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2010.04.12
再び歯科医へ
メキシコ:カンクン

 スーパーで買ったシーフードミックスを使ってドリアを作ってみた。昔からドリアが大好きであり、かつ今回買ったシーフードミックスが冷凍焼けしていない素敵なフレッシュさだったこともあり、思わずがっついてしまった。で、ガリっと音がして「やばい!」と思ったら、混ざっていたムール貝の貝殻で治したばかりの奥歯を削り取ってしまったのだった。

 あーあ、やっちゃった。

 2−3日様子を見ていたのだが、削ってしまった部分は穴は小さいがかなり深く、冷たい物などが神経に触る。このままの状態でこれから数ヵ月過ごして、いざ我慢ができなくなったらそこはヨーロッパという恐怖体験だけは避けたい。ということで、宿のご主人にいきつけの歯医者を教えてもらって、とにかく治療することになった。

 ところが教えてもらった歯医者が見つからない。さんざん探して、近くの歯医者に入ると教えてもらった女医さんではなく男性の歯科医だった。それでもひっきりなしに患者さんが入ってくるのでとりあえず大丈夫だろうと見てもらうことにしたのだった。それにしても治療方法は大丈夫だろうか。5年前にグアダラハラで夫が女医さんに見てもらった時は、昔の方法でしかも治療が荒いのに1万円も取られたことがあり、新規のメキシコの歯医者さんにはかなりトラウマがある。

 どのように治療するのか、つたない私達のスペイン語と先生も必死で英語を駆使して、お互いに辞書を使いながら確認。どうやらメキシコ・シティーの先生と同じ方式のようなので、それではお願いしますということになった。単純に開いてしまった穴をふさぐことはできないようで、全部削ってもう一度やり直し。神経近くまで穴が空いているので、深い部分はかなりの痛みなのだが結構力強くがりがりとやられた。

 メキシコ・シティーの先生は神経に近い部分にクッション材のような物を置いてからセメントを塗ってLEDで固めたのだが、この先生はクッション材なしで消毒してすぐにセメントだった。これを書いている今は、治療から1ヵ月経過しているが意識して神経の真上でとても固い物を食べると痛い。徐々に慣れていくのか、それとも慣れないのか、今後ちょっと様子見という所だ。

診療所は住宅街の1軒屋

辞書を引きながら色々と確認

うーむ、大丈夫か?

使っているセメント剤

 料金は500ペソ(3500円)。宿のご主人が教えてくれた女医先生だったら200ペソだと聞いていたので随分高いというと、この値段じゃないとできないと言われてお願いしたのだった。宿に戻ってご主人に言うと「歯医者が見つからなかった?500ペソも取られたって?」とご主人が憤慨してすぐに外に出て行ってしまった。しばらくして戻ってきて「あの女医さん、なくなってた」。あまりに治療費が安くてやっていけなかったのかなぁ。日本の治療費と比べると安いし、これで良かったと思う。ヨーロッパでは5倍とかとられそうだからね。まずまず、まともな先生で良かった。

 それにしてもメキシコ・シティーの先生と比べるとやや乱暴な治療だったが料金は安い。もし神経に触らないような浅い虫歯の治療なら、こういう先生でもいいのかもしれないと思った。あ、そうそう。虫歯の治療についてインターネットで調べていたら、最近の日本の最前線の虫歯治療は虫歯部分を削るのでなく、患部に薬品を塗って虫歯菌を殺すという方法らしい。いずれこの方法が一般的になったら削るということ自体も、もう古い治療方法ということになる。

 日本で歯科治療を受ける時には、何が最前線の治療で費用がどのくらいが妥当なのかということなど、全く考えずに歯科医任せだったが、外国で治療するとなるとその辺りをぴっしり調べておかないと不安で仕方ない。そのお陰で、自分の悪い部分についてはだんだんと知識が増えているのはまぁまぁ喜ばしいことだ。


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