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2009.07.25
プリトヴィッツェの宿探し
美しい湖の間を散策できるプリトヴィッツェ国立公園にやってきた。私たちはここに4泊する予定でやってきたのだが宿の予約はしていなかった。事前にインターネットのホステル予約サイトを見たのだが、ホステルはなくてSOBE(民家宿泊)でルーム(キッチンなしの部屋のみというタイプ)が多い。キッチンが付いたアパートとなると今度は値段が随分上がってしまって、どうにも決めかねていた。
思案している時に、旅先で知り合ったゆーきさんとあきこさんのブログ(http://feeltheworld.blog71.fc2.com/blog-entry-659.html#more)でアパートだけど手頃な値段で素敵な家に宿泊したという記事を見つけたので、早速彼らに連絡を取ってみたらゆーきさんが物凄く詳しく情報を書いてきてくれた。彼らが宿泊した家は国立公園の第二ゲートに近いジェツェルチェJezerce村。バスで行く場合の最寄の停留所名はMukinje、ムキンジェと読むようだ。ザグレブからは第二ゲート停留所の次、ザダルからは第二ゲート停留所の1つ手前のバス停になる。
ザダル方面から行った私たちにとってはバスを降りて右手がジェツェルチェ村になる。村の名前などは表示されていないのだが、バス停脇から右手の道(坂道)を入ってすぐにRoom、Zimmerなど「部屋を貸します」という意味の看板が見えるのでそれだと知れた。こうした看板には家の住所を示す番号も書かれていて、紹介してくれたのは14番地の家。バス停からは100mくらい入り込んだ所にある家だった。
14番の家は見るからにいい感じのコテージ風だった。ところが訪ねてみると家主のおじさんが出ていて「いやー、満室なんだよ。この時期は予約しないと難しいなぁ」と言う。この村でキッチン付きの家はここだけだと言われて遠い目になった私に、おじさんは隣の家ならもしかして家主のキッチンを貸してくれるかもしれないと教えてくれた。そこで隣家を訪ねたところ不在。
全ての荷物を夫に見張ってもらって家探し開始となった。とにかくも今夜の宿を確保しなくてはならない。私は14番地付近の家を片っ端からあたって部屋があるか、できればキッチンが欲しいのだがと聞いてまわった所、14番の家から左の細い道に入った家で9番地のニコラさん所ならキッチンを使わせてくれるだろうと情報をキャッチして9番地を訪ねた。
2m近くある背の高い白髪のニコラさんは今でもなかなかハンサムな老人だった。後から知ったのだが彼は物件をホステルブッカーというインターネットのホステル予約サイトに登録しているので1階と2階の部屋はどんどん人が入ってくる。しかし3階の屋根裏部屋はあまりに天井も低いし、シャワーも1階を使わなくてはならないという悪条件なので予約サイトには掲載していないようなのだ。この屋根裏部屋なら空いているがどうだろうかと彼が言った。値段は他の部屋が一人KN100(2000円)。荷物を3階まであげなくてはいけないし、シャワータイムが不便だが値段を考えたらハイシーズンの今としては悪くない。夫に相談してこの宿に決めたのだった。因みにこの家の他の部屋は一人KN130(2600円)だった。
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