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2009.11.07 Vol.2
スーツケース修理その3〜どうしてバンコク・・・
ラオス:ビエンチャン

 2日にビエンチャンの空港からクアラルンプールに向けて修理の旅に出た私のスーツケース。担当のチャンタラー氏によれば5日の返却は難しいが7日に戻せるという話だった。

 一応5日の時点でどうなったか連絡を入れて欲しいという要望は聞き入れられず、こちらから電話すると7日には返却すると言う。ということで待っていたのだが返って来ない。そして連絡もない。

 午後3時半、こちらから電話するとチャンタラー氏が電話に出て私達のスーツケースが手違いでバンコクに行ってしまったので、バンコクから夜9時のタイ・エアーの便でビエンチャンに戻すことになったという。

 えーーーー?どーしてバンコク行っちゃったのぉ?そしてそんな重要な事をなぜこちらから電話しないと教えてくれないのー?

 呆れるのと腹が立つのでイライラしたのだが、とりあえず戻ってくればいいと伝えて電話を切ったのだった。

 そして夕方。夕飯を終えて宿に戻るとエアーアジアに電話を入れてくれというメッセージが残されていた。な、何だ今度は。嫌な予感がする。電話を入れてみると焦った様子のチャンタラー氏が出て、実はクアラルンプールからバンコクに到着したスーツケースが再び壊れていることが判明したというのだ。そして私達はいずれバンコクに行くという事を知っているチャンタラー氏は「バンコクでもう一度修理していただく事になるかと・・・」とか言っている。

 何を言っているんでしょうか。

 バンコクで修理に出すからスーツケースと一緒にバンコクのエアーアジアへのリポートも一緒に持ってきてくれと言いながら、ふと彼らの就業時間が午後5時までなのを思い出した。夜9時にフライトが到着したら誰がそのスーツケースを受け取ってここまで持ってくるのかと問いただすと、「明日じゃだめですかねぇ?」なんて言っている。日本のサービスの常識からしたらこの状況でこの発言はあり得ない。だめ、絶対に今日中に持ってきてくれなきゃだめ。誰が持ってくるのかと問いただすと、チャンタラー氏が自分自身で持ってくるということになった。

 自分では冷静に話していたつもりだったのだが、電話を終えて宿の人に電話代金を尋ねると、「いや、払わなくていいです」と言われた。相当な剣幕で話していてお金を取れないと思われたようだ。不幸中の幸い。

 とにかくもう、どれだけ壊れてしまっているのだろうか、壊れた状況をビエンチャン側も把握しているわけじゃないから様子がわからない。こういう時って頭の中でどんどんと妄想が膨らんでいくので、想像のスーツケースはどんどんと壊れていくのだった。

 イライラ、ドキドキしながら待っていると夜9時半に再びエアーアジアから電話が入った。今度はアノラック氏だ。バンコクのエアーアジアの判断でこのままお客さんにスーツケースを戻しても使えない状態なのでやっぱりクアラルンプールに戻して、そこで修理してからビエンチャンに戻すという事になったという報告だった。クアラルンプールからビエンチャンに10日の便で必ず返すからという事だった。

 アノラック氏には今の会話を全てまとめて私あてにメールで送るように依頼して電話を切った。こんなことならバンコクまで持っていって修理すれば良かった。バンコクとクアラルンプール、経済のレベルから行ったらマレーシアの方が上なはずだが、こと航空会社絡みのスーツケース修理となるとバンコクの方がずっと対応がこなれている。

 さて、本当に戻ってくるのだろうか、スーツケース。ビエンチャンでの滞在はあと2日延びることになった。


 
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