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2011.01.13 Vol.2
夜行移動明けに宿探し、雨降って地固まる
サムイ島のチャウエンビーチ。人気の場所だけに安い宿があまりないのだが、ネットで唯一見つかったのがMoon
Lightというホステルワールドからも予約ができるバックパッカー宿だった。ここのツインが550バーツ(1513円)。他は軒並み900バーツ(2475円)以上という中でお助けの宿だった。
テンソウという乗合タクシーを降りたのが12時半。途中から降り始めた雨脚が車を降りると一層強くなったような気がした。
高級ホテルKanda Buriの左斜め前にあるMoon Lightはすぐに見つかったのだが、問題は安い部屋が満室で900バーツのコテージしかないということだった。寝台列車でバスよりは楽にやってきたとはいうものの、やはり長時間の移動に疲れを感じていて一刻も早くシャワーを浴びたいと思っていたのに、部屋がない!
前々日、ネットで見たらどの部屋も空いていたし、バンコクの宿のツアーデスクも安宿ならいくらでもあるという口調だったのでネット予約しなかったのだ。
Moon Lightに550バーツ相当の宿がないかと聞いてみると、センター寄りに歩いて右側にセブンイレブンがある目の前のチャブリLe
Cabrisが安いと教えてくれたので、雨の中を歩いて訪ねることになった。
雨の中、前を歩く私の背中に次々と愚痴めいた質問を投げ刺してくる夫と後ろを振り返らずに回答を投げつける私はこの天気以上に嵐の会話。まぁ、この嵐もチャブリに部屋があればいいことだと思いながら歩いた。チャブリという名前がはっきりしていなかったがセブンイレブンの斜め前にシャララというホテルがあり、そこに値段を聞いてみたら3000バーツだという。あれれ?おかしいなぁ。安い部屋があると聞いてきたのに。そう女性マネージャーに尋ねると、「ああ、それは私のホテルの隣のチャブリの事でしょ」と急に態度を冷たくひるがえして答えてきた。おお、この態度の豹変。これは安いに違いない。
こうしてシャララの左隣を見ると1階がパブで2階にHOTELという垂れ幕。左脇の小路に向かってLe
Cablis Guest Houseと案内看板が出ていた。こっちだったのかぁ。
仮説のようなべニア板張りの扉に張ってあるレセプションのオープン時間を書いてあるA4の紙は何と手書き。大丈夫か、おい。
扉を開けると白人男性がいらっしゃいと迎えてくれた。
早速、部屋があるかどうかと聞くとあるという。しかも600バーツというではないか。おお、いい感じ。部屋を見せてもらったら600バーツじゃ見あわないようなしっかりした中級ホテルの内装の宿だったのですぐに決定してチェックインした。
ここは2010年12月に前の経営者から引き継いで、イタリア人のピエトロという男性が始めたばかりという宿だった。物件のオーナーは別にいてピエトロはここを賃貸しているのだそうだ。ビーチはほぼ目の前なのだが宿の敷地は海に面しておらず、ビーチへは隣のシャララを通らせてもらわないといけない。ビーチリゾートホテルとしては致命的な立地故にこの値段になっていると判断した。それにしても隣の3000バーツと比べて部屋は全く見劣りしない作りなのだから、私たちとしては大満足だ。(宿の詳細情報はこちらから→)
結局、Moon Lightよりはビーチに近い宿に50バーツ増しで宿泊できるようになってめでたし、めでたし。シャワーを浴び終わる頃には雨もやみ、遅まきのランチを摂りに元気よく外出したのだった。
後日、もう少しセンター寄りに向かって歩いた右側にも「600バーツの部屋あり」という看板を見つけた。ということで、この界隈の海に面していない宿は600バーツが相場(オフシーズン価格)ということになるようだ。場所はチャウエンビーチを北に向かって行き、道路が大きく二股にわかれる場所を過ぎて更に北上。高級ホテル区域が終了した辺りだ。センターまでは徒歩20-30分、シーフードレストランや屋台が集まるチャウエン・フードセンターまでも同じく20分くらいという場所だ。
また、チャウエンの町のほぼど真ん中から脇道にはいったすぐにGreen Hutという天井ファン500バーツ、エアコン700バーツの部屋もみつけたが、当然満室で中を見る事はできなかった。ロケーションからして人気のようで、到着した日にここに入るのは難しいかもしれない。
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