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2009.11.24
ルアンパバーン、川沿いの風景
ラオス:ルアンパバーン

 ルアンパバーンも今日で最後。

 ルアンパバーンはメコン川とナムカーン川に囲まれた半島のようになった場所にある町なので、メコン川沿いをナムカーン川に向かって歩いて行き今度はナムカーン川沿いに半島の付け根に戻ってくるということができるのだ。今までは半島の中心を走るメインロードばかりに目がいっていたが、今日は天気もいいし川沿いをぐるーっと一周してみよう。

 まずメコン川沿い。ここは道路で言ったら幹線ということになる。南へ北へ近郊へ観光用のボートが出て川幅も広く風光明媚なので、川沿いには洒落たオープンカフェが並びお酒なんかも出している。歩いているとモーターボートを持っているおじさんたちが「1時間ボートに乗らないか」としょっちゅう誘ってくる場所だ。部屋から川が見えるという特典があるので宿は大型ではないが高級路線が多かった。部屋の機能としては今いる宿は劣らないと思うけど、部屋の前にバルコニーが張り出していたり、鴨居の装飾が凝っていたり、そして目の前がメコン川というのが一番料金に跳ね返っているかな。

 高級な宿があるせいか、ショップも単に量販品を売るのでなく、一点物のアンティークや写真、デザイナーズウェアーを売っている店がほとんどで、メインロード沿いよりは格上な雰囲気を出していた。

昔の中国のポスターや陶器や彫刻がある店

店はオーナー宅の1階のような感じ

GALANGAという洒落たブティック

伝統的なモチーフや生地やデザインをコンテンポラリーに

道具のアンティーク屋

フォトギャラリー

 中でも上に写真を挙げたGALANGAという洋服屋と下に掲載のMulberriesというシルク屋さんで欲しくなるような物がいくつか見つかった。Mulberriesは昨日訪れたバーンサンコン村のPattaというシルク店と同様にシックで上品な物が多い。
 

 先日ここを歩いたのは日曜日だった。あんまり面白くないなぁと思って最終日の今日まで足を向けていなかったのだが、あの日は店が閉まっていたということに今更気づいた。もっと早く気づいていたら余計な散在をしてしまったかもしれないから、まぁよしとしよう。

 メコン川沿いの最後にはワット・シェン・トーンに至る。右手階段を上がったお寺さんは先日裏側から見たものだがこちらから見た方が本堂が近くに見えた。階段は、今歩いている道を横切って巨大狛犬?狛猫?を従えて川まで下る階段へと続いていた。
 

 ここから先、左手にメコン川とナムコーン川の合流する地点の景色が見えて道は大きく右へをカーブし折り返しナムコーン川沿いの道へと続いていた。

 大音量をかけた庶民向けのレストランや軒先でパンケーキくらいの大きさに固めたもち米を干している家があったりと、メコン川に比べるとひなびた雰囲気が残るナムカーン川沿いだが、中央あたりではメコン川沿いよりも更に大型高級を狙ったホテルが数軒並んでいた。どれも世界遺産の町並みを壊さないように伝統的な木材と屋根の形を備えた建物だが、川沿いのカフェのシェイクは私達が町中で飲んでいるのの4倍もしていて、お客さんが誰もいないのに係員が張り付いているという高級さ。あるホテル前にはホテルのロゴのついたクラシックなベンツが数台停車していた。これで空港まで送って頂いたらおいくらになるのでせうか?
 

 この通りの中ほどには白い蛇の縁がついた階段が丘の上のお寺まで続いている。メインロードからの普通の階段に比べるとジグザグと白い蛇が天に登るように見えるこの階段は随分と雰囲気がある。
 

 メコン川沿いに比べるとメインロードまでほんの1ブロックしかないために、路地の向こうにメインロード沿いのお寺が見えるような場所がある。前を歩いていた白人男性がひょいと路地に入ってカメラを構えていたので見つけた風景だ。彼がいなかったら見落とす所だった。こういう自分の気に入ったアングルをじっくりと見つけながら歩くのも楽しい散歩だ。

 

 ナムーカーン川に対岸への竹の橋がかかって、その先蛇行する頃ルアンパバーンの半島の付け根に到着。これで約1周の旅が終了だ。ゆっくりあるいて2〜3時間あれば充分という規模だが、途中で店をひやかしたり川の見えるカフェでお茶したりと半日あるいは1日かけて楽しんでいる人もいるようだ。


 
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