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2010.09.20
バンコクでの日々
タイ:バンコク

 今回はヨーロッパからマレーシアに向かうトランジットでバンコクに4日ほど滞在した。用事としては、旅の途中で壊れちゃった夫のメガネを新しいのに買い直し、マレーシアの日本語ガイドブックを買って、ちょっと航空券も買って、週末をはさんでいるのでJJと呼ばれるチャット・チャック市場にいってカシューナッツでも買ってくるか。と雑用をリストアップしていったら案外忙しい事になった。

 到着初日にはまず旅行代理店に行って航空券の手配とメガネの注文だ。航空券をクレジットカードで買おうとしたらカード会社のセキュリティーチェックでカード機能が停止して買えない。よくあるのだが、大陸を超えてすぐに大きな金額で買物をしようとすると「怪しい」と思われてすぐにストップされる。カードを発行している会社に電話して今日ヨーロッパからアジアに移動してきたので使えるようにという旨を伝えて、やっと航空券が買えた。毎回、面倒だが、このくらいのセキュリティーは必要だと思っているので仕方ない。

 そうこうしている間に外はどしゃぶり。この時期は季節の変わり目で、今年はまだ雨季が明けないようで滝のような雨がすぐにも道を川に変えてしまう。

 くるぶしまで水につかりながら道を歩くのは気持悪いのだが仕方ないなぁ。ヨーロッパから到着して突然にしてアジアの洗礼を受けた日だった。

 

「しーっ!二人だけのひ・み・つ」と言っているわけではない。
客に自分の鼻を見させる事で黒眼の位置をマーキングしているのだ。

 バタバタしてすっかりメガネ屋に行くのが遅くなってしまった。カオサンから歩いて大学を通りぬけた商店街に安いメガ屋が並んでいる。シルエットというブランドの形状記憶チタンの縁なしメガネ。フレームはいいとして夫は遠近両用のレンズなのでこれの取り寄せに時間がかかり、バンコクを出る前の日の夜8時に取りに来てくれということで、半額を支払って店を出た。

 3日後の夜8時に取りに行くと店が既に閉まっていて誰もいない。近所の人に聞いてもトラブルに巻き込まれたくないのか、表情が硬い。仕方なく出発当日の朝8時に来ても開いていない。ぎりぎり8時20分まで待ったのだが店は開かず、結局メガネを受け取れないままにマレーシアに旅立たざるをえなくなった。んもう、おやじめ。本当は3日でできなかったんじゃないかと疑いたくなる。マレーシアに到着して早速電話をすると「ああ、今日ならできてますよ」って言うじゃない。「今日はマレーシアに飛ぶと言っておいたでしょ」というと「何時の便ですか?」なんてとぼけているので、「今、マレーシアから電話しとんじゃい!」とちょっと切れたらやっと事の重大さに気付いてくれて「あっらー・・・」と無言になった。マレーシアからまたバンコクに戻るので、その時までちゃんと保管しておいてくれるようにと言って電話を切ったのだった。電話を貸してくれた宿のマレーシア人もタイ人のいい加減さにビックリしつつも「まぁ、タイだからねぇ」と言っていた。こんなことだから今一つマレーシアに追いつけないんだろうなぁ。

 とまぁ、メガネはそんなひと悶着もあった。

 さて、マレーシアのガイドブックはカオサンでは日本人経営の旅行代理店A&Rかマップツアーに古本があるのだが、残念ながらどちらにもマレーシアがなかった。そこでスクンビット界隈の日本書籍の古本屋を見てあるいたら一冊見つかって550バーツ(約1650円)で購入。新刊も書店で買えるが倍額はしていた。

 週末のチャットチャックへはマレーシアで食べるカシューナッツ1kgと私のスカートでいい物があったら買いたいという目的で出かけた。雨季の曇天にもかかわらず相変わらずチャットチャックは大人気で混雑していた。1年前に見かけたデザインの可愛いスカートを販売している店に行ってみたのだが、1年間恋焦がれていたスカートは実際に買おうと思って手にとってみると全然よくない。素材が悪かった。あー、がっかり。1年の恋はあっという間に冷めたのだった。ここではタイ北東部のイサーン料理が食べられる。カオニャオというもち米を蒸した物と唐辛子のたっぷりきいたひき肉料理。イサーン料理は旨い。ブラブラしていたらヴェネツィアで「ヴェネツィア以外で作られたガラス」と称して売られていたペンダントヘッドと同じものを発見。値段も450円くらいとヴェネツィアと同じような価格で、中国製品が世界展開されているようだった。いやー、ヴェネツィアで買おうかと手にとってたんだよね。チャットチャックで再会するとは思わなかった。

 とまぁ、慌ただしくも充実のバンコク滞在の日々だった。カオサンは去年と比べると白人バックパッカーの数が激減していた。2008年にサブプライムが起こって、世界的不況で食を職を失った人がカオサンで休養するために集まっているという感じだったが、今年はそういう人たちがいない。まだ雇用が上向きになってきたとはいえない今の状況なので更に物価の安いカンボジアやラオスに流れているのだろうか。少し閑散として雨季の明けないカオサンは、去年に比べて少し寂しい雰囲気だと思ったが、屋台をやっている人々は相変わらず元気だった。

果物をその場でジュースにしてくれる屋台。人参もあるのよん。

魚があなたの足の角質を食べてくれます!
右の足の女性に聞いたら「ウィアード(変な感じ)」だと言っていた。

相変わらずぶっかけご飯の日々。これで100円くらい。

夕飯後はデザートのカキ氷。好きな具3つ選べるんです。


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