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2009.10.11 Vol.2
マブール島へシュノーケリング
マレーシア:シンガマタ

 10月に入ってから空模様が不安定な日が多い。8日にシンガマタに到着した日は曇り、9日は晴れ、昨日10日は曇り後大雨だった。明けて今日11日は嘘のように青空が広がっていた。

 こんなに不安定な天気が続いて、どんどん雨季に突っ込んでいったら晴れるチャンスがなくなるかもしれない。ちょっと焦りを感じた私達は今日のツアーが人気のマブール島だと聞いて、一度シュノーケリングツアーに行っておくのもいいかもしれないと朝、マブール行きを決定した。

 ツアー代金RM80=\2400は現金ならば宿で支払えるのだが、クレジットカードを使いたかったので7時のボートで一旦センポルナのオフィス(ボート発着所の目の前)に行って支払いを済ませ、再びシンガマタに戻ってきた。シュノーケリングマスクRM5とフィンRM5は別途料金なのでツアー参加費用はRM90になった。朝8時半にシンガマタを出発してマブール島までは40分だった。


 マブール島には5つ星の高級リゾートホテルがいくつかとドミトリーのあるバックパッカー宿があり、昔から漁業をして暮らすバジャウ族も住んでいる。

 私達が最初に訪れたのは高級リゾートの1つの目の前の浅い海だった。海の水はシンガマタに比べると格段に透明度が高くて美しくて魅力的だったのだが、いざ海の中に入ってみると小さなガラスのかけらが体にぶつかってくるような感じがする。

 魚もシンガマタよりも少ないくらいいないし、チクチクと痛いので早々にボートに戻ってみると、団体で来ていた中華系の20代男女はもっと早くボートに戻っていた。原因はクラゲ。ボートから見ると海中に体長2cmくらいから細長いもので15cmくらいの透明な小さなクラゲがザラザラと泳いでいるではないか。中華系男女は日焼け防止のためにTシャツを着て、更に救命ジャケットをつけて海に入ったのでクラゲが入り込んでしまって被害がひどくなってしまったようなのだ。蚊に刺されたように膨らんだ跡が肩やわき腹に浮き出ていて悲惨なことになっていた。スペイン人カップルは全身を覆うスーツを着ているので大丈夫かと思いきや、唇をさされてしまったと言っていた。

 今日はダイビングコース2日目の女性が2人、残り12名がシュノーケリングというツアーなのだが、最初のポイントはどう考えてもダイビングレッスンのための場所だった。確かにダイビングコース取得のお客さんの方がお金になるかもしれないが、あまりにシュノーケリング客を軽視しているやり方だ。また、オーストラリアなどではクラゲの出る季節のシュノーケリングでは事前に告知してスティンガースーツの着用を強制(もちろん有料だが)したが、お陰で不愉快な思いはしなかったのに、ここではスティンガースーツを用意していないばかりか告知もない。シパダンが世界的に有名だとはいえ、ここでのツアーの内容はまだまだ改良の余地があるなぁ。

 シュノーケリング客全員が予定より早く上がってきてしまったので、ダイバーレッスンを待つ間リゾートホテルを探索することになった。海の色合いはとても素敵だったし、同じ水上コテージといってもやはりシンガマタとは雲泥の差の豪華さだったが、ここに宿泊すると一泊一人400ドルくらいするらしい。
 

 ホテル内のダイビングスケジュールには宿泊しているらしいダイバー客の名前がびっしりと書き込まれていた。ホテル代金とはまた別にダイビング費用がかかるから3〜4日の滞在で10万円、15万円は使っちゃうんだろうなぁ。すごい・・・。センポルナにあるスキューバジャンキーというダイブショップの名前は的をついている。

 レッスンダイバーが上がってきたので、私達もボートに乗り込んで第二のポイントに移動した。第一のポイントからほんの3分ほど右にずれた場所でリゾートホテルの右手だった。

 先ほどよりは深い場所にボートを止めてシュノーケリングだ。右手の奥の岸にはバジャウの村と思われるリゾートホテルとは全く違うローカルの家々が建っていた。

 ここは岸からなだらかに海に向かって傾斜する海底にびっしりと珊瑚礁があって魚も小さいながらカラフルで種類も数も豊富に見られる場所だった。先日、水中カメラが壊れて魚の写真が撮れなかったのは本当に惜しい。さっきの場所より全然いいし、何よりもここにはクラゲもいない。クラゲは漂流しているのでいつどこで出るのか予測不可能なのだろう。中華系男女はクラゲに嫌気がさして、リゾートホテルのビーチで寛ぐからもういいとビーチに行ってしまったのだったが、もったいないなぁ。

 私達はリーフの小魚に注目して時間が終わってしまったが、もっと深い場所に行った人たちはそこで4匹もの海亀を見たと言っていた。

 マブールはセンポルナの南側で確かに水深が深いのでシュノーケリング向きではないかもしれないが、北部に比べると海亀やバラクーダなど大きめの魚を見られる事がわかった。ツアーで時間を決めて連れてこられるのではなく、この島に滞在して好きな場所で好きなだけシュノーケリングできるなら、それがいい。マブール滞在というのもいいと思った。

12時半にシュノーケリング終了。40分かけてシンガマタまで戻ってきた。

 今日のツアーメンバーの大半がシンガマタ宿泊者ではないので、お昼ご飯の後は周辺の珊瑚礁を泳いだり、アクエリアムで巨大魚とのシュノーケリングを楽しんだりと夕方までシンガマタに留まって遊んでいった。今日はたまたまダイブレッスンの子が2人いたので最初に魚のいないポイントになってしまったが、通常のダイバーと一緒に行くならシンガマタのツアーもそんなに悪くないという印象だ。ただし、宿泊している人にとっては午後からのアクティビティーは宿泊していればできることなので値段交渉した方がいいだろう。

 私達はシンガマタに宿泊しているというものの、個室一人RM60のところRM30にしてもらっている。ツアーの内容が実質半日でも十分に元は取っているから金額的には満足だった。


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