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2009.11.23 Vol.2
ナイトマーケット〜シルクスカーフ、ポーチ再び
ラオス:ルアンパバーン

 毎晩、毎晩シルクスカーフの売買現場を見ていたらですねぇ、私も買っておきたいという気分になってくるのは当たり前だ。ということで数日前からシルクスカーフも視野に入れてナイトマーケットを物色し始めた。

 今までのショルダーバッグやポーチに比べるとシルクスカーフはナイトマーケットの真骨頂というプライドがあるのか、それとも他の商品よりも歩合がいいのか、売り手の真剣さが今までと違って迫力ある。商品を見ていると人の目線をかっさらってこれか、これかとスカーフを広げだすのでゆっくり見ていられない。中にはこちらの目線も度外視で見ている商品の上に全く興味のない柄を広げてしまうので、やれやれと立ち去らざるを得ない店も何軒かあった。

 だからコツは他の観光客の接客にかかりっきりになっている店。そういう時にすばやく自分の欲しい柄と色調を検討しておくのだ。売っているシルクスカーフにはだいたいパターンがある。どのパターンにするか、色調をどれにするかを決めると後は類似品をパッパッと選んで広げてもらえばいい。決めずに主導権を店の人に任せると、こんなはずではなかったという買い物になりかねない。

 私は思いっきり地味なグレー地で多少他の色目か飾りの入った物が欲しかった。私の場合、判断を揺るがせるのは夫だった。どうもぱっきりした色の派手派手が好みらしい夫が「いやー、渋いですねぇ」とか「どーなんだろう、地味だねぇ」と囁くのをオールカットするのがポイントだった。探し始めて1日で2点2軒に絞込み、例のごとく写真撮影。
 

 グレー地にすべきかグリーン地にすべきか。グリーン地はとても薄い生地でボーダーに地模様が入って細い金糸が目立たないように入っている。これもいいなぁ。

 悩みに悩んで最初の希望通りグレー地の物にしたのだった。お値段はKip60000=US$7.2。言い値からKip5000負けてもらっての値段だった。

 こうしている間にも夫は最後にもう一つポーチが欲しいってな事になり、ポーチを探すために再びマーケットを散策。



 黒地に白か黄色かという所まで絞り込んだ所で、白模様のおばちゃんが「お願いです、買ってくれたら今日最初のお客さんってことになる。お願い、お願い」としがみつくようにお願い攻撃に転じてきた。このおばちゃん、もしかしたらずっと売れていないのかもしれない。出している商品は悪くないのに客があまり寄ってこない店なのだ。値段を聞いたら一つKip20000と相場の倍額を言ってきた。

 あああーーー、この性格が災いして客が寄り付かないのね。

 こんなに値段が明らかな商品なのに倍額ふっかけちゃ客も逃げるよねぇ。「おばちゃーん、相場はKip10000だよ。何言ってるの?」というと「じゃぁ2つでKip25000にしちゃる」とまだ懲りずにふっかけてくる。いやいやKip10000だからと押し切って、おばちゃんも、じゃぁKip10000でと了承して買う事になった。

 それなのに、5万Kip札を渡して「お釣りちょーだい」というと「あと4つ買ったらどーなんだい」とまだ食い下がる。もう隣の店の子も大笑いでこの成り行きを見ていた。結局1個だけKip10000で購入して終了。よく見れば可愛い顔立ちの女性。若い頃はさぞやモテたんだろうなぁと思えるが、どーしてこんな性格になっちゃったんだろうか。

 ナイトマーケットでのお買い物、これにて終了だ。

 民族柄の面白い商品を見るだけでなく、売り手のラオス人とのやり取りも面白かったしラオスの人の性格の良さもよくわかった。センスのいい外国人の商品選びを見て勉強にもなったし、いあー、ルアンパバーン満喫した。


 
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