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2009.08.07
旧市街沿いのビーチ
クロアチア:ラブ島

 ラブ島に到着して5日、同居しているアラメア人に「まだ海に入ってないの?」と驚かれていた。彼らはもう毎日のように朝から晩までビーチに行き、夜はレストラン通い。いつでもキッチンにいてコンピュータを見つめている私達を、さぞや奇異に思っていただろう。ラブ島だけに来ている彼らには想像しがたいことだろうが、今後の予定の調査や手配とかって時間がかかるんだよねぇ。

 それでも、今日、やっと時間が取れて泳ぎに行けることになった。

 アパートのあるムンダニエからコンピュータをかついで旧市街まで徒歩20分。旧市街のコマーシャルセンターと言われるレストランやスーパーが並ぶ100mほどの道は無料Wifiゾーンになっているので、カフェでお茶しながらメールチェック。

 そこから、ホテルインペリアルの裏手の林の道を通ってビーチまで徒歩15分くらいだろうか。

 林の向こうの眼下にエメラルドグリーンの海が透けて見えてきた。昨日と違って風もなく日差しも強い午後。海水浴にはうってつけの日だった。
 

 松の枝が張り出して、いい感じの木陰を作っている場所に陣取って海水浴開始。海水浴といっても護岸工事されている海岸沿いの遊歩道のあちこちに設えられた階段から海に入ることになる。ここから左側にずっと歩いて行くと旧市街の真下になるし、右に歩いていくと別の村まで遊歩道はつながっている。全長4kmくらいだろうか、かなり長い遊歩道の途中には1軒だけカフェがある。

 松の枝が張り出している場所は木陰があるだけでなく、階段下の入り口が浅瀬になっていて海に入りやすいので、ここには多くの家族連れが集まっていた。浅瀬から緩く下る砂利を歩いて行くと、2mくらい先からふっと深くなる。シュノーケリングマスクをつけて入ると、期待以上に青くて美しい水中が広がっていた。深くなる所からは魚はあまり見られないが、手前の坂道になった岩陰などには小さな魚が数種類見られた。
 

 夏の日差しはカッと肌を焼くほどに暑いのだが、水は冷たい。水中で冷え切った体を日に当てて温め、暑くなったら水に入る。飽きたら涼しい木陰でおしゃべりしたり読書したり。お店もなく、物売りも来ないから皆自前の飲み物や食べ物でピクニック気分だ。砂というものがないので体がジャリジャリしないし、あまり汗もかかないので潮がベタベタすることもない。シャワーはないのだが、乾いたら服を着て家まで帰るのが当たり前なのだった。

 それにしてもラブ島の海は美しかった。私達が体験したクロアチアの島はコルチュラ、フバール、ヴィス、ラブ、ロッシーニ、その他ツアーでもう2つと合計7ヶ所だったが、ラブ島の海の透明度はツアーで訪れたヴィス島近くの「青の洞窟」がある小さな島に次いで2番目だった。もっとも、旧市街のビーチは8月中旬を過ぎると天候が荒れたためとあまりに多くの観光客がきたために大分濁ってしまったのだが、ラブ島北部のロパール北辺のSturicビーチはその時期でも美しかった。

 この日はラブ島に来て初めての海水浴。それも旧市街という人の多い場所でこれだけ美しいのだから、今後予定している人があまり来ない西側のサイクリング地域やロパール北辺はどれだけ美しいだろうかと期待に胸が膨らんだのだった。


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