|
2009.07.04
ロパドLopad湾周辺のビーチ
私たちのいるロパドという小さな半島は東側が本土の付け根で西に伸びた形をしている。この西端にロパド湾があり、ここにもビーチマークがあるので午後から歩いていってみることにした。今日歩いたのは赤い線の部分だ。
ロパド半島の真ん中から湾へと続くIspod Petkeは途中から遊歩道のような感じの良い並木道になり、海岸に近づくにつれてレストランや海用品の土産物屋が並んで私たちが住んでいる場所とは違って華やかな観光の香りが漂う。
湾にはビーチベッドが並んで多くの人が日光浴したり海水浴したりしていた。まぁ、雰囲気はいいけれど水の質は私たちが行く場所の方がややきれいなくらい(悔し紛れとかじゃなくってね)。
ここから湾岸右手の遊歩道を歩いて行くと所々に下の岩場に降りる階段があり、階段の下には必ずといっていい程人が寝転がっていた。クロアチアはこういうタイプの場所が多い。そもそもビーチではなくてわずかに地上に出た岩の部分を足がかりにして海水浴するから、そういう場所の一つ一つがプライベートビーチ化していくのだ。この湾の場合は岩にコンクリートを流して平らな部分を作っているがそんなに広いわけではない。一つ一つのプライベートビーチをのぞいてお気に入りの場所を探すのも楽しみの一つかもしれない。樹木の陰の作り方や岩の張り出し方や場所によって透明度が高かったり午後に美しい色になったりと様々に違うからだ。
やがて湾岸も終わってロパドの岬の先に到達すると見るからに高級なホテルがある。ほれぼれするような屋外ダイニングを通り過ぎて海辺に行くと素敵なプールやビーチベッドが並んでいる。これは何か金額を支払わないと使えないだろうなぁという雰囲気をかもし出していたのでさっさと退散した。
このホテルを通り過ぎて尚もロパドの岬沿いに歩くとパブリックビーチになっている。ここには無料のシャワーや着替える場所があって、小さな湾はアプローチしやすい浅瀬で魚も結構いるし、広い方は深いので子供達が次々に飛び込んで楽しんでいた。次のホテルの前もかしこまった雰囲気はなくてホテルのプライベートビーチではないようで多くの人が集まっていた。
ここまで海につかりながら散歩してきたが、東側の雲がだんだんと暗く頭上に張り出してきた。東側の山から雲が発生するのはいつものことだが、こんなに暗く重く垂れ込めたことはなかった。まずい、雨が降る。大急ぎで宿まで戻った途端にザーッと雨。宿主のスローバさんが私たちの洗濯物を取り込もうとしている所だった。久しぶりの雨は屋根のある場所では気持がいい。湿った空気を吸い込みながら夕食へと突入した。
|