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2009.07.06
ミニドブロニクみたいなコルチュラの旧市街
ドブロニクからフェリーに乗ってコルチュラ島にやってきた。拠点はコルチュラ・タウン。フェリーから見える海に突き出した小さな岬は城壁に囲まれてまるでドブロニクの旧市街みたいだが規模はずっと小さかった。ミニドブロニクだ。
ドブロニクで宿泊していた宿主のスローバさんの知り合いがコルチュラ島にいるので、その宿を紹介してもらっていた。フェリーが到着すると息子のアントニオ君が迎えに来てくれていてスムーズに宿まで到着。宿は見て気に入ったら宿泊するという約束だったが、2部屋の独立した新しくてきれいな建物でとてもいい感じ。断る理由がなかったのでここに決めた。
お昼ごはんは早めにフェリーの中でサンドイッチを食べてしまったし、正午にはもうフリータイムになった私たちは、早速、旧市街に探索にでかけた。
宿から旧市街の端までは100m程。旧市街の城壁前は石畳の車が入れないエリアになっていて、古い建物にはショップやレストランがひしめいていかにも観光地という楽しそうな感じを出していた。
そんなお店を抜けると扇形に下が広がった階段の上に城壁内に入る門が見えてくる。中世のお城に入るようなこのアプローチは誰もが写真を撮りたくなる人気のスポットだ。城壁の中は碁盤の目状になっていて真ん中を通る道から細い路地が均等に左右に出ている。この城壁内にあの「マルコポーロ」が生まれた家があると言われていて、マルコポーロの家の近所にはレストラン「マルコポーロ」やマルコポーロのロゴの入った土産物屋などが並んでいてマルコポーロにあやかった商売をしようとしているが、マルコポーロがこの家で本当に生まれたのかどうかは確かでないかもしれない。ガイドブックにも「生まれたと言われている」という書き方がされていた。マルコポーロがクロアチア人だったとはねぇ。
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城壁内の教会。右の教会の裏手がマルコポーロの生家と
言われている家。 |
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城壁内の一番奥まで行くと、城壁の外に海が見えていた。さすがに島だけあってドブロニクよりもきれいに澄んだ色をしている。午後のひざしが急に暑く感じられて「泳ごう、泳ぎに行こう」といそいそと宿に戻って着替えた。
向かったのは宿から一番近いビーチだ。上記の旧市街近辺の地図でいうと旧市街の上側になる。ハーバーがあってその隣がビーチになっているのだ。ハーバーがあると油汚れなどで海が汚れている場合が多いのだが、ここのビーチはそんな感じもなく美しい色を保っていた。ドブロニクと同じように、というかクロアチア全土がそうなんだろうけど、砂のビーチではなく岩場ビーチで海に入るとすぐに足が立たないくらい深い。まぁ、そのせいで砂が巻き起こることもなく美しい海の色を出しているのだが。
冷たい海に入るとすーっと体の温度が下がるのはとても快適な気分だった。ただし5分も入っていると逆に寒くなってくる。ちょっと海に入って岸辺でじーっと体を温めて、またちょっと海に入る。そんなのがクロアチア流海への入り方だ。
すっかり体を冷やしたらお腹が空いた。コルチュラ島にもドブロニクで展開しているのと同じKONZUMというスーパーがある。ここで物色してキッチンで夕飯を作ることにしよう。
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