|
2009.02.13
まず、日本食在屋へ
2ヶ月のパタゴニア生活を終えてブエノス・アイレスに戻ってきた。いやー、久しぶりの都会だなぁ。12月に来た時は紫色のジャガランダの花が街路を彩っていたが、今回来てみるとピンク色の花に変わっていた。
この日の空はうろこ雲が散らばって秋の様相を呈していたがパタゴニアに比べたらブエノス・アイレスはまだ真夏の暑さで、あらためてアルゼンチンの国の大きさを感じたのだった。
ブエノス・アイレスに戻ってきたら、まず日本食在屋をのぞこうと思っていた。日本米、納豆、ちゃんとした餃子の皮、もしかしたらめんつゆなど思いっきり日本食三昧をしたいというのがパタゴニアにいた時に思っていたことだった。
ブエノス・アイレスで日本食在が手に入るスポットを2ヶ所聞いた。
1つはチャイナ・タウン。そんなに大きな規模ではないのだが、レティーロ駅から「Tigre」行きの列車に乗り、2駅目の「Est.Belgrano」下車。列車進行方向の踏切を渡ってすぐ左手のArribenos通り沿いを歩いていくと中華と日本の食材を扱った店が右手にいくつかある。先の方の右手の側道沿いに東亜というスーパーも見える。周辺では東亜が一番品揃えが多いが他店と比べて必ずしも全商品が安いわけではないので要チェックだ。
もう1つは完全に日本食中心「Casa Japonesa」。地下鉄A線Congreso下車、Venezuela通り2131番にある。
私達はまずはCasa Japonesaに行ってみる事にした。宿からは地下鉄を2本乗り継いで行く事になるがブエノス・アイレスの地下鉄は思ったよりも近代的で美しい。ただしスリが多いので有名でもあるので貴重品の入ったバッグは斜めがけにして、チャックの部分は手でぎゅっと握って警戒を怠らないようにした。
Congresoは名前からもわかるように国会議事堂がある場所だ。地下から出てみると目の前にヨーロッパかと見まごうばかりの立派な建物が立っていた。
こういう建物もパタゴニアには全くなかったので新鮮に映った。めざす食材店はここから4ブロックほど西へ歩いて、そこから更に北に4ブロックだったかな。軒下の日陰を選んで歩いていてもカーッと容赦なく照りつける夏の日差しにうだる。うだるなんて、これも久しぶりなので「アチー、アチー」と言いながらも嬉しい。
10分くらいでCasa Japonesaに到着。ここは以前にも来たことがあった。店内はそんなに広くないがぎっしりと日本食材だらけで充実していた。
目的の物を次々とカゴに放り込んでいったら合計で90ペソ(=US$26くらい)にもなってしまった。
今日の戦利品を紹介する。
・豆腐 1個 400gくらい 5ペソ(=US$1.45)
・餃子の皮 25枚くらい 6ペソ(=US$1.74)
・だし入り味噌 1kg 20ペソ(=US$5.8)
・梅干20粒くらい 12ペソ(=US$3.48)
・しょうが 50gくらい 2ペソ(=US$0.58)
・ごま油 200ml 18ペソ(=US$5.22)
・納豆 1パック(日本の大目の1パックの倍くらいの量) 5ペソ(=US$1.45)
・コシヒカリ 2kg 12ペソ(=US$3.48)
本当はめんつゆ(3倍濃縮)も欲しかったのだが、これは1000円くらいするので断念。お米が意外にも安いのはブエノス近郊でも作っているしアメリカ合衆国からカリフォルニア米を入れているからとも聞いている。ここのお米は粒が大きく後に行った中華街が買った米は粒が小さくて丸い。いずれも日本米によく似て粘り気があっておにぎりにもできるタイプだ。大きな粒の米はとても水をよく吸うので多めの水、小さな粒は普通量の水で炊くといいようだ。
ということでご満悦で帰って来た。スリにも会わなかったし、よかった、よかった。
|