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2008.10.28
サンクリストバル島のマン・ビーチ
エクアドール:サンクリストバル島

 町外れから更に20分ほど歩いた場所にあったマン・ビーチがサンクリストバルでは一番のお気に入りの場所だった。というのも、とにかく水の色が美しくて白い砂で泳げるしオットセイが昼間からたくさんいるのも魅力的だった。結局、ここには3回足を運んだ。

○10月26日 午後1時半〜
 3回訪れたうちでは一番天気が良くて気温が高かった日だったので、ビーチでは日光浴を楽しんだり遠泳を楽しむ白人の姿が見られた。ビーチの右端の岩場には打ち上げられたようにオットセイがゴロゴロしている。

 これらのオットセイの中にいたとても幼いオットセイ兄弟が今日のヒット。とにかくそのしぐさや表情が愛くるしく、好奇心も旺盛で向こうから近づいてくる。これがガラパゴスの素晴らしい所だ。こちらが危害を加えないとわかれば動物も友好的になる。他の世界では決して経験できないことだ。あまりの可愛らしさに阿呆のようにたくさん写真を撮ってしまった。

 私とオットセイの距離は1mくらいだろうか。本当にもう少しで手の届く距離での触れ合いは本当に楽しかった。

○10月27日 午後1時過ぎ〜
 今日もマン・ビーチに赴く。ガラパゴス諸島にはボランティアの白人の若者がたくさん入っている。昨日は日曜日なので彼らも休暇を楽しんでいたのかもしれない。今日は月曜日のせいかビーチには人っ子一人おらずオットセイの天下だった。

 私は持参してきた水着に浜辺で着替えてさっそく海へ。水はやっぱりとても冷たいが「オットセイと一緒に泳ぐ!」という目的のためには背に腹は変えられないのだ。水辺に近づくとさっそく好奇心旺盛な1頭近寄ってきた。しかも、私が水に入っても逃げない。おお、いい傾向だ。そのまま水に浮かぶと同じ格好をして水に浮かんでいるようだ(私には見えなかったが)。大成功だ。今日はシュノーケリングのギアを持っていないので深い場所に行けないからこれくらいで終了。しかも冷たい水に10分も浸かっていたら相当冷えてきてしまった。

 オットセイは確実に人間と遊んでいる。私は水に一緒に浮かぶだけだったが、この後に来た泳ぎが得意なスペイン語系の白人3人組みがずっと深い場所に行くと、スイーッとオットセイがついていき、足の間をくぐったり、人間が逆立ちすると自分も逆立ちしたりしているのには驚いた。次はシュノーケリングギアを借りて来よう。


○10月28日
 今日はあまり天気が芳しくないが最後の観光日。町中でシュノーケリングギアを借りてマン・ビーチ3度目の訪問。ところがマスクが全く合わない。どう合わせても水が入ってきてちっとも泳ぐことができないのだった。マスクとチューブで1日US$3で借りてきたのだが、全くもって無駄になった。ということでオットセイと一緒に泳ぐのも断念せざるを得なかった。

 今日は大人たちのオットセイの行動観察が面白かった。大きなオスはハーレムをおびやかそうとする若いオスの攻撃が海からと陸からやってきた。怒り狂ったオスは外敵を追いかけてものすごいスピードで浜辺をあっちへこっちへと動き回った。あのヨチヨチと歩くオットセイがヒレをフル回転させるとこんなにも速く動けるのかとビックリ。しかし、敵を追い払って浜辺に戻ってきたオスはやっぱりぐったりとしていた。相当疲れたんだろうなぁ。ハーレム維持も生半可ではできないのだ。

 3回のマン・ビーチはいずれの場合も違った面白さを見せてくれて大満足。サンクリストバル島は大型クルーズ船の発着地と聞いていたので動物にあまり期待していなかったのだが、そんなことはなかった。この島もまたガラパゴスの世界が楽しめたのだった。


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