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2009.09.18 Vol.1
サバ州旅行の計画
今回、ボルネオ島の北東に位置するマレーシアはサバ州に滞在することを決めたのは昨年の12月から今年の2月にかけてだった。とにかく1ヶ月半くらいあれば色々見られるじゃないの?ってなわけで、サバ州になにがあって観光にどのくらい時間がかかるのかもよくわからないまま、さっさとインターネットで飛行機を押さえてしまったのだった。
そして夏前にガイドブックを購入して8月くらいに読み始め、9月に入って具体的な計画を紙に書き始めてみた。サバ州で1ヵ月半、行って見たいポイントを移動や休憩を交えて考えると日程は埋まる。しかし問題は予算だ。見所のいくつかは自然保護という名の下にとても高価なツアーに参加するしかアクセス方法がない状況らしかった。最初の時点で私達が考えていたサバ州の観光ポイントと予算(1人あたり)は以下の通りだった。しかし、コタキナバルで計画を進めながら宿で出会った旅人からの情報を収集した結果、最終的に行ったのは赤い文字の部分だけとなった。
<コタキナバル拠点>
目的地 |
所要日数 |
予算(\) |
備考 |
キナバル山 |
2 |
20,000 |
登山、自分で手配した場合 |
トゥンクアブドゥールラーマン国立公園 |
1 |
1,000 |
日帰りで1島へシュノーケリングと海水浴 |
ラフレシアを見に行く |
1 |
1,500 |
自分で手配した場合
バス代と保護地区入場料金とガイド費用 |
プラウ・ティガ国立公園 |
2 |
10,000 |
TV番組「サバイバー」のロケ地となった島
ツアーで参加の場合 |
<セピロック拠点>
目的地 |
所要日数 |
予算(\) |
備考 |
オランウータン
リハビリセンター |
1 |
1,200 |
入場料とカメラ持ち込み料金 |
テングザルの保護施設 |
1 |
2,100 |
入場料とカメラ持ち込み料金 |
サンダカン町見学 |
1 |
900 |
セピロックから町までの交通費のみ |
タートルアイランド |
2 |
15,000 |
海亀の産卵見学
ツアー参加のみ可能なので予算はツアー代金 |
キナバタンガン川リバークルーズ |
2 |
10,000 |
サンダカンからのツアー料金
自力の場合は3分の1くらいの費用でできる |
タビン野生動物保護区 |
3 |
27,540〜 |
「地球の歩き方」に紹介されていツアー |
ダヌム・バレー自然保護区 |
2 |
21,000〜 |
「地球の歩き方」に紹介の料金参考 |
<センポルナ拠点>
目的地 |
所要日数 |
予算(\) |
備考 |
シパダン島 |
1 |
12,000 |
日帰りシュノーケリング |
その他の島 |
1 |
2,400 |
日帰りシュノーケリング |
実際にその場にいって見なければ本当の良さはわからない。とは思うものの、ボルネオ島のツアーはその内容の割りにオーバープライスじゃないかと思われる場合があって、参加する意欲が失せた。ということで、今回のサバ州はコタキナバル、セピロック、センポルナの3ヶ所での滞在に絞って、コタキナバルではマレーシアの現代文化(ショッピングモール巡りなど)、セピロックでは宿でジャングルの雰囲気、センポルナでは水上リゾート気分を楽しんできた。セピロックとセンポルナの宿はどちらもコタキナバルにいる時に出会った旅行者から聞いた場所で、まだガイドブックには掲載されていない新しいスポット。どちらも宿にいるだけでボルネオを満喫できるという点でおすすめの場所だ。
セピロックの宿→Paganakan Dii Lodge ドミトリー一人一泊RM30
センポルナの宿→Singamata ツイン一人一泊3 食付RM30(オフシーズンかつ長期滞在割引)
これを書いている今、行っておいても良かったかなぁと思えるのはキナバタンガン・リバークルーズくらいだ。リバークルーズ自体の内容はまぁまぁだが、拠点になるスカウという村に滞在してみるのも楽しかったかもしれない。
最後に、上記観光地で行かなかった理由を具体的に挙げると、以下のとおり。
<タートルアイランドツアー>
コタキナバルで出会ったフランス人女性から、海亀の産卵を見るツアーというものの、産卵現場を見学する時間が20分と決められていて、彼女は20分の間に産卵が行われなかったので見ることができなかったという。あんな20分だけのために大枚はたくのはよくないという助言を受けて却下。他の人からは産卵を見られて良かったという話もあったので、よくなツアー会社だったのかもしれないが、コスタリカのトルトゥゲーロ国立公園では誰でも等しく見学できて費用もずっと安かった。
<ジャングル系>
キナバタンガン、ダヌム・バレー、タビンと3ヶ所がガイドブックに紹介されているがタビンは高すぎて論外。行った人にも出会わなかった。キナバタンガンはかなり人気で多くの人から話が聞けたが、見られる動物はオランウータン、テングザル、ゾウ(運が良ければ)、各種鳥、昆虫だそうだ。動物体験としてはアフリカやコスタリカには及ばない。「野生」ということにこだわる人にとっては、猿を保護区で見るのはナンセンスでリバークルーズに行くことに価値があるという意見になるだろうが、とにかく近くで見たい人はジャングルじゃなく保護区の方がコストパフォーマンスが高い。保護区といっても半自然な状態で見られるので、がっかりすることはなかった。
<サンダカンの町見学>
他の旅行者から聞いたサンダカンの町の印象はとにかくよくない。見るものがない、町が美しくないなど。それもあって、私達は拠点をもっとジャングルの雰囲気に近いセピロックにしたのは正解だった。
<プラウ・ティガ国立公園、トゥンクアブドゥールラーマン国立公園>
プラウ・ティガ国立公園はTV番組「サバイバー」からの人気でツアーが高く、トゥンクアブドゥールラーマンは国立公園の名がついているもののフィリピンの違法ダイナマイト漁のせいで珊瑚が破壊されてしまっているそうなので、海はセンポルナ拠点のみに絞った。
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