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2010.03.07
魚売り場がいい!カンペチェの市場
昨日行ってみた市場はとても活気があり、かつ魚売り場が充実している。イカとエビを買ってお好み焼きにしてみたが、なかなかおいしかった。
ということで、今日は昨日目を付けたバラクーダ風の魚を買い求めに市場へと向かった。
日曜日ということもあって市場の前には子供ダンサーが出て踊りを披露していた。メリダの夜のソカロで見たユカタン特有の白地に刺繍の入った衣装を着て、ちょこまかとイッチョマエの顔で踊る姿が可愛い。
市場前も子供ダンスショーで混んでいたが、中も相当に混んでいる。わっさわっさとタコスやエビのカクテルを食べている食道街、安いよ安いよマンゴー安いよと呼び声が高い果物と野菜売り場では「いつでもどこでもべサメ・ムーチョ(キスして)」と熱いカップルまでいる。そして喧騒の肉売り場を通り過ぎると、お目当ての魚売り場だ。あまり見た事のない魚が並んでいるが、どれもカンクンのスーパーじゃ見られないような黒目キラキラな新鮮さで興奮した。
今日のお目当ての魚は名称不明だが、全体に銀色で背中側に薄い斑点があり、中の切り身はやや赤みがかっているものだ。どうしてこれを目当てにしたかというと、圧倒的に人気だからだった。
荷が到着して頭を落として内臓を落として、薄切りしやすいように切り込みを入れて店頭に並べるのだが、そこから客が選んでどんどん売れている。しかも店が1軒だけでなく5〜6軒あるのだ。うん、この魚にしようと思うには自然の流れだった。
魚売り場を歩いていたら妙に足の裏がべたべたする。見るとクロックス風サンダルに穴が開いてしまっていた。このサンダル、ポルトガルのリスボンで3.5ユーロで買ったんだよなぁ。御苦労さまでした。
すぐに同様のサンダルを見つけて約500円で購入。世界中、このサンダルはだいたいこの値段で手に入るようだ。今まで見た中で最安値はラオスの首都ヴィエンチャンで250円くらいだった。でも、あの時は必要無くて買わなかったのだ。
サンダル屋の女の子がとても可愛かったので記念撮影。カンクン辺りともまた違うユカタン美人という所だろうか。
夜は買ってきた魚を調理。市場で既に切り身に解体してくれていたので扱いやすい。塩・こしょうして小麦粉を振ってソテーにしてみると、柔らかいブリのような口当たりと味だった。夫はもっと身がしまっているのが好みだそうだが、私としてはかなりおいしく頂いた。
メリダからパレンケに一日で移動するのは長すぎると考え、途中でカンペチェを入れてみた。いわば、トランジットくらいの気分で来てみたカンペチェだったが、ソカロ付近の夜の美しい様子、昼間の世界文化遺産のパステルカラーの可愛らしい町並み、偶然見かけたユカタン子供ダンサー、そして何よりもおいしい新鮮な魚介類に恵まれて、思ったよりもずっと楽しい滞在になった。さぁ、明日はパレンケに心おきなく出発できる!
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