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2010.10.03
少し都会のクアンタン
マレーシア:クアンタン

 のんびりとしたチェラティンからパハン州の州都のクアンタンにやってきた。パハン州北部のトレンガヌ州州都クアラ・トレンガヌに比べると、こちらの方がよっぽども大きな町だ。パークソンというデパートの入っているショッピングモールがあり、バスターミナルの近くには新鮮な魚や野菜を扱う市場、その隣には朝4時から昼過ぎまでやっている食道街があった。

 チェラティン北部を車で走っている時に、非常に多くの石油コンビナートを見かけた。この辺りの海中に石油が出るので世界中から企業が集まっているというのだ。パハン州はいわばそういう駐在員とその家族が多く住んでいるのだろう。日本人の駐在員家族も少なくないそうだ。雇用があるから町が大きくなり、外国人もいるからハイカラなモールも成立する。クアラ・トレンガヌに比べるとイスラム教の色がふっと薄くなったのも特徴的だった。

 市場近くの宿がひどすぎて1泊するのが我慢の限界だったが、市場脇の食道街はかなり気に入った。特にここの中華麺に入っていたさつま揚げは今回のマレーシアで食べた中では一番おいしかった。練り物なしのプリっぷりな高品質。こんなのが普通に出てくるのは、ここが市場脇の常連を相手にしている店だからだろう。このさつま揚げを食べに来るためだけにクアンタンを訪れる価値がある、とまでは言わないが、チャンスがあったら是非食べて欲しい。


市場には新鮮な魚がたくさん。

近代的なショッピングモールにはマクドナルドもDVDショップもある

スルタン・アフマド一世モスクはすがすがしい色合いで美しい

この周辺の名物料理「ナシ・クラブ」。青い花で染めたご飯の上にココナッツ、魚フレーク、生もやし、野菜などが乗っている。

 この頃、クアラルンプールに戻ったら宿泊しようとメールしている宿に電話確認したいので、新しい町に到着する度に電話をかけられる場所を探していた。クアラ・トレンガヌのテレコムに行ったらテレコムカードを買えと言われカード度数が余るのは嫌だなぁと敬遠し、チェラティンではインターネットカフェでネット電話もあるのだがいつ行っても閉まっている状態だった。

 ここクアンタンでもテレコムを探していたのだが、地図にある場所から引っ越して別の場所になっている上に、新しい場所を教えてくれた中華男性が「今日は日曜日でテレコムは休みだ」と知らせてくれてあえなく撃沈。あーもー、どうやって電話したらいいんだろうか。

 そこで、宿泊している宿のフロントに駄目もとで「クアラ・ルンプールに電話させてもらいたいんだけど、お金払うから」と言うと、その時の担当の女性は「どうぞ、どうぞ」と電話を差し出してくれた。え?本当にいいの?ということで、ここ数日悩んでいた問題が簡単に解決してしまった。しかも、お金を払おうとしたらその女性はちょっと首をかしげて考え「いらないわ」と言って奥に引っ込んだ。やったー!素晴らしい!マレーシアの国内はデフォルトインターネット電話になっているらしく、テレコムでかける電話が既に安いらしいが、それでもホテルで電話を使ったら普通ちょっとお金がかかるもんだと覚悟していたから、これは嬉しかった。

 後で気づいたのだが、このフロントのお姉ちゃんは自分が私用電話でホテルの電話をガンガン利用している。あー、だからいいと言ったのか。朝番のしっかりもののインド人女性だったら許さなかっただろうなぁ。ま、これもクアンタンの思いでということで許して頂きたい。


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