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2009.11.10
スーツケース修理その5〜そして出発
ラオス:ビエンチャン

 いよいよスーツケースが戻ってくる日になった。アノラック氏は正直な人だから彼の言い方から今日戻ってくるのは確実だろう。宿のオーナー奥さんも戻ってくるか興味津々だが、最初にこの宿に来た時にアノラック氏とラオス語で話をした時に、クアラルンプールじゃぁ20人も50人も修理を待っている人がいるかもしれないから、修理には2週間や1ヶ月かかるかもしれないという独自の情報を聞いていて、今日も返ってくることには懐疑的だった。

 「ま、うちとしては1ヶ月いてくれても、全く問題ないですけどね」。

 って、そーでしょうよ。私達はそんなに長くは待てない。

 クアラルンプールから到着したら電話をくれることになっているのだが、到着予定の時刻を1時間過ぎても電話が来ない。今回の件ではエアーアジアが徹底してコストカットしてお客に連絡しないのか、これが東南アジアのやり方なのかわからないが、とにかく先方からの連絡が少なくて心配させられた。最後の最後の日になってもまたか、と電話しようとフロントに行こうとした時、電話がかかってきていると連絡を受けたのだった。

 今日のアノラック氏は明るい。スーツケースが無事に到着して今から届けに来るということだった。

 20分後にアノラック氏本人がスーツケースを届けてくれた。修理はキャリーホルダーと本体に2ヶ所の穴をあけてネジで留める方法で、私達が来たいしていたようにホルダーそっくり取り替えるという方法ではなかった。

 バンコクで何があったかはこの時にやっと知ることができたが、ホルダーの下の部分にはまっているプラスチックがはずれてどこかにいってしまったのだそうだ。なるほど、その部分が新しい部品に入れ替わっていた。

 新しく2ヶ所の穴を開けてしまう修理方法は予想していなかったので驚いたが、考えてみたら今までのサムソナイトの欠点を補って強くなったということは言える。いずれにせよ、このスーツケースももう2年使っているのであと1年使えれば上出来だ。今回の補完でともするともっともつかもしれない。

 ビエンチャン勤務のアノラック氏はクアラルンプール側の配送ミス、タイ空港での破損など、簡単な修理のはずなのにややこしい事になって可愛そうと言えば可愛そうだった。最後に笑顔でお礼を言える結末になって本当に良かった。

 9月の破損と今回の破損でこのスーツケースの弱点はハンドルやふた部分など出っ張って付いている所にある事がわかった。といってもこの2年でこんなに壊れたのはここ数ヶ月だ。ガタが来ていたということもあるが、アジアのスーツケースの扱いが乱暴だとも言える。次回からは壊れやすい部分にガムテープを貼って移動することにしよう。

 さ、明日いよいよビエンチャンを出発できる。


 
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