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2010.05.19
プエルト・プラタ近辺ならお勧め、ソスアのビーチ
ドミニカ共和国:プエルト・プラタ

 ドミニカ共和国内の小旅行が終わってプエルト・プラタに戻ったらソスアに行こうと思っていた。プエルト・プラタからグアグアで40分ほどの場所にあるソスアという町のビーチがきれいだと海外青年協力隊の人に聞いたからだった。

 サマナ半島のラス・ガレラスやラス・テレナスで出会ったカナダ人やヨーロピアンはソスアについては否定的だった。というものロンリー・プラネットにも書かれているようにソスアは今や「娼婦とそれを求める男性が集まる町」というイメージを持たれてしまっているからだった。しかし、プエルト・プラタで出会ったイギリス人カップルに聞いたら「あら、娼婦がいるなんて知らなかったわ。でも昼間に行ったら別にそんな感じはなかったし、ビーチはとても良かったわよ」という感想も聞いていたので、私たちはとりあえず雨季の晴れ間を狙って行ってみることにしたのだった。

 プエルト・プラタからソスアに向けてはその先のカバレテに向かうグアグア(ミニバス)に乗るか、ルータRUTA(乗合タクシー)のソスア行きに乗って行くことになる。ムーニャ村から幹線道路で乗るとグアグアは一人50ペソ(US$1.35)、ルータは一人40ペソ(US$1.08)だ。

 ムーニャ村からルータで幹線道路まで一人15ペソ(US$0.41)で出て待っているとやがてグアグアがやってきたので、それでソスアに向かうことにした。

 ソスアまでは25分の道のりだった。グアグアを降りてビーチに向かうと途中はバーやレストランが並んでいるメインロードを通る。暇そうに昼間からビールを飲んでいる中高年の白人男性がいるというのは、ふとタイ北部のチェンライを思い出させる。こういう孤独な男性が多い町というのはどうしても娼婦が多くなるから、確かにここもそういう人がいるのかもしれないが、昼間のソスアはそんな雰囲気はあまりしなかった。

 ビーチに近くなるとドミニカ共和国全土でお馴染みのハイチアートショップとパレオやTシャツを売るビーチサイドに典型的な土産物屋の通りになる。一応店の客引きが声をかけてくるが、「いや、何も要らない」というと案外素直に引き下がっていった。

 さて、ソスアのビーチに到着だ。数日前にサマナ半島からプエルト・プラタ方面に戻るバスの車窓から見たソスアの海は雨で川からの泥水が流れ込んで茶色い波を巻き上げていた。一昨日あたりから晴れているので、少しは落ち着いていて欲しいと来てみたのだが目録は見事に的中。あいにくの曇り空ではあるが海はすっかりと美しく澄んでいた。

 ソスアは幅700mくらいの湾になっているので、ほとんど波がないくらいに静かな海でそれ故に砂の巻き上がりもなく澄んでいるのだった。水の質は見た限りプエルト・プラタ近郊のプラヤ・ドラダよりもよっぽどもきれいだった。ラス・ガレラスで宿泊した宿のオーナーが、最近宿泊したお客さんがソスアで泳いで中耳炎になったという話をしていた。近郊の工場からの汚水が湾に流れ込んで化学物質が水に溶け込んでいるので危険なのだとロナルドは言うのだった。ということで、私たちは最初は耳をつけずに泳ごうとしたのだが、どう見ても誰もが耳をつけて泳いでいるし、日が照ってきたら暑くて頭を水に突っ込みたくなる。というこで、頭も耳も水につっこんでみたのだが大丈夫だった。水質の見た目もきれいで、頭を突っ込んでも大丈夫ということになってソスアの株は急上昇。ソスア、いいじゃないの。

曇っていても透明度があるのできれい

晴れ間を待つ間、「写してチョーダイ」ボーイズとガールを撮影

晴れてくるとこの美しさ

エメラルドグリーンに見えるビーチに設置のベッドはUS$3くらい

 この日はあいにく雨が降ったりやんだりであまり天気が良くなかった。もう雨季の5月に入って中場も過ぎているので当然だろう。それにもかかわらずソスアにはかなり多くの観光客がいた。

 ビーチの裏手は土産物屋とレストランが並ぶ楽しい通りになっていた。夜になると稼働すると思われるBBQ用のグリルセットが各店にあるので、夜にはBBQのいい匂いも立ち込めることだろう。
 

 最初に通ったバーの多い通り沿いには不動産屋もある。帰り際に物件を見たらホテルの部屋で月US$250とかいうのがあった。丹念に探せばキッチン付アパートで手頃な物件が見つかるかもしれない。今回の旅ではソスア、ラス・テレナスに手頃な物件(月US$400くらいから)がありそうで、南部のバヤイベはかなり高級な物件(月US$900とか)しかないという結果になった。ちゃんとビーチの品質に比例してアパートの価格設定がされているな、という感想だ。

 ソスアの乗合タクシー乗り場にはプエルト・プラタ行きのタクシーがずらりと並んでいて、お客さんが5人も集まればすぐに出発するというかなり便利のいいことになっていた。

 この路線を利用する人は多いらしく、ものの数分待っただけですぐに人が集まって帰ってくる事ができた。もちろん運転手としては満席の6人の客を車に詰め込みたいので、かなりの確率でそういうギュウギュウ状態になる覚悟は必要だ。

 ソスアは確かに娼婦とそれを狙うドイツ人などの中高年男性が多い町ではあるが、昼間訪れる分には、あまりいかがわしい雰囲気もないしビーチは穏やかで海水浴にぴったりで、しかも美しい。やっぱり来るに値するビーチだと思った。


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