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2008.10.26
サンクリストバル、オロビーチと町中のビーチの風景
エクアドール:サンクリストバル島

 サンクリストバル到着2日目。昨日は日が落ちてから到着したので今日から観光だ。

 午前中から海沿いの道を空港とは反対方向へと歩いてみた。どんどんと進めてオロビーチ、そしてマンビーチという場所にたどり着き、その先にもかなり先まで歩いていける場所があるということがわかった。今日はマンビーチで折り返す。マンビーチは後日も何度か訪れたのでまとめて別のスケッチにまとめるとして、ここではオロビーチとその手前の町中のビーチの写真をまとめたい。

 町中の海岸にはクルーズ船や私達が利用したスピードボートが着岸できる埠頭があり、周囲は護岸工事されてビーチはないが、途中に水上遊歩道が設けられている。遊歩道の眼下の岩にはペリカンやオットセイが当たり前のように昼寝をしている。もうガラパゴス諸島も3島目なので驚かないが、やはりこれは通常では考えられない光景だ。遊歩道を伝いながら更に海岸を右手に進んでいくと、やがて町並みが終わる。この先にある小さなビーチがオロビーチだ。

 民家の目の前がビーチで、そこにも砂まみれになって日向ぼっこを楽しむオットセイの姿が見られた。それにしても寝返りをうって仰向けにまでなるってのは、かなり緊張を解いている。しかも民家の庭にしつらえた屋根の下の日陰に入り込んでいるのもすごい。庭にオットセイが寝てるってことですよ。そのハンモックには家の人が寝てるってのに!

 ここまで見てきて一旦退却。昼食を町中の食堂でとり、夕方までホテルの部屋でハリウッド映画などをみてゆっくり過ごした。町中のビーチに夕方行くとたくさんのオットセイに会えると聞いていたので、夕方から再びビーチに出かけてみた。

 海岸に出る途中には緑色の人間がたくましく何かの作業を行っている彫刻があった。緑色?超人ハルクか?意味不明の笑える彫刻だ。

 ハルク像の横を通り過ぎると海岸はすぐだ。

 海岸に行く前から「オゥ、オゥ、オゥ」というオスの鳴き声が辺りに響き渡っている。海岸の左端は浜辺になっていて、そこには15頭くらいもいるだろうか本当にたくさんのオットセイが浜辺にあがっていたのだった。浜辺から海に突き出している使われていない埠頭の先にはアオアシカツオドリがいて、その途中には夕日を浴びて胸を張るオットセイがいた。オットセイの中にはベイビーオットセイも数匹混じっている。あどけない表情と艶々とした毛並みは子犬のようでとても可愛らしかった。

 埠頭を越えた向こうのビーチではオスが激しく吠えている。見ると1頭のメスを追いかけているのだがメスは気に入らないらしくて逃げ回っているのだった。

 「オゥ、オゥ、オゥ」と叫びながら走っているのだが、時々息が切れるのかぱったりと伏して休憩する。その間にもメスは距離を離して逃げ延びる。

 この追いかけっこはかなり人間の注目を集めて、みんな同じような思い出があるのかニヤニヤしながら見ていた。陸を走り回りついに勝負は海中にまで持ち越され、海中にはこのハーレムを狙っている別のオスがいて威嚇してきた。それを無視してメスを追いかけると、オスの留守に岸にあがって我ハーレムにしようと試みたりしている。オスは海中のメスが気になりながらもハーレムを守るために浜辺に戻らざるを得なくなった。

 夕刻の浜辺のドラマはなかなか劇的で見ていて飽きなかったが、そろそろ暗くなってきた。夕食でもとろうと、浜辺を午後6時過ぎに離れたのだった。


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