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2009.11.28
土曜ナイトマーケット
夕方、夕食を買うために市場まで行く途中、金の時計台の1本市場寄りの通りに屋台が出そうな雰囲気だった。チェンマイにナイトバザールとガイドブックにあったがバスターミナルの隣で行われているはず。場所が変わったのだろうか?
夕食後、様子を見るためにちょっとでかけてみることにした。
午後6時の段階で各店はもう準備完了。照明もピカピカとつき、人もブラブラと歩いて楽しげな雰囲気になっていた。
時計台近くから始めた散策、最初のうちは近隣の山岳民族の衣装や、衣装の端切れを使った小物やデザインされた衣類などの屋台が多く出ていて、手にとって見ているお客さんも外国人客が多かった。この辺りの山岳民族はラオスの山岳民族と同じ部族もいくつかあるので、出ている商品はルアンパバーンで見慣れた物も多かった。民族系お土産物の量でいったら、やっぱりルアンパバーンの夜市の方が豊富だが、民族系モチーフのデザイン衣料となるとタイの方がやや洗練された物が出ていて、着て楽しむファッションとしてはこちらで調達するのもいいかな。
ラオスでは見なかった、サイケデリック柄のキュロット。
スペインで見たデシグアルというブランドのタイ版という感じ。 |
こういう布を使ったシンというスカートはラオス人女性が
よくはいている。 |
ルアンパバーンの夜市でおなじみの柄のバッグ。 |
音楽CDもエスニックな物を集めていた。 |
衣料品コーナーを楽しんでいたら、右手に大きな提灯を縦に並べた装飾があり音楽も賑やかに聞こえる広場が見えてくる。メインストリートはそのまままっすぐに続いているのだが、ここから右手にそれた脇道は、今度は食べ物屋台が集まっていた。
タイ北東部のイサーン料理だろうか、ものすごくおいしそうな鶏の炭火焼や各種虫達をよく見かける。中には新鮮さをアピールするのか、生きて「リーン、リーン」といい声で鳴く鈴虫が入った網箱の横で鈴虫の唐揚を売る店もあった。何かの幼虫みたいなのとか鈴虫は、もしかしてカリッとしていけるかもしれないと思うのだが、どうにもアウトなのはタガメというのだろうか、15cmくらいの大きな虫で、ほら映画「メン・イン・ブラック1」の最後に鉄塔に登っていく虫宇宙人みたいな奴。これはダメだろうなぁ。
他には「寿司」屋台が流行っていた。日本のテイクアウト寿司のように好きな寿司を容器に入れて会計してもらうという方式で販売している。日本の寿司よりも二まわりくらい小さくかっちりと直方体で、日本の寿司ネタと同じ生魚を使っている物もあるが安いのは黄緑、オレンジ、ピンクに装飾された何かを載せているので、まるでショートケーキのように見える。安い寿司1巻でTHB5。近所の食堂でカオニャオ(もち米の蒸したもの)ご飯茶碗2杯分くらい買える値段なので高価な食べ物だが寿司屋台は数多く出ていて、人気のある店にはお客さんが群がっていた。
これは勇気がいる食べ物 |
いつ見てもおいしそうな鶏の炭火焼 |
黄緑とピンクの麺はあまり食べたくないなぁ |
タイでよく見るお菓子。後ろ側のはタイ・クレープとか言っている |
テイクアウトの寿司屋台 |
白鳥型シュークリームなんだけど目がついてるのが可愛い |
この食べ物通りとメインストリートにはさまれた公園には別途屋台が並んで、テーブルは隙間なく人で埋まって大盛況だった。公園端にはステージが用意されてギターを掻き鳴らしておっちゃんが「あ〜う〜」とうなっているが、誰も聞いちゃいない。それにしてもすごい人数だ。今日は何かのお祭りなんだろうか?
公園からメインストリートに戻って、ナイトマーケットの続きを楽しんだのだが、午後7時の公園付近は公園にこれから向かう人がわんさかと歩いていて道は正月の明治神宮かっちゅうくらいに混雑していた。ここからまた倍もある距離を進んでようやくマーケットが終了。同じ道をたどって、今度は反対側の店を冷やかしながら帰ってきた。
宿に戻ってご主人に「今日は何かのお祭りですか?」と聞くと毎週土曜日に開催されているんだって。毎週末がこんな大騒ぎになるなんて楽しい街だ。ちょっと見に行くつもりがあっという間に1時間、2時間経ってしまう。そんな大規模なマーケットだった。
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