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2010.10.20
ペトロナスツインタワーに上ってみる
自分じゃうまく撮影できないのでモノレールのチケットの裏面の
助けを借りました。これがツインタワー。 |
マレーシアが世界に誇る石油会社ペトロナス。そのペトロナスが建てた世界に誇る超高層ビルがペトロナスツインタワーだ。
12年前にマレーシアを離れた時はまだ工事中でできていなかった。住まいはペトロナスツインタワーのまさに足元で、かなり外観もできていたのだが中に入る事はできなかったのだ。
今回クアラ・ルンプールを訪れたら是非のぼってみようと楽しみにしていた場所だ。
朝早く行かないとチケットが配布終了になるというので、ブキッ・ビンタンにある宿を7時半に出て歩いてペトロナスツインタワーに向かった。朝日に照らされて徐々に近づく高層ビルはとても美しく、30分の散歩はあっという間だった。
ビルに入ってスカイブリッジ展望台見学のチケット配布場所に行くと、朝8時だというのに既に100人くらいの人が待っていた。さっさとチケットの配布が始まるのかと思いきやチケット窓口が仕事を開始したのが午前8時半をまわってからで、それからものすごく長い時間をかけて列が進む。
10時過ぎにようやく自分たちの順番が回ってきて、ようやくなぜこんなに時間がかかっているのかが判明した。
ペトロナスツインタワーの展望台見学は2種類あったのだ。MYR10(=US$3.2)で下から3分の1くらいの高さにある2つのタワーをつなぐスカイブリッジまで行くツアーが1つ。もう1つは上から3分の1くらいの高さにある展望台まで上がるツアーMYR40(=US$12.8)。高い方のツアーは一日に5回くらいしかチャンスがない。こういう事が事前に全く知らされていないので、多くの観光客は受付カウンターで初めて家族会議となるのだ。そしてどちらのツアーにするのか、何時のツアーに参加するのかという話しあいを家族でえんえんとやっている。だから一向に列が先に進まなかったのだ。
しかもこの日の観光客はインド系の人が多く、彼らはまた「午後になったら少し安くなるのか」とか「スカイブリッジは何メートルまでのぼって、その上の展望台は何メートルまで上るのか」などと超微細な質問をしているに違いない。遠くからは内容までわからないけど、どうしてあんなに受付カウンターの人と話す事があるのかと思うほどベラベラと双方しゃべっているのだ。
はぁぁぁぁーーーー。
事前に予測できる質問と答えはパネルにでも書くかリーフレットを配布すれば、この2時間も待っている間に死ぬほど考えられただろうに。というか、さっさとチケットが販売されたら2時間も待つ事がなかっただろうに。
2時間も待たされた上に、ガイドブックに「無料」と書かれていたのに10リンギット費用がかかるとわかっただけで帰ろうかと思ったくらいだったので、私たちは即決でスカイブリッジまでのツアー参加にした。スカイブリッジへのツアーは頻発しているらしく、チケットを購入したらすぐに上る事ができた。スカイブリッジから見上げるツインタワーはとても美しく来た甲斐ありと感じたが、ここから見る下の風景はたいしたことない。外で窓掃除しているおじさんの姿の方が感動的だった。
もう満足、満足と上ってきたエレベーターに行こうとしたら「まだ時間があるので見ておいてください」と言われて無理やり時間いっぱいまで観察させられた。エレベーターが安定的で猛スピードだったのもかなり感動したっけなぁ。
あまりに待ち時間が長かったのでタワーから降りてきたらもう昼時。せっかくだから、伊勢丹も入っているショッピングモールのフードコートでお昼ご飯でも食べて帰ろう。このショッピングモールもツインタワーの内部と同じく、近未来的でとてもかっこよかった。入っているテナントも超一流世界的有名ブランドから最新のブランドまで揃っていて、こんなにびっしりと入っているテナントが収益を上げられるだけの購買力がマレーシアにあるというのは本当に驚きだった。ラオスの首都にあるショッピングモール、思いだしちゃったなぁ。
それにしても、ペトロナスツインタワーは、近くに遠くにこのタワーを見るのがいいんであって、これ自体にのぼるもんじゃないなぁ。一回のぼったら満足した。
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