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2009.10.31 Vol.1
またまたスーツケースが壊れる!
ラオス:ビエンチャン

 今使っているスーツケースは2008年の1月にオーストラリアのシドニーで購入したものだ。世界中のフライトアテンダントも愛用しているという丈夫で軽い事が売りのスーツケースなのだが、ここの所調子が悪い。

 9月にミュンヘンからバンコクに飛んできた時にフタを止める金具がバッキリと半分なくなって出てきた。

 この時のバンコク滞在は3泊しかなかったので、こんな短い期間に修理できるのか不安だったのだが、到着の翌日に修理屋がホテルに取りに来てその日のうちに修理して戻してくれた。全く同じと思われる素材でとても早く修理されてきたので、バンコクのサービスのレベルの高さに驚いたのだった。

 そして2ヵ月も経っていない今回のフライトで、今度はキャリーハンドルが納まる部分と本体をつなぐ部品の片側がバッキリ折れてしまった。このスーツケースはたて側にハンドルがないのでキャリーハンドル部分を持ってスーツケースを持ち上げがち。加えて空港では通常スーツケースを裏側にして扱うのでハンドルと本体が乖離する方向に力が働く。それ自体このスーツケースの弱点と言えるのだが、それにしても割れるというのは扱いが悪かったからだろう。

 ボルネオ島のコタキナバルからクアラルンプールへのフライトで起きた事なのだが、翌朝ラオスのビエンチャンに飛ぶフライト予定になっていた。クアラルンプールのエアーアジアのバゲッジクレーム係と話をして、修理する時間がないのでこのままビエンチャンまで行き、そこで修理を行うことになった。といってもビエンチャンにはエアーアジア契約の修理店がないのでクアラルンプールまで空輸しなくてはならない。少なくとも5日はかかるだろうということだった。この時点で「クアラルンプール到着時に故障、修理時間がないのでビエンチャンに飛んでから再度修理を行う」というリポートをエアーアジアに作ってもらって、翌朝ビエンチャンに飛んだのだった。

 この時対応してくれたエアーアジアには3人の若い男性がいたのだが、「あらららー、完璧に修理マターになっちゃったねー」と陽気な対応で、リポートも冗談を交えつつ書いていた。先日バンコクで対応してくれた男性はとても真剣な表情でスーツケースが壊れた事に対して本当に申し訳ないと丁寧に謝ったのだが、ここでは「ビエンチャンに問題を先送りできてお役御免になったのが嬉しい」とでも言うような態度が漂っていた。あまり深刻になるとお客さんが心配するから努めて明るく振る舞っていると取れるか?とも考えてみたが、そうじゃないだろうな。タイ人とマレーシア人の国民性の違いなのかもしれないが、タイ人の対応の方が親身な感じがして良かった。

 これ以上の破損を防ぐために、スーツケース全体をビニールでラッピングするサービスを利用しようとしたのだが、朝早い便でまだサービスが始まっていなかったので、手持ちのガムテープで破損部分などをカバーしてビエンチャンに向かった。

 ビエンチャンに到着して荷物を受け取って外に出て、ターミナル内の端にあるエアーアジアのオフィスを訪ねた。

 ビエンチャンのエアーアジアの担当者は私の話を聞いて困惑していた。「どうしてこんな面倒な話が来ちゃったのかなぁ」という感じで、話をしながらなぜかどんどんと後ずさりしていくのだった。いやいや、こんな事、よくあるでしょう?じゃぁ、ここで修理できないならいくら補填してくれるのかと聞いたら300バーツ(900円)だと言われた。900円もらってもしょうがないしなぁ。

 とにかくクアラルンプールのエアーアジアが出したレポートをもとにKLとの確認、そしてどうするかを宿に連絡してもらうということで、この場の話は終わった。

 バンコクでの対応と比べると、随分腰が引けているというか慣れていない感じだ。前回はエアーベルリンという航空会社で、今回はエアーアジアという違いもあるし、アジアのハブであるバンコクでの対応とラオスという辺境地での対応という違いもある。さぁ、私のスーツケースどーなるのだろうか?900円で修理してくれる場所をビエンチャンで探すことになるのだろうか?

 のんびりと過ごすはずだったビエンチャン滞在が、しょっぱなから賑やかな様相を呈してきたのだった。


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