多くなってどんどん換金することになった。

 ハバナの観光名所のうち、今日は繁華街のオビスポ通り界隈を歩いてみることにした。オビスポ通りにはLa Luzという人民ペソ支払いの素敵な内装のレストランが見つかり、他にもキューバ人に人気のカフェあり、博物館あり、ヘミングウェイが滞在したホテルあり、ギャラリーあり、チョコレートの有名店ありとブラブラしているだけで楽しい場所だった。


本当にアメ車がビュンビュン走っている。

久しぶりに黒人さん系を見る。おお、外国だなぁ、ここは。

La Luzという人民カフェは大人気。キューバのコーヒーはおいしい

ヘミングウェイが滞在したというホテル。
彼のいた部屋を2CUCで見学できるみたい。

ヨーロピアンなテイストの残る一角

カリビアンな太陽を感じるアート作品

 で、朝から目を付けていたLa Luzというレストランに入りこんでビール、水、魚のフライセット、牛肉とハムとチーズを巻いたフライのセットでしめてCUP109(US$4.9)。これは安い。洒落た雰囲気だし、サービスもきちんとしたレストランだし。この後も、人民ペソのレストランには頻繁にお世話になることになった。因みにこのレストランでは見知らぬ客同士を相席させない主義らしかったが、丁度あぶれそうになった私達を、私達の前に並んでいたキューバ人カップルが相席させてくれた。社会主義というとルール一本やりで融通がきかないという勝手な公式を描いていたのだが、どうやらこの国は今まで体験した社会主義の国とは様子が違う。強烈なひざしと人懐っこいキューバ人の性格が社会主義の中にあっても人情を失わせない空気を作りだしているようだ。

 さて夕方近くなってきたので、散策は切り上げて宿に戻りチェックアウト。

 旧市街からヴィアスールのバスターミナルまでタクシーでは600円から1000円かかると言われていた。一方でバス27番に乗ればCUP1(4円)で行けるとも聞いている。やや不確かながらカピトリオの東側で南に向かうバスを待っていたら30分もして27番がやってきた。運転手に聞くとバスターミナルに行くというので飛び乗ったのだった。

 しかし、バスは一向にバスターミナルに向かう気配がない。地図で見るとタクシーなら5分もあれば行けるはずなのに10分、20分たってもつかない。だんだんと不安になってきて運転手の後ろにはりつき、英語が話せそうな若者が乗ってきたのを幸いに通訳してもらってやっと話が見えてきた。27番のバスはヴィアスールのバスターミナルに行く事は行くが、とても多周りして時間がかかるのだそうだ。まぁでも、そんなやりとりをしたお陰で、乗車して30分後に運転手さんが「ここで降りろ」とおしえてくれて、バスターミナルの目の前まで二人で8円で行くという快挙を成し遂げたのだった。いやー、ドキドキしたなぁ、もう。


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