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2008.12.21
エル・カラファテでの観光計画
エル・カラファテはロス・グレシアス(氷河)国立公園へ入り口となる町だ。各国から観光客が集まり先代の大統領がこの地域の出身で国家予算を投じたせいもあり、町は洒落て国際的な雰囲気があるが町自体を観光する程大きくはない。
ここでの観光は専ら、氷河を見に行ったり氷河の上を歩いたりするということになるだろう。
●エル・カラファテ拠点のツアー
ここから訪ねることのできる氷河は3つ。ペリト・モレノ、ウプサラ、スペガッツィ。エル・カラファテで参加できるツアーを挙げると以下のようになる。通貨は2008年12月21日現在の換算レートA$1=US$0.3を使用している。いずれのツアーもツアー代金とは別に公園への入場料金一人A$60(=US$18)がかかる。私達が参加した2008年12月から1月初旬はA$40だったのだが、1月の第一週くらいから急に値上がりした。
・ペリト・モレノ関連のツアー
−展望台への往復バス(展望台での滞在時間は約5時間) A$80(=US$24)
−展望台も含めた1日ツアー A$130(=US$39)
−氷河トレッキング ミニトレッキング A$400(=US$120)
−氷河トレッキング ビッグアイス A$520(=US$156)
・ウプサラ、スペガッツィ関連のツアー
-2つの氷河を巡るクルーズ主体のツアー A$400(=US$120)
前回訪れた時にはペリト・モレノ氷河ツアーとウプサラ・スペガッツィ氷河ツアーを行ったので、今回はペリト・モレノ展望台に長く滞在して氷の崩落を見るのと氷河の上を歩くトレッキングを楽しみたい。
●ミニトレッキングとビッグアイスの違い
氷河トレッキングはミニとビッグがある。旅行代理店に行って違いを聞いてみた。
ミニトレッキングは、まず展望台に行って2時間半ほど氷河見物。各自ランチ後、フェリーに20分くらい乗って対岸に渡り、氷上トレッキングを1時間半。最後に氷上に設置されたテーブルにセッティングされた氷河入りウィスキーを楽しんでから帰るというツアー。天候によって展望台に行くのはトレッキングの後になることもあるようだ。
ビッグアイスは展望台に30分、後にミニトレッキングと同じフェリーに乗って対岸に渡り、そこから1時間ほど上流まで歩いてからトレッキング開始。氷上にいる時間は3時間。氷上で自分で用意したランチを摂る。再び1時間歩いてフェリーに乗ってバスで町まで帰る。
結局私達はビッグアイスに行き、その前後でミニとビッグそれぞれに参加した人の意見を聞いたりもしたが、感想は個人差が大きくまとめるのは難しいので客観的な意見をまとめてみると、ミニトレッキングではビッグほど上流に行かないので歩いている氷が土や石混じりで真っ白ではない反面、下流のクレバスで深く切り立った氷を横から見ることができる。ビッグは上流に行くので川の中央まで歩くと足元の氷は真っ白でそこにクレバスの水色の筋目が入った氷の台地を歩くが切り立った氷はなく平原のようだ。ハイライトは昼食を摂る場所で氷上の水色に光る湖だった。ミニは展望台にいる時間が長いので崩落を見るチャンスが多く、ビッグは短い。ま、崩落は運なので短くとも大きな崩落を見たという人はいるが。ミニは氷上1時間半のトレッキングだが、歩く場所の高低差がある場所では全員がその小山を抜けるのを待ったりするので本当に歩いている時間はもっと短くなる。一方のビッグも道中で氷上の小さな滝やクレバスをのぞきこむ見学があるので3時間とはいえ歩いている時間はもう少し短いが、川の真ん中まで歩いていって帰ってくるので歩く距離が長い。
まぁ、だらだらと書いてしまったがエンターテーメント的ミニトレッキング、アウトドア的ビッグアイスといってもいいかもしれない。因みに、アイストレッキングはエル・チャルテンにも2種ある。トーレ湖の向こうにある氷河の上を歩くのと、ヴィエドマ氷河の氷壁登りをメインにしたアクティビティーだ。よりアクティブを臨む人はそちらがお勧めだと思う。
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