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2009.10.11 Vol.1
センポルナ周辺のシュノーケリング事情
マレーシア:シンガマタ

 センポルナから周辺の島にシュノーケリングに出かけようと計画していたので、センポルナにいる間にいくつかのダイブショップを訪ねてシュノーケリングツアーについて聞いてみた。

 センポルナから行く中で一番有名なのはシパダン島。ここは2005年から環境保護のために島での滞在が禁止になり日帰りのみを受け入れるようになった。そして現在では訪問者の人数制限も行っていて島に上陸したり周辺でシュノーケリングやダイビングするにはパーミッションが必要になっていた。パーミッションは各ダイブショップに配分されているらしく、最初に宿泊していた宿Borneo Global Sipadan Backpackers Lodge(ダイビングツアーデスクもある)では、日付ごとのパーミッションの残数をホワイトボードに書き出しているが、2〜3日後から2つ、4つという少ない数の残数で、同時期にスキューバジャンキーというダイブショップで聞いたら11月半ばまで残数はゼロだと言われた。

 センポルナの現地でシパダンへの日帰りツアーを申し込むとパーミッション込みで、2ダイブの場合少なくともRM520=\15600、シュノーケリングでもRM400=\12000以上だと言われた。金額は時期や申し込んだツアー会社によって異なってくるがボトムラインは変わらない。

 バックパッカーに人気のある方法は、マブール島への宿泊と絡めたシパダンへの日帰りダイブあるいはシュノーケリングなようだ。マブール島には一泊RM80=\2400のドミトリーを構えた安い宿がある。宿に宿泊するためにはマブール島への船代金を支払わなくてはならないのだが、シパダンへのツアーと組み合わせればこの交通費が浮くということになるし、マブール島の周辺でもダイビングやシュノーケリングポイントがたくさんあるのでお徳になるのだろう。

 因みに、シパダン以外の島へのシュノーケリングツアーはRM80〜RM120=\2400〜\3600とかなり安くなっている。

 シパダン島というのは海底600mの深さから柱のような岩がグーッと突き出して、海面近くでキノコのように広がった形をしている。キノコの傘が終わった部分から海底に向かって真っ逆さまに落ち込むようになったドロップオフという部分にカラフルな珊瑚礁や豊富な魚が見られるのが他にない特徴だそうだ。特に何百匹というバラクーダが大きな渦を描きながら海中を旋回している写真は印象的でシュノーケリングでもいいから見たいという気持ちはあったが、値段を聞いて一気に冷めてしまった。いくら有名でもあの値段は高すぎる。

 ということで私達はシパダン以外の島へのシュノーケリングというポイントで探し始めた。説明が一番納得がいってしっかりしていたのはスキューバジャンキーだった。ここは白人スタッフを置いていて、ローカルスタッフのように「どの島でも楽しいよ!」という説明ではない。スキューバジャンキーの説明によると、シュノーケリングに向いているのはセンポルナから北部のシブワン、マンタブワン。ダイビングに向いているのは南部のシパダン、マブール、カパライだそうだ。理由は北部の水深が浅く、南部が深いということだそうだ。なるほど。


 スキューバジャンキーでは日替わりでマブール、マブール+カパライ、マタキング、マンタブワン+シブワンというツアーを行っていて、一人RM100=\3000で朝から出て島か船内で昼食後午後も行って夕方戻ってくるというプランだった。マタキングについては、日本の旅行代理店のサイトでシュノーケリングに適していると書かれていて、ここも良さそうだった。更に、シンガマタにいる間にシブワンとマンタブワンに行った旅行者に聞いて見ると、シブワンはシュノーケリングもできるが白砂のビーチでゆっくりするのが主眼になり、シュノーケリング目的ならリーフが豊富なマンタブワンに行くのがいいという事がわかった。

 今回シンガマタに1週間滞在することになった私達は、10月に入って天候が不安定な事もあり、朝天気を見てその日のツアー参加を決められるという理由からシンガマタのツアーに参加することにした。しかし、シンガマタのツアーはRM80=\2400と安いが3時間くらいで終了して昼食をシンガマタで摂るという、いわば半日コースである。謳い文句としては昼食後にシンガマタ周辺の珊瑚礁やアクエリアムで午後の部のシュノーケリングができるので丸一日ツアーということになっているが、ここに宿泊している私達にはそれは意味がない。次回来るならばスキューバジャンキーでツアーに行ってから、ここに宿泊するためにだけ来ることになるだろう。

 こうして色々な情報を集めて、天気が良くなった日にマンタブワンへのツアーがあれば参加する、もう一回行けるチャンスがあればマブールに行ってもいいという結論になった。

 本当はマタキングへのツアーがあれば行きたかったがシンガマタはシブワンとマンタブワンとマブールの3ヶ所をローテーションするのみなので行けなかった。


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