|
2009.05.21
ポルト近郊の村マダレナのビーチ
コインブラから130km北上してポルトにやってきた。ポートワインで有名なポルトは首都リスボンに次いでポルトガルの人気観光都市だろう。といっても私たちのキャンプ場はポルトの南側を走る川の手前の小さな村マダレナにある。ポルトまでは10kmくらいの距離にもかかわらず物凄い田舎町で、まだまだシーズン前でキャンプ場にテントを張る人も少なく、ポルトの賑わいが全く感じられないとても静かな場所だった。
今日は今までと違ってゆっくりと車を走らせて移動してきた。高速道路で時速130km。今までは170km出していたので体力の消耗が激しくて体調を崩してしまったので、ゆっくり行くことにしたのだ。ということで、キャンプ場到着が午後をまわった。夕食までは買い物に行ったり情報収集して過ごすことにしよう。
スーパーに買い物に行くと旬のそら豆が出ていた。ポルトガルに入ってからずっと見かけていて食べたいなぁと思っていたので購入。
鞘から豆をだして塩茹でしただけなのだが、ほっくりとして美しい緑色の豆はとてもおいしかった。やっぱり旬の物を食べなきゃね。そんなんでビールを飲みながらビーフシチューをぐつぐつと煮込んでいたら、あっという間に夕方になってきた。
夕食が終わった6時半でもまだまだ明るい。ちょっと海でも見に行きますか。
ポルトという大都会の隣のビーチなのであまり期待はできないと思って行ってみたのだが、水は入って泳いでもいいと思えるほどにきれいだった。まだ寒すぎて入れないけどね。
ビーチはただ砂浜が広がるだけでなく、波打ったような面白い形の岩があるので天然のプールを作り出していたり、小さな生き物が残っていたりして趣がある。おまけに私たちにとっては魅力的なわかめや昆布がいい匂いを発していて、食べられそうな小さな貝もみつかった。・・・いやいやいや。ついつい食に走ってしまった、都会が向こうに見えている限り海が美しく見えても食べられるまできれいかどうかは疑問なので食物採取はやめておいた。
夏になったら、ここにうんと人が集まるのだろう。今はとても静かなビーチだった。
|