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2009.08.01
旧市街の市場
明日はいよいよザダルを出る。バスターミナルにバスの運行時間をチェックしに行ったついでに旧市街に立ち寄って市場を見学してきた。
この市場では近くのパグ島産のパグチーズが買えるのを楽しみにしていたのだが、実はクロアチア中に支店を持つKONZUMというチェーンのスーパーでも買えることがわかっちゃってからは、あまり魅力がなくなってしまった。
それにパグチーズは写真にあるように値段も提示されていないダンボールに「パグチーズ」とだけ手書きされた台の上に置かれている場合が多い。近くには黒い装束の手強そうなおばあちゃんがじろーっとこちらを見たりしている。スーパーで値段のあたりはつけられるものの、交渉したら絶対にいやーな感じになりそうな予感を漂わせているのだ。危うきに近づくべからず。君子じゃなくてもそう思う状況だった。
チーズも売られている野菜と果物のエリアは屋外にある。蜂蜜やクルクルと一本の縄にくくりつけられて紐状になったにんにくなどはクロアチアの他の市場でもよく目にするし、これといって特徴のある野菜や果物はみられないが、日の光が入って気持ちのいい市場ではあった。

魚売り場がないなぁと野菜エリアの人に聞いてまわったら、野菜エリアの奥の建物の中が魚エリアだった。外じゃ腐っちゃうからね。
魚売り場は相変わらず素敵だった。クロアチアの魚市場は本当にいつも素晴らしく新鮮な魚が安く揃っていて楽しくなる。今日は初めて目にする変形ムール貝とでもいうのだろうか、見た事がなかった貝を発見した。ムール貝が1kg400円に対してこの貝は倍の800円。苔むした茶色い貝殻で形はムール貝に似ているのだが上下の殻の合わせ目に小さなフタのようなものがついていた。気になる。が、この時は買わずじまいでザダルを離れることになり、のちにイストリア半島のプーラでやっと口にすることになった。酒蒸しても貝の口が開かないのでやや蒸しすぎてしまったせいか固めになったが、味は鮑風でコリコリしていて美味しかった。その他、大きな平目タイプの魚もあったが、これは高級で手が出なかった。クロアチアの魚の値段と味の良さの相関関係は納得がいくので、これもきっと美味しい魚なのだろう。
ところでクロアチアの魚売り場には会場の隅っこや、このザダルのように建物を出た場所に「魚整形所」がある。利用したことはないのだが、お金を支払って頭や内臓を取ってきれいにしてくれるサービスカウンターのようだ。
ドブロヴニクの市場ではお願いしたら魚屋さんが無料で行ってくれたが、それ以降はやってくれない。フランスやスペインに出店している大型スーパー、カルフールの魚売り場では無料でやってくれるのにね。でもこれだけ魚を頻繁に食べるクロアチアのこと、このサービスカウンターを利用している人は見た事がない。一体誰のためにやっているのか、採算は取れているのか、と疑問が渦巻くサービスカウンターだった。
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