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2009.01.08
フィッツ・ロイ、ポインセノットとセロ・トーレの分岐点までトレッキング
アルゼンチン:エル・チャルテン

 天気予報では今日の天気は曇り。明日が晴れってことになっていた。朝起きると昨日のトレッキングで足がガチガチに固まって筋肉痛だ。大急ぎでストレッチをして大分楽になったが普通に歩くのもちょっと辛いくらい。天気も良くないし、今日は休憩だね。などと言いながら、国立公園管理事務所に天気だけ確認しに行くことになった。

 ところが、管理事務所の天気予報は昨日と変わって今日は晴れになっている。なにー?上空を見上げても曇っていて晴れる様子はないのに、どういうことなのだろうか。


トレッキングスタート

荷運び中のリャマ君

 予報が晴れになっている限り、もしかしたらフィッツ・ロイの方は晴れているのかもしれない。そう思うと宿にいるのがもったいなくなり、私達は午前9時50分、再び昨日と同じコースをたどってフィッツ・ロイを見に行くことにした。昨日はストックを借りていたのだがストックを貸してくれる店は午前10時半にならないと開かない。ええい、今日はストックなしだ。


 お昼ごはんもトレッキング入り口に向かう途中のパン屋でサンドイッチを調達。一足ごとにビビビーっと筋肉痛に震えるモモを感じながら再び裏山に上る坂道に挑んだ。坂をのぼって町の方を振返ると曇天、行く先は晴れ。同じ地域の空模様とは思えないほど明暗が分かれている空だった。 




 町から裏山をあがって一息つく平らな道からは眼下の川の先に雪を頂いた山まで視界が開けている。空の半分は雲が覆っているとはいえ、青空が見えて太陽光も昨日よりも強いので山の雪が輝いて見えて、とても美しい眺めだった。





 歩き始めてから1時間後、最初のミラドール(展望ポイント)に到着した。自分達が立っている場所は雲っていて光がないのだが、フィッツ・ロイは後ろ側に真っ青な空が広がり、太陽の光の強さで山が輝いて見えていた。薄い雲が背景に流れていた昨日と比べると全く違う印象だ。


 今日はロス・トレス湖までは行かないつもりだったので、このミラドールでたっぷりと時間をとってから先に進む。今日のフィッツ・ロイはまとう雲の形を変えながらもずっと青空を背景に光っていた。

 ポインセノットキャンプ場に向かう道とセロ・トーレに向かう道に分岐点までやってきた。昨日はここをまっすぐポインセノットに向かったのだが、今日はこの辺りで引き返そうと思う。分岐点からの景色も全景が見えていいのだが、ここからセロ・トーレに続く左手の道を歩いて行くとどういう風に景色が変わるだろうか。私達は分岐点を左に向かって10分ほど歩いてみた。左側の氷河がだんだんと見えてくる。今までに見たことのない景色だ。この景色が見える場所でお昼ご飯を食べることにした。


 帰りに向かう空にはだんだんと雲が増えてきている。午後2時にカプリ湖近くの展望ポイントに到着した時には、再びフィッツ・ロイの背景は雲に覆われてしまった。それでも、この時間の展望ポイントは多くの人でにぎわっていた。

 エル・カラファテから朝一番のバスでエル・チャルテンに来ると午後10時半に到着する。そこからゆっくりと歩いてくるとこういう時間になるので混んでいるのだろう。エル・カラファテから日帰りで来た人の多くはこの展望台まで歩いて引き返すようだ。

 私達はこの展望台でもかなり時間をゆっくりと過ごしてから宿に戻った。午後3時16分に宿到着。そしてビール。今日は昨日よりも楽なトレッキング。公園入場料金を支払わなくていいし、町からすぐに歩いていけるのでエル・チャルテンのトレッキングは気楽でいい。


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