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2009.11.07 Vol.1
ラオス歌謡ショー
ラオス:ビエンチャン

 ここの所、日参しているタラートサオの新館のショッピングモールで今日の午後1時から歌謡ショーを行うらしい。お昼ご飯を食べて1階仮設ステージ近くに行くと人はまばら。誰もあまり期待していないようだ。

 やがて午後1時少し過ぎから男女の司会者が出てきて前座でおしゃべりが始まった。私達には何を言っているのかさっぱりわからないのだが、韓国のバラエティー番組でよくやるように会話の間に「ポヨヨーン」とか「ガッチョーン」というような効果音を入れて盛り上げようとしているのが逆効果なのか司会の男性の高笑いが虚しく響き、客は遠巻きにステージを無表情で見ていた。

 ああ、すべってるなぁ。どーするんだ、この空気を。

 そのまま一人目の歌手の登場に突入。アイドル系の可愛い彼女は口パクではなくちゃんと歌っているのだが、歌が難しくて声がついていっていないのが厳しい。観客もノリノリの音楽が逆に寒いくらい無反応。子供達はステージのスモークにひきよせらるようにステージに寄ってきたが同じく無反応。ラオス人ってシビアなんだなぁ。

 数曲歌い終わってから、司会者が登場して歌手を含めて3人のトークコーナーになった。そこで必殺技、スポンサーのロゴ入りTシャツが登場。これでまず子供達がいっせいに食い入るように司会者の動きを見つめ始めた。やがて「欲しい人、手を上げて!」と言ったのだろう子供達が「はーい、はーい」と一斉に手を上げて、つられるように後ろの大人も手を挙げはじめ急に会場に一体感がでてきた。スポンサーは携帯電話会社であらかじめ大人にしか配布しないように言われているのだろう、司会者が選んだのは若い20歳くらいの女性ばかり。子供達がめちゃくちゃがっかりしている様子が面白かった。

 2人目の歌手は30歳くらいの男性歌手。彼は既に知名度があるのか先ほどとは打って変わって熱い反応を受けていた。歌も上手いし、トークも笑いをよく取っていてこなれた芸能人という感じだった。というか1番目の女の子の曲調がアメリカンというか西洋風なのに対して、彼の曲は民謡や演歌の現代風で、こちらの方が馴染みがあるみたいなのだ。1番目の女の子は実験的にラオス芸能界に投入されているって感じだ。

 再びトークになって意味もわからないので、私達はここで退散。後でテレビを見ていたら最初の女性歌手が番組にゲスト出演していた。ただいま売り出し中の人らしい。

 ラオス人は知っている人や曲に対してはかなり盛り上がるが、初めての物に対しては慎重に対応するんだなぁ。そう言えば市場でも最初に買った時は量が少ないけど、通い続けると増えてくる事がある。ラオス人の慎重な性格が歌謡ショーの反応にも出ているようで見ていて面白かった。


 
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