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2008.11.01 Vol.2
マリアッチのガリバルディ広場
前回のメキシコ訪問で行かなかった場所の1つにガリバルディ広場があった。夜、特に週末ともなるとマリアッチのグループが出現してお客さんの要望にあわせて演奏してくれるというので有名な広場だ。ガリバルディ広場の周辺は治安が悪いという噂で前回は行く気が起きなかったのだが、悪党の出そうなポイントなどを教えてもらって同宿の2人の旅行者も誘って4人で行ってみることになった。メンバーは日本で映画助監督をしている吉田さんと海外青年協力隊元ドミニカ隊員の藤田さんと我々。面白そう!
元ドミニカ隊員だった藤田さんはとーっても優しいお姉ちゃん。
ごめんねー、キャンディなくなっちゃってとお断り。 |
危ないポイントは無言で早足で通り抜け、広場近くのにぎやかな場所まで無事に到着。まずは腹ごしらえとレストランに入ると、ハロウィンは終わったはずなのに「トリック・オア・トリート」とキャンディーをくれとやってきた子供達を丁重に撃退して乾杯。
あやしそうな店も立ち並んでいる中、なかなか普通のレストランでよかった、よかった。
そこから広場までは100メートルと離れていない。マリアッチの装束に身を包んだ男達のグループがそこにも、ここにも現れてきていた。この中からお気に入りのグループを見つけてお金を支払って演奏してもらうのだが、ざーっと見回して演奏を聞いてみるとあんまりレベルが高くないってことがわかっちゃった。つまり、ここは真剣に演奏を楽しむというよりは夜の公園で粋に女性に音楽をプレゼントするという雰囲気を楽しむ場所らしかった。
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私達がお願いしたグループ。「ワル」な感じが吉田さんの好み |
一番人気のグループは12人の大編成で一曲辺りも高そうだが
注文がひきをきらなかった。 |
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そんな気分になってもいいと思っていたのは4人のうち吉田さんのみ。しり込みする私達に吉田さんは「私が出しますから」と80ペソ(US$6.24)をポーンと供出して1つのバンドに演奏を頼んでくれたのだった。更に「旦那、テキーラはいかがかな」と寄ってきたフリーのテキーラ売りから全員にテキーラをごちそうもしてくれて、私達は恐縮するばかりとなった。ガリバルディ広場は午後10時から盛り上がると聞いていた。徐々に人が集まるとともにシンナーの臭いをぷんぷんさせた怪しい人たちも現れ始めて私達の危険警報もピーピーと作動を始めてきた。
同じ宿の人は明け方まで楽しんだというが、私達は10時で退散。盛り上がりには欠けているがまだ安全時間帯だ。もうちょっと楽しみたい気分もあったが会場を後にした。
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